教育年報1965年(S40)-115/213page
本年度において、特別教育活動の改善充実を図るた
めにとられたおもな施策は下記の通りである。
1.小学校教育課程研究集会特別教育活動部会
(1)研究主題
共通問題「クラブ活動の計画と運営は、どのよ
うにすればよいか。」
(2)主 催 福島県教育委員会 各地区における市
町村教育委員会連絡協議会
(3)期 日 昭和40年7月27日、28日
(4)会 場
県北(福島) 県中(郡山) 県南(白河)
会津(会津若松)石城(平) 相双(浪江)
2.中学校教育課程研究集会特別教育活動部会
(1)研究主題
共通問題「生徒会活動を活発にするには、どう
したらよいか。」
県問題 「学級活動における進路指導は、どう
あればよいか。」
(2)主 催 福島県教育委員会 各地区における市
町村教育委員会連絡協議会
(3)期日 昭和40年7月29日、30日
(4)会場 小学校教育課程研究集会に同じ。
3.高等学校教育課程研究集会特別教育活動部会
(1)研究主題
県問題「クラブ活動(特に指導計画、組織と
運営を中心として)を、どのように指
導したらよいか。」
(2)主 催 福島県教育委員会
(3)期日、会場
8月10日、11日 県南(県立安積女子高校)
8月12日、13日 会津(県立会津高校)
8月17日、18日 県北(県立福島西女子高校)
8月19日、20日 浜 (県立富岡高校)
4 小学校教育課程研究発表会への参加
11月24日〜26日、東京で開催された研究発表会に、
本県からは、黒田辰男教諭(行健小)、
日下ミツイ教諭(川俣小)が参加した。
5.中学校教育課程研究発表会への参加
11月18日〜20日、東京で開催された研究発表会に、
本県からは、添田俊夫教諭(沢田中)、村越伝教諭
(泉中)が参加し、村越伝教諭は、県問題「学級活
動における進路指導は、どうあればよいか。」につい
て発表した。
6.高等学校教育課程研究発表会への参加
11月15日〜17日、東京で開催された研究発表会に、
本県からは、佐藤禎助教諭(若松女子高)、
鈴木一教諭(内郷高)が参加し、佐藤禎助教諭は、県問題
「クラブ活動を、どのように指導したらよいか。」に
ついて発表した。
7.初等教育指導者講座への参加
(1)期日 昭和40年5月11日〜13日(3日間)
(2)会場 秋田県秋田市
(3)参加範囲、参加者
各都道府県の指導主事および各教科等について
指導的立場にある教員のうち、都道府県教員委員
会の推せんするもの。特別教育活動部会には、本
県より3名出席した。
8.特別教育活動研究発表会の開催
(1)期日 昭和40年11月2日
(2)会場 安積郡大玉村立大山小学校
(3)主催 福島県教育委員会 福島県企画開発部
(4)研究主題
「特別教育活動における統計資料の生か
し方とその指導」
9.特別教育活動研究の促進
特別教育活動の改善充実を図るために、その研究
を促進し、本質的な問題点と実践上の諸問題の解明
に努めさせるとともに、その研究活動の指導にあた
った。
そのおもなものは下記の通りである。
(1)特別教育活動研究会
7月24日、郡山市立郡山第二中学校において、
「特別教育活動の問題点と研究のすすめかた。」に
ついて、郡山出張所管内教員を対象として研究会
を開催した。
(2)学級経営研究会
11月16日、原町市立原町第二小学校において、
「学級づくりと学級会(学級)活動のすすめかた。」
について、相馬出張所管内教員を対象として研究
会を開催した。
(3)中学校特別教育活動研究会
11月25日、石川町立石川中学校において、「中
学校における特別教育活動の問題点」について、
主として県南地区教員と対象として研究会を開催
した。
2 学校行事等
学校行事等の運営については、種目、内容の精選と、
全人教育の立場から他領域との関連を考えた指導に力
を入れてきたところである。
小学校においては、地域や学校の実情に応じた年間
計画、個別計画の充実と改善につとめている。すなわ
ち、ふだんの学習と密接したかたよりのない種目、内
容であるように、事前指導に多くの時間が費やされる
ことがないように、み力ある効果的な計画・運営であ
るようになどがそれである。また、児童の積極的参加
による自主性・創造性の育成、集団の中での個人の指
導、結果や形式だけにとらわれない、過程を重視した
指導などに力を入れている。
中学校においては、教師の共通理解と協力、個別計
画の充実改善、生徒の自主性の重視と教師の指導助言
のあり方、集団の中での個人の指導、指導結果の評価
などに努力している。
高等学校においては、教師の共通理解と協力、学校
種別に応じた年間計画・個別計画の充実、ふだんの学
習、他領域との関連、生徒の自主性の重視と教師の指