教育年報1965年(S40)-102/213page
れているか、基礎実験については各学校と
も急増期などで、これが運営に努力されて
いるが、その指導について協議した。
工 業 部 会
協 議 題
(1)生徒の能力差の拡大化に対し、学習指導
上どのように対処したらよいか。
最近の入学率の上昇に伴ない生徒の能力
差が目だってきているが、学習指導上どの
ようなくふうがあるかについて、各校の実
践例を基として協議した。
(2)生徒の事故・非行の増加傾向に対し、生
徒指導上どのように対処したらよいか。
生徒の事故や非行が一般的に増加してい
る現状から各学校における方策や実践につ
いて協議した。
(3)産業界の要請に応ずるための教育課程は
どのように編成したらよいか。
世界の先進諸国の教育改革は、技能、技
術を中心に行なっている。本県では、基礎
技術の教育(技術コース)に重点をおいた
ものを中心に実施されているが、本県の実
態からみたコースの設定について協議した。
商 業 部 会
協 議 題
(1)生徒の能力差の拡大化に対し、学習指導
上どのように対処したらよいか。
各学校の実践例をもととして協議した。
(2)生徒の事故・非行の増加傾向に対し、生
徒指導上どのように対処したらよいか。
各学校における方策と実践について協議
した。
(3)新教育課程(類型制)実施に伴なって、
どのような問題点があるか。
各学校の類型について協議した。
(4)伝 達 講 習
ア.昭和40年度商業科教員長期研修(県単
事業)
イ.昭和40年度産業教育指導者養成講座
(文部省)
(5)事務機械教育のあり方はどうあるべきか。
(6)そ の 他
1) 学校で実際に履修する科目と就職試験
実施科目との関連について。
2) 商店経営後継者養成ならびに県内就職
促進の方策について。
3) 中学校の進学指導ははたして適切にお
こなわれているだろうか。
4) 実習指導の拡大にともなって、実習助
手の設置なり、実験実習費の増額がのぞ
まれる。
家 庭 部 会
協 議 題
(1)各学科における家庭科教育の運営を効果
的にするには、どのようにすればよいか。
―とくに食物の指導を中心にして―
演習1)「食物1」における指導内容の範囲
と程度について
演習2)「食物2」における指導内容の範囲
と程度について
演習3)実験、実習、施設設備の効果的運営
について
演習4)H.P FHJ、技術検定の効果的運
営について
(2)女子教育と家庭教育をどのようにすすめ
たらよいか。
1) 伝達 女子教育と家庭科教育について
2) 講話 女子教育と家庭科教育について
進路指導部会
協 議 題
進路指導の問題点とその対策について
(1)進路指導に関して、卑しく共通理解を得
るためには、どうずればよいか。
(2)進路指導の計画や校内体制をどのように
すればよいか。
(3)進路指導の方法、技術をどのように改善
すればよいか。
(4)関係機関との協力をどのようにすればよ
いか。
(5)中学校、高等学校新規卒業者の推薦、選
考開始の時期等について、どのように改善
すればよいか。
(6)そ の 他
2) 昭和40年度福島県産業教育実技講習会
ア.目 的
わが国産業界における科学技術のいちじるし
い進歩にかんがみ、高等学校の職業に関する教
科担当教員の、実技を主とする研修を実施し、
もって、高等学校産業教育担当者の資質と、指
導力の向上を図る。
◆主 催 福島県教育委員会
◆共 賛 福島県高等学校教育研究会農業部会
〃 工業部会
〃 商業部会
〃 家庭部会
イ.教科別、期日、会場、講習内容、参加人員
教科 期日 会場 講習内容 人員 農業 7月26日(月) 岩瀬農業高等学校 別添教科別要項を参照のこと。 約50名 7月27日(火) 7月28日(水) 7月29日(木) 工業 7月26日(月) 郡山工業高等校 機械コース 約20名 7月27日(火) 電気コース 約20名 7月28日(水) 工化コース 約20名 7月29日(木) 計60名