教育年報1964年(S39)-192/232page
研修しスポーツ教室の普及を約束して解散する。
4 教育キャンプ村の開設
期日 昭和39年7月22目〜8月3日
場所 猪苗代町天神浜
講飾 福島大学助教授 佐藤克己
猪苗代町東中学校長 大堀三男
〃 吾妻一中校長 渡部義健
〃 吾妻一小教諭 星護郎
〃 教育委員会事務局 星滋
県教委保健体育課体育係長 佐々木英雄
〃 指導主事 石井源次
〃 北会出張所指導主事 沼沢東吾
参加人員 2,091名
中・高校生が大部分であったが,青年団,ユース・ホ
ステルクラブ,青年学級,教育委員会など一般の利用
者が増加し,昨年より300名ほど増加した。しかし,
800名程参加のことわりをすることについて,検討の
余地がある。
5 スポーツテスト講習会
スポーツテスト実施方法の研究を内容にし,県内5地
区にて研修会を開催した。
期日,会場および参加者数
県北地区 9月2日 福島第一小学校 109名
相双地区 9月3日 原町第二中学校 89名
石城地区 9月4日 平第二小学校 114名
県南地区 9月8日 郡山第三中学校 112名
会津地区 9月9日 若松女子高椋 184名
計 608名
講師
福島大学学芸学部助教授 青田峯雄
同 上 佐藤克己
県教委保体課指導主事 石井源次
同 上 鈴木正一
対象
体育指導委員
市町村スポーツ少年団指導者
小・中・高校教員
以上の5か所において,文部省中央講習会参加者が講
師となり,伝達講習令を開催したが,学校教員が大部分
で体育指導委員の参加が少なかったのは遺憾である。
40年度実施に当ってはぜひ体育指導員を派遣されるよ
う,市町村教育委員会に望む次第である。
6 ユース・ホステル普及講習会
期日 昭和40年2月23日
会場 相馬郡小高町役場
内容
野外活動の普及奨励とユース・ホステルの役割・
県教委保健体育課指導主事 石井源次
社会体育の振興について
県教委相馬出張所指導主事 久保田誠
ユース・ホステルの普及について
県ユース・ホステル協会副会長 碓井橘造
参加者 体育指導委員 40名
1日間の講習会であったが,会員の普及,ユース・ホ
ステルの増加をはかるうえに非常に有意義であった。
参加者が少なかったのは開催の時期と通知の不徹底が
考えられる。
7 「スポーツの日」の行事開催
期日 昭和39年10月3日
場所 中央会場 各出張所管内1市町村を指定し管内
の中央会場としてモデル的に実施し,その他の市町村
もこれに準じて体育行事をもった。
内容 フォークダンス大会,サイクリング大会,体育
祭,その他
このスポーツの日の行事は,10月3日に行事をもつこ
とは農村地区の多い本県においては開催が困難であり,
農繁期が終ってから実施したところがあった。
8 第3回東北,北海道体育指導委員研究大会兼
福島県体育指導委員研究大会
期日 昭和39年8月18,19日
会場 福島市立福島第一小学校
内容
〇 講演
スポーツ振興と社会体育の現状について
東京教育大学教授 竹之下 休職
〇 事例発表
各道県より各1名の発表があった。
〇 研究協議
第1分科会 地区社会の特性に即したスポーツの
振興について
第2分科会 青少年のスポーツ活動について
第3分科会 スポーツ教室の運営について
第4分科会 スポーツテストの普及について
参加者
北海道,東北各県,体育指導委員代表 各3名 18
〃 〃 主管課担当者 各2名 12
福島県体育指導委員 200名
参加者総数230名の盛会で2月間にわたり有意義な研
修会を開催することができた。特に中央講師,東京教育
大学の竹之下教授の講演は大変有意義であって,今後の
社会体育推進に大いに力づけられた。