教育年報1964年(S39)-104/232page
会場 講座内容 講師所属校 講師氏名 研究授業一教師実験を主として 福島高 野地勝位 教師実験による物理指導の問題点について(研究協議) 県教委指導室 若杉栄 くふう改良された実験(器具)の紹介―実演,実習 福島商高 宍戸俊哉 〃 相馬高 亘理尚寛 物理教育における評価について 県教委指導室 若杉栄 理科教育と視聴覚教具 〃 藤井勇
5) 実施状況および所見
夏期休業中の暑いさ中の6日間で,相当こたえるか
と予想されたが,どの部会のどの会場も,講師陣・受
講者ともきわめて熱心に講座が展開された。多くの意
味できわめて効果的な講座であったと考えられる。し
かし,観点を変えた場合下記のようないくつかの反省
点もあり,今後の実施には考慮されなければならない
と思う。
ア 教具の製作等,実技を主とするものは効果が多
く,時間不足の感があったので,さらに多くの時間
がほしい。
イ 研究授業については,休暇中のため対象学校に迷
惑をかけたが,この講座の効果をあげる上にはぜひ
実施したいものである。
ウ 6日間同一人の出席はいろいろ困難を伴う。
エ 小ブロックにして会場を増加した方がよい。
オ 事前研究をする期間が与えられると効果的であ
る。
カ 女教師をもっと多く参加させた方がよい。
キ 実施計画をもっと早めにしてほしい。
ク 予算面に会場費を計上し,会場提供校への配慮を
示した方がよい。
ケ 受講者の発表も計画の中に入れてほしい。
コ 魅力ある講座にするため本庁もしくは他の著名講
師を加えられたい。
サ 一般旅費による参加であるため,他管内からの参
加に大きな支障となる。
シ 各会場の実施担当者の打ち合わせ会をもって,共
通理解をもつことがぜひ必要である。
(2) 中学校技術・家庭科挾研修会
1) 目 的
中学校の技術・家庭科を担当する教員を対負とし
て,この教科の実技に関する指導能力の充実向上をは
かる。
2) 主 催
文部省,福島県教育委員会
3) 日程,期日,会場参加者等
会場名/部会名 木材加工 家庭工作 金属加工 備考 福島4中 8/3〜8/6 7/21〜7/24 7/21〜7/24 9〜16時 郡山1中 8/10〜8/13 〃 郡山2中 8/3〜8/6 〃 若松2中 8/3〜8/6 8/10〜8/13 〃 勿来2中 8/3〜8/6 〃 平 3中 7/21〜7/24 〃 参加者数 155名 155名 155名
4) 講 師
地区実技研修会に参加した者および中学校教員をも
ってあてた。
会場名 部会名 講師所属校 講師氏名 福島4中 木材加工 福島2中 関根千代二 〃 金属加工 福島4中 小池昭 〃 家庭工作 福島1中 萩原功 郡山1中 木材加工 郡山1中 菅野正男 郡山2中 金属加工 郡山2中 円子靖治 〃 家庭工作 〃 古市欽二 若松2中 木材加工 河東1中 本田新一郎 〃 金属加工 若松2中 吉田満 〃 家庭工作 若松3中 玉川知 勿来2中 木材加工 勿来2中 秋山芳郎 平3中 金属加工 四倉中 榊原充 〃 〃 平3中 高橋真次 勿来2中 家庭工作 勿来2中 秋山芳郎 全般 指導室 横内直典 〃 〃 佐藤貞子
5) 実施状況および所見
夏期休業中の暑い盛りの時であったが,各地区とも
講師陣の周到な準備と指導によって,研修の先生方も
技術・家庭科の実技能力向上しなければならないこと
を自覚されているので,昼休みの時間ももどかしいと
いう状態であった。