教育年報1964年(S39)-097/232page
〇 道徳の年間指導計画
〇 道徳の指導方法
(「道徳の指導資料」の活用など)
(5) 道徳教育福島県講習会の開催
1) 趣 旨
小学校および中学校における道徳教育の充実徹底を
期するため,道徳教育における基本問題および指導上
の諸問題を解明し,教職員の資質の向上をはかること
を目的とする。
2) 主 催
文部省,福島県教育委員会
3) 主 題
〇 道徳教育の全体計画他領域との関係
〇 道徳の年間指導計画
〇 道徳の指導方法(「道徳の指導資料」の活用など)
〇 その他,授業の研究など
4) 出張所,会場,期日
信夫出張所 三河台小 岳陽中 10月 5日〜 7日
伊達 〃 保原小 保原公民館 10月 8日〜10日
安達 〃 二本松北小 二本松中 10月 7日〜 9日
安積 〃 芳山小 郡山二中 9月16日〜18日
岩瀬 〃 鏡石一小 鏡石中 9月15日〜17日
田村 〃 三春中 9月14日〜16日
西白河〃 白河一小 白河中央中 9月 7日〜 9日
東白川〃 棚倉小 棚倉中 9月 8日〜10日
石川 〃 石川小・中 9月 9日〜10日
南会津〃 田島小・中 10月28日〜30日
大宮小・中 10月29日〜31日
北会津〃 城北小 若松一中 10月26日〜28日
耶麻 〃 喜多方二小 喜多方一中 9月28日〜30日
両沼 〃 坂下小 坂下二中 10月27日〜29日
石城 〃 平一小 平中 9月14日〜16日
双葉 〃 富岡二小 富岡二中 9月17日〜19日
相馬 〃 鹿島小 鹿島中 9月16日〜18日
5) 反 省
〇 会期,参加者の決定については検討の余地がある。
〇 授業研究をおりこんだ計画は効果的であった。
(6)文部省道徳教育研究学校研究発表会の開催
昭和38年度以来継続して下記学校が指定をうけていた
が,本年は,最終年度にあたり,それぞれ研究発表会を
開催し,各地区の小・中学校の道徳教育に大きな貢献を
した。
1) 白河市立五箇小学校 (校長名 吉田三郎)
〇 研究主題 「道徳の時間」において資料,特に視聴
覚教具教材などのように整備し活用した
らよいか。
〇 期 日 昭和39年10月8日(土)
〇 講 師 文部省調査官 青木孝頼
〇 分科会
・ 低学年 ―低学年の指導において,視聴覚教具教
材特にスライド,紙芝居,絵ものがた
り等をどのように利用したらよいか。
・ 中学年 ―中学年の指導において,視聴覚教具教
材特にスライド,ラジオ,録音等をど
のように利用したらよいか。
・ 高学年 ―高学年の指導において,視聴覚教具教
材特にスライド,テレビ,統計図表等
をどのように利用したらよいか。
・ 中学校 ―資料をどのように活用して授業をすす
めたらよいか。
2) 平市立平第一小学校
〇 研究主題道徳の時間の指導法
―視聴覚教具教材の活用と整備―
〇 期 日 昭和39年10月27日
〇 講 師 東京大学助教授 佐藤俊夫
〇 分科会および全体会
各学年ごとに分科会をもち,研究を深めた。全体
会においては,〇 道徳の時間の指導計画立案につい
て,〇 道徳の時間の指導法の問題点について,〇 道
徳の時間の効果をあげるための基礎研究等につい
て,研究発表があり,それぞれ内容が充実してい
た。
3) 河沼郡湯川村立湯川中学校
〇 研究主題 道徳の時間における指導過程と資料の効
果的な使い方はどのようにしたらよい
か。
〇 期 日 昭和39年11月4日
〇 講 師 お茶の水女子大学教授 宮田丈夫
〇 分科会および全体会
小学校は「内面化をはかるための資料をどのよう
に活用したらよいか」,中学校は「内面化をはかる
ための指導過程と資料の効果的な使い方はどうした
らよいか」について研究し,全体会においては,湯
川中の実践に裏づけられた深い研究の発表があっ
た。
4) 二本松市立二本松中学校
〇 研究主題 全体計画の検討と改善について
〇 期 日 昭和39年11月12日,13日
〇 講 師 文部省初等中等教育局視学官 大内進
東京教育大学教授 唐沢富太郎
〇 分科会および全体会
分科会においては指導法を中心に,全体会では,
全体計画の検討と改善,指導法の充実について,研
究が深められた。
(7) 道徳教育研究学校研究発表大会の参加
1) 趣旨 道徳教育研究学校における2年間の研究成果
を公開発表し,道徳教育の充実改善に資す
る。