教育年報1963年(S38)-173/180page
2 読書グループの育成
(1)第12回読書感想発表会
1) 目 的
県内には700余の読書グループが存在しているが,
これらのグループでは年々発行されるおびただしい出
版物のなかからどのようにして選び,読み,味わって
いるだろうか。読書グループはどのように運営されて
いるだろうか。たいへん興味ある問題であり,またた
いへん大切な問題であると思われる。
そこで,日頃読書の世話をしている図書館や公民館
の職員と,読者が一堂に会して,読後感を話しあい,
あるいは,読書会についての情報交換等を行なって,
読書運動を更におし進めたい。
2) 主 催
1 地方発表会 地方に一任
2 県大会
福島県立図書館
福島県公共図書館協会
福島県読書推進運動協議会
福島県公民館連絡協議会
3 後 援
地方発表会,県大会ともに開催地の社会教育関係団
体,福島民報社及びラジオ福島
4 発表会の場所と日時
地方発表会
地区名 場 所 期 日
須賀川地区 須賀川市図書館 1月26日
会津若松地区 会津若松市公民館 1月26日
相馬地区 相馬市公民間 1月26日
郡山地区 郡山市図書館 2月 2日
平 地 区 平市平公民館 2月 2日
県北地区 福島県立図書館 2月 2日
県 大 会
昭和39年2月16日(日)
原町市信用金庫ホール
5 発表の種類
第1部 読後感について(読んだ感想,読み方の工
夫など)
第2部 読書会の運営について(読書グループの運
営について)
第3部 家庭における読書について(家庭における
読書の工夫,母と子の20分間読書など)
6 表発の時間
第1部 10分以内(字数は2,800字以内)
第2部 15分以内(字数は4,200字以内)
第3部 10分以内(字数は2,800字以内)
7 助言者
会津若松市立会津図書館長 大村武一
須賀川市図書館協議会委員 伊藤清明
郡山市図書館奉仕係長 水芳枝
原町市公民館長 宝玉義信
8 発表者
地 区 題 名 所属団体名 氏 名 職 業 年令
第1部
会津 「ノンちゃん雲に乗る」を読んで 若幼読書クラブ 堀金金子 公務員 25
須賀川 「橋のない川」を読んで 伊藤ツネ子 銀行員 22
郡山 「愛の終りの時」を読んで 杉山久子 主 婦
福島 「メンコのうた」を読んで 下郷読書グループ 南よし子 農 業 32
石城 「草枕」を読んで 桜グループ 大河原ミヨ 主 婦 27
相馬 「光る海」を読んで 大饗読書会 斎藤コウ 商 業 50
第2部
会津 私達の読書会 棕相の実読書会 宮部美枝子 主 婦 41
須賀川 若竹読書会の運営 若竹読書会 佐藤友幸 公社員 20
郡山 すみれ読書会の現状と今後の問題 すみれ読書会 鈴木スミ 主 婦
相馬 読書会の運営について 大饗読書会 室原マサ子 農 業 29
石城 サークルの足跡を省りみて 桜グループ 矢部登志恵 会社員
田島 読書グループの運営について 下郷町青年会 佐藤清松 公務員 22
第3部
会津 幼児の読書としつけについて 若幼読書クラブ 佐藤恒子 主 婦 31
須賀川 家庭における読書 佐藤静江 主 婦 40
相馬 家庭における読書について 大難読書会 鶴蒔ミツ代 農 業 49