教育年報1963年(S38)-179/180page

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年月日 事業名 開催地 概要
38.10.27 著者と読者の集い 須賀川市 須賀川市東邦銀行ホールにおいて
講師 佐多稲子
参加者 100名
38.10.28 図書館実務講習会 二本松市 二本松市公民館において
○分科会
(1)読書グループをどのようにして育成したらよいか
(2)公民館図書の整理と利用をどのようにしたらよいか
○全体討議
公民館図書を利用して読書グループを育成するにはどうしたらよいか
参加者 公民館職員,読書グループリーダー70名
38.11.8〜10 近世郡山地方史資料展 郡山市 郡山市図書館において
―郡山市発展のあとをかえりみて―
38.11.9〜10 第9回地方史研究講習会 郡山市 郡山市労働会館において
講義
近世地方史資料の取扱い方
講師 福島大学教授 庄司吉之助
福島県における近代史研究の諸問題
講師 東京大学助教授 大石嘉一郎
受講者 57名
38.11.25 評議員会   規約改正について その他
39.2.16 読書感想発表会県大会 原町市 原町市信用金庫において
出場者 15人

5 負担金措置要望

 県公共図書館協会の事業は前述のとおりであるが,こ

れが事業運営費については各加入館の負担金により賄わ

ており,その殆んどが市町村財政負担となっている現状

である。したがって市町村において負担金の予算計上は

財政規模との関連によって非常な困難性にあることに鑑

みて,県立図書館協議会においては,県公共図書館協会

のため円滑に財政措置を得られるように,別記のとおり

の要望書を関係機関に提出し,側面的な働きを行ない市

長会ならびに町村会の,あたたかい御了解を頂戴した。

「要望書」

    福島県公共図書館協会負担金の

    財政措置の指導について

(要旨)

  県内市町村における昭和39年当初予算に福島県公共

 図書館協会の財政措置を講ぜられるようにご指導とご

 配慮をたまわりたい。

(理由)

  福島県公共図書館協会は,昭和24年,本県の図書館

 活動を活発にするため,県内の公立図書館,公民館

 (図書部)その他の読書施設が相寄って結成したもの

であります。

 昭和25年「図書館法」が施行されましてからは,近

代的図書館の進むべき方向もはっきりいたしましたの

で益々意を強くして,共同で処理すべきものは共同で

処理し,単独で処理すべきものは単独で処理して,図

書館活動という専門分野において本県文化の向上に寄

与してまいりました。今後も施設の充実,資料の収

集,職員の研修等において,本協会の果す役割は極め

て大きいものと思料されますので,従来どおりあるい

は従来以上に,本協会の運営資金である負担金につい

て,関係各位の格別なご理解とご支援とをたまわりま

すようお願いいたしますとともに,各市町村に対して

昭和39年度当初予算に本協会負担金の財政措置を講ぜ

られますようご指導とご高配をたまわりたく要望いた

します。

  昭和38年12月1日

        福島県立図書館協議会

          議長  石幡吉左衛門

        福島県公共図書館協会

          会長  桑原善作

福島県総務部長 殿

福島県市長会長 殿

福島県町村会長 殿


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