教育年報1964年(S39)-047/232page
(3) 昭和35年度〜昭和39年度間の支出額 (但し一時金)
給付種別 昭和35年度 昭和36年度 昭和37年度 昭和38年度 昭和39年度 計 給付
件数給付金額 給付
件数給付金額 給付
件数給付金額 給付
件数給付金額 給付
件数給付金額 給付
件数給付金額 退職一時金 304 22,306,973 213 20,963,124 171 15,180,552 234 40,362,368 250 32,786,041 1,172 131,602,058 重復一時金 11 277,729 11 277,729 遣族一時金 1 162,890 3 673,841 5 1,009,044 9 1,845,775 廃疾一時金 1 135,746 1 135,746
共済組合の行なう福祉事業
共済組合の福祉事業には,教職員住宅の建設,成人病
予防助成,生活および住宅資金の貸付け,スキー,レク
リエーション大会の開催,レクリエーション大会助成,
銀婚式祝賀,へき地医薬品の配布等である。以下これら
について順をおって述べることとする。
教職員住宅の建設
住宅の建設には二つの方法がある。一つは共済組合資
金によるものであり,もう一つはへき地振興法に基づく
文部省の国庫補助事業によるへき地教職員のための住宅
建設である。
共済組合資金による住宅の建設は,資金を年6分で市
町村に貸付け,木造住宅は15年,鉄筋コンクリートの住
宅は25年間で債還するものである。
建設戸数は,最終的には教職員の1割を目標にしてい
るので,本県の場合21,000人の教職員の1割の2100戸が
当面の建設目標である。
38年以降の建築町村と戸数は次のとおりである。
38年
田村郡三春町 2戸
南会津郡館岩村 5戸
〃 只見町 1戸単身者用1棟
〃 下郷町 1戸
安達郡東和町 5戸
平市 80戸
常盤市 30戸
勿来市 29戸
双葉町 10戸
安達郡岩代町 6戸
東白川郡古殿村 6戸
郡山市 8戸
計 183戸単身者用1棟
39年度
田村郡常葉町 1戸
双葉郡楢葉町 7戸
伊達郡伊達町 2戸
南会津郡下郷町 2戸
双葉郡浪江町 5戸
安達郡本宮町 8戸
田村郡船引町 4戸
南会津郡只見町 3戸
伊達郡梁川町 2戸
田村郡小野町 4戸
岩瀬郡長沼町 8戸
南会津郡館岩村 1戸
石川郡大東村 2戸
相馬郡飯館村 5戸
田村郡西田村 3戸
田村郡都路村 1戸
安達郡東和町 2戸
耶麻郡山都町 2戸
双葉郡双葉町 5戸
白河市 4戸
石川郡石川町 5戸
石城郡田人村 2戸
福島県 24戸 (鉄筋4階建アパート)
計 102戸
へき地小,中学校教員の住宅建設は,へき地教育振興
法第1条に「教育の機会均等の趣旨に基づき,かつへき
地における教育の特殊事情にかんがみ,国および地方公
共団体がへき地における教育を振興するため実施しなけ
ればならない諸施策を明らかにし,もってへき地におけ
る教育の水準を図ることを目的とする」とあり,市町村
はへき地における教育の振興を図るため,当該地方の必
要に応じて「へき地学校に勤務する教員および職員のた
め住宅の建築あっ旋その他福利厚生のための必要な措置
をとること」になっている。この法律にもとづき町村が
希望する場合国が補助金を交付して行なうもので,昭和
35年以降38年度までの建設戸数は27戸である。
なお39年の建設戸数は次のとおりある。
39年度
石川郡田人村 3戸
東白川郡鮫川村 1戸
東白川郡古殿村 2戸
成人病予防助成
39年度からの新規事業として成人病関係を主体とした
健康診断(人間ドック)を行ないその経費の半額を助成