教育年報1965年（S40）-073/213page

使用頻度等をじゅうぶん考慮し、また、理科技術教育

振興の見地から理科教育関係設備(理振法の補助対象

となる物品は除く。)の整備充実、視聴覚教育設備の整

備充実、特殊学級の置かれている小学校および中学校

における当該学級に必要な教材の整備充実に意を用い

ている。

　12　公立養護学校教育費国庫負担金(教材費)

　義務教育費国庫負担金(教材費)における事業内容

と全く同様である。

　昭和40年度は前年度に比し

　児童・生徒1人当りの単価が

　　肢体不自由の児童等を就学させる養護学校にあっ

　　ては1,850円が2,040円に

　　精神薄弱の児童等を就学させる養護学校にあって

　　は　　1,200円が1,320円に

　　病弱の児童等を就学させる養護学校にあっては

　　　　　1,000円が1,100円に

　それぞれ約10%の引き上げ　行なわれた。

　昭和40年度事業実績の概要は次のとおりである。

ことを目的とされ、補助事業の種別は次のとおりであ

る。

設置者別	負担金の額	39年度における 負担金の額	増減	摘要
	円	円	円
福島県	266,424	211,177	55,247	県立養護学校
福島市	50,160	―	50,160	新設
計	316,584	211,177	105,407

　　(事業額は上記の2倍以上となること。)

　13　養護学校等設備費補助金

　盲学校・聾学校および養護学校ならびに特殊学級に

おいて障害に適応した教育を実施するために特別に必

要とする設備を充実するため、国がこれらの学校およ

び特殊学級の設置者に対しその設備の充実に要する

経費の一部を補助し、もって特殊教育の振興に資する

ことを目的とされ、補助事業種別は次のとおりである。

(1)養護学校設備充実事業

(2)特殊学級設備充実事業

(3)盲学校・聾学校弱視難聴教育設備充実事業

(4)盲学校高等部理療科設備充実事業

(5)盲学校リハビリテーション課程設備充実事業

(6)聾学校幼稚部設備充実事業

(7)スクールバス購入事業

　昭和40年度における本県の事業概要は次のとおりで

ある。

(1)特殊学級設備充実事業

設置者名	学校名	事業総額	補助金の額	摘要
		円	円
福島市	瀬上小学校	140,000	70,000
〃	吉井田小学校	147,652	70,000
〃	福島第一中学校	280,000	135,000
〃	福島第二中学校	280,000	135,000
吾妻町	野田中学校	285,000	135,000
川俣町	福田小学校	140,000	70,000
〃	川俣中学校	270,000	135,000
桑折町	醸芳中学校	289,270	135000
伊達町	伊達小学校	161,630	80,000
国見町	藤田小学校	175,450	80,000
二本松市	岳下小学校	160,340	80,000
〃	岳下中学校	300,034	140,000
岩代町	田沢小学校	160,000	80,000
白河市	白河中央中学校	280,000	135,000
棚倉町	棚倉中学校	270,000	135,000
塙町	塙小学校	160,000	80,000
〃	笹原小学校	160,000	40,000
好間村	好間第一小学校	160,000	80,000
〃	〃	80,000	40,000
〃	好間第三小学校	160,000	80,000
内郷市	内郷第一中学校	388,170	140,000
〃	高坂小学校	146,063	70,000
勿来市	植田小学校	160,000	80,000
〃	勿来第一小学校	80,000	40,000
常磐市	長倉小学校	80,000	40,000
相馬市	中村第一中学校	270,000	135,000
飯館村	草野小学校	160,000	80,000
梁川町	梁川小学校	160,942	80,000
計18市町村	28校	5,504,556	2,600,000

(2)特殊学級設備充実以外の事業

設置者名	事業の種別	学校名	事業総額	補助金の額	摘要
			円	円
福島県	盲学校・聾学校弱視難聴教育 設備充実事業	福島聾学校	340,000	170,000	難聴中学部
〃	〃	郡山聾学校	250,000	125,000	難聴小学部
〃	〃	会津盲学校	260,000	130,000	弱視
〃	〃	平盲学校	260,000	130,000	〃
〃	盲学校高等部理療科 設備充実事業	福島盲学校	324,000	100,000
〃	スクールバス購入事業	養護学校	1,400,000	700,000
福島市	養護学校設備充実事業	福島市立養護学校	560,000	280,000
計			3,394,000	1,635,000

　14　特殊教育学校職業教育費補助金

　盲学校・聾学校および養護学校(以下「特殊教育学

校」という。)の中学部における技術・家庭科(精神薄

弱者を教育する養護学校にあっては、職業・家庭科と

する。以下同じ。)に必要な設備の充実を図り、また、

特殊教育学校の高等部における新しい職業分野を開拓

するための実験的な教育、研究を促進し、もって特殊

教育の振興に資することを目的とされ、補助の対象と

なる学校は

(1)中学部における技術・家庭科に必要な設備につい

　ての補助にあっては、昭和39年度現在中学部を設置

　している学校。

(2)高等部における新しい職業分野を開拓するための

　実験的な教育研究についての補助にあっては、高等

　部を設置している特殊教育学校で、原則として当該