教育年報1965年(S40)-079/213page

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 第4回 10月18日〜10月30日

北会 城西小学校教頭  佐竹虎男 校長 (小)

両沼 本郷第一小学校教頭根本愛吉 校長 (小)

東白 棚倉小学校教諭  江田栄之助

                 指導主事(図・美)

 第5回 11月8日〜11月20日

伊達 半田醸芳小学校長 大谷香 校長 (小)

耶麻 豊川小学校長    佐藤善喜 校長 (小)

県教委事務局学務課

       高校管理係長 菅野定次 管理主事

(4)講座の内容および日程

午前9.30〜12.00 午後1.30〜4.30
午前9.30〜12.30 午後1.30〜4.30
初等中等教育の諸問題 わが国教育の基本問題 教育委員会と学校管理 法規演習(1)
現代の思想 特別講議 教職員の人事管理 法規演習(2)
世界の教育 学級経営 学習指導 法規演習(3)
青少年の問題 (国立青年の家へ移動) 道徳教育 道徳教育について
研究発表および協議 情報交換 文教予算と教育費 全体討議
見学 見学 特別講義  

 3 学校長等海外教育事情視察

 文部省の補助による海外教育事情視察は、小学校・

中学校・高等学校(特殊教育諸学校を含む)および教

育行政機関の4区分のうち、本年度は高等学校関係の

代表を派遣することにし、県立安積女子高等学校長・

池下泰弘氏を推鷹した。池下校長はヨーロッパ班に属

し、9月15日から10月29日までヨーロッパ諸国

(イギリス、フランス、西ドイツ、イタリア、スイス、

スエーデン、ノールウェイおよびデンマークの各国とし、

イギリスを主な視察国とする)の教育事情を視察し、

多大の収穫を得た。

 視察者の推薦条件は次のとおりである。

(1)次の各号の1以上に該当する者

 1) 文部省主催の校長・指導主事等研修講座の受講者

 2) 文部省主催の教育課程研究発表大会等で優秀な

  成果を収めた者

 3) 教育または教育行政について相当の経験を有し、

  その実績がすぐれている者

 4) 都道府県教育委員会においては、部課長または

  これと相当の職にあたるものとし、市町村教育委

  員会においては、課長以上の職にある者

(2)従来の文教施策に積極的に協力し、推進した者

(3)協調性にとみ、長期の団体行動にたえうる者

(4)身体が強健で長期の旅行にたえうる者

(5)年令52歳(昭和40年4月15日現在)以下の者、た

 だし前年度推鷹者等特別の事情のある者については

 53歳までの者について特に詮議することがある。

(6)日常会話に必要な英語の能力を保持する者

  なお、過去5年間の本県よりの参加者は次のとお

 りである。

 昭和35年度 福島二中校長      西沢長吉

    36年度 会津高校長       田中平作

    37年度 県教委学校教育課長 酒井忍

    38年度 梁川町粟野小学校長 遠藤伊雄

    39年度 郡山市三穂田中学校長 佐久間俊隆

 4 教職員研究奨励

 本県の児童・生徒の学力向上に関連して、教職員の

積極的な学術的研究ならびに教育実践的研究を奨励し、

本県教職員の資質の向上、ひいては本県教育の振興を

図ることを目的とし、学習指導法や教材研究および教

育に関する専門的研究を行なう県内の公立小・中学校、

幼稚園ならびに県立学校教職員の中から研究を募集し

た。
応募件数: 小学校関係 7 計 26
  中学校関係 1
  県立学校関係 18

 なお、採択者には、「福島県教職員研究奨励金交付

票項」に基づき、1件1万円の奨励金が交付された。

採択者と研究主題
所属校 氏名 研究主題
石城・豊間小 宮本義門 各学年の道徳主題の資料をどうおさえたらよいか
信夫・福島一中 高橋紀信 中学校地学教材としての地域資料の開発について
須賀川女子高校 武田奥一 高等学校歴史教育とプログラム学習
塙高校 関根健一 工業高校機械科における技能コースの教育課程の編成
平ろう学校 佐藤清 ろう学校における視聴覚教育について

 5 英語教員現職講座

 文部省と県教委共催で、昭和36年度から5か年計画

で県内の中学校・高等学校英語教員を対象に実施した

もので、本年度はその最終年度であった。

(1)目的 中学校および高等学校における英語担当教

 員に対し、英語を聞き、話す現職教育を行ない、そ

 の指導力の改善向上を図る。

(2)主催 文部省 福島県教育委員会

(3)会期 6日間

  第1回 昭和40年7月 5日〜7月10日

  第2回 昭和40年7月19日〜7月24日


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