教育年報1964年(S39)-181/232page
(6) 講習内容
講習は小学校部会と中・高等学校部会の2部にわか
れ各部会は次の班別によって実技研修を行なう。なお
各運動種目の指導上の問題点をまとめておくこと。
また,日程第1日の午後には別紙「実技指導の研究
発表要領」による実技指導法の研究を行なう。
1) 小学校部会
ア 徒手・器械班
イ 陸上運動班
ウ ボール運動班
エ リズム運動班
2) 中・高等学校部会
ア 徒手,器械班
イ 陸上競技班
ウ サッカー班 (中学校)
エ ラグビー班 (高等学校)
オ ダンス班
(7) 講師
1) 小学校部会
東京教育大学付属小学校教諭 石上秀雄
東京都教育委員会指導主事 三浦勇
埼玉大学教育学部助教授 大熊豊蔵
富山大学教育学部講師 安藤幸
2) 中学校,高等学校部会
千葉大学教育学部教授 遠山喜一郎
東京学芸大学助教授 長谷川常次郎
東京教育大学体育学部助教授 多和健雄
日本体育大学講師 綿井永春
大東文化大学講師 江田昌祐
東京学芸大学助教授 渡辺江津
(8) 日 程
日/時 9:00 9:30 10:00 11:00 12:00 13:00 15:00 16:00 第1日 受付 開講式 全体会議 会場移動 班別実技(実技指導の研究発表) 日程説明 諸準備 第2日 班別実技 班別実技 第3日 班別実技 班別実技 第4日 班別実技 研究協議 閉講式
(9) 状 況
権威ある講師陣と充実せる内容をもった文部省主催
の大規模な講習会であり,この機に本県指導者の資質
向上のためにと多数参加できるよう配慮したが,講習
会の運営上,各班の人員を50名を超えないよう規制し
たため,県内参加者は各班とも10名程度におさえなけ
ればならない状況であったが,各出張所管内よりそれ
ぞれ地域の指導者としての適任者の参加を得て,その
ねらえはじゅうぶんに達せられたと思う。会場につい
てはこの講習会と同時開催された昭和39年度学校体育
担当者格技講習会の会場とあわせて11会場の多きにわ
たり,施設,設備,用具,役員の整備,充当などにつ
いていろいろと問題点はあったが,会場の各小学校,
中学校,高等学校および各役員の全面的なご協力を得
て,各班ともきわめて円滑効果的に運営され,所期の
目的を達することができた。
2 昭和39年度学校体育担当者格技講習会
学習指導要領の改訂にともない中学校および高等学校
の格技の指導内容を研究するとともに実技の指導力の向
上をはかり,各都道府県の格技指導者養成を目的とする
文部省主催昭和39年度学校体育担当者格技講習が岐阜
県,三重県以東の24都道府県より参加者をあつめ本県に
おいて開催された。
(1) 主 催
文部省,福島県教育委員会,福島市教育委員会
(2) 時期および期間
昭和39年5月18日(月)〜5月22日(金) 5日間
(3) 参加都道府県地区区分
岐阜県,三重県以東の24都道県
(4) 会 場
柔道 県立福島高等学校
剣道 県立福島農蚕高等学校
(5) 参加者 (剣道71名 柔道77名)
1) 次にかかげる者のうち,都道府県ごとの中学校お
よび高等学校体育担当者で格技講習会の際の講師と
なる予定のもので都道府県教育委員会の推せんする
もの。
ア 指導主事
イ 教員養成大学の体育担当教官
ウ 中・高等学校の教員
2) 都道府県の教育委員会の推せんする参加者数は柔
・剣道それぞれ3名とする。ただし,参加者のなか
に中・高等学校それぞれ1名以上を必ず入れるこ
と。
(6) 格技の講習内容