教育年報1965年(S40)-142/213page
(6)日 程
午 前 午 後 夜 間 第1日
(7.15)開会式 わが国社会教育行政の問題点 本県社会教育の現状と問題点 研究協議 第2日
(7.16)教育課程論 近世における自我の確立について 成人教育での学校、学級の
学習内容編成研究協議 第3日
(7.17)社会教育計画と社会調査 第4日
(8.2)わが国産業経済の現状と今後の方向 研究協議 第5日
(8.3)成人教育での学校、学級の
学習内容編成家庭経営と消費者教育 研究協議 研究協議 第6日
(8.4)社会心理概説 閉会式 (7)研修会に作成した資料
1) 昭和40年度社会教育主事研修会要項
2) 昭和40年度市町村社会教育主事研修会実施報告
書(各講師の講義を中心に集録)
(8)効 果
社会教育担当者の現職教育として、合宿による長
期研修の機会をもち、講義、研究討議等をとおして
熱心な研修が行なわれた。
これによって、受講者の資質の向上と指導力の強
化がはかられ、地方における社会教育の振興充実上
大きな効果をあげ得たものと思われる。
3 社会教育委員研究協議会
(1)目 的
社会教育委員の性格・任務および活動上の諸問題
について研究協議を行ない、もって本県社会教育の
振興に資する。
(2)期日・会場・参加者数
40・7・28〜29 福島市飯坂町、県婦人会館72名
(3)講 師
福島大学学芸学部長 平井博
福島県教育委員会社会教育課長 丹野清栄
(4)参加対象者 市町村社会教育委員
(5)内 容
1) 研究協議題
ア、社会の変ぼうに即応する地域社会計画はどう
あるべきか。
(ア)社会教育委員制度の本来の目的および運営
の現況について
(イ)社会教育計画立案に関する社会教育委員の
職務について
イ、青少年教育振興充実方策について
(ア)青少年教育振興充実のための条件整備につ
いて
(イ)青少年指導のあり方とその方法について
ウ、成人教育振興充実の方策について
(ア)成人教育振興充実のための条件整備につい
て
(イ)成人教育における市民性の向上について
(ウ)家庭教育の振興充実について
2) 講 義
ア、社会開発と社会教育
イ、社会教育委員の性格と任務について
3) 効 果
社会教育委員が社会教育の現状を具体的に検討
し、社会教育委員制度の本来の目的を理解し、市
町村社会教育計画樹立について理解を深め得た。
今後の社会教育振興充実に社会教育委員の活動が
大いに期待される。
4 総合社会教育研究協議会
(1)目 的
社会教育関係者と社会教育に関連する行政機関、
団体関係者の参加を得て、相互の理解を深めるとと
もに、社会教育について総合的な研究協議を行ない、
もって、社会教育の振興および地域の発展に寄与す
ることを目的とする。
(2)期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数 40.9.7〜8 福島市公民館 75 9.9〜10 喜多方市厚生会館 120 9.14〜15 塙町公民館' 140 9.16〜17 磐城市市民会館 150 (3)講 師
東京教育大学教育学部教授 平沢薫
横浜国立大学学芸学部助教授 田代元弥
福島大学学芸学部教授 堀口知明
(4)参加対象
1) 市町村長、市町村議会議長、市町村教育委員会
教育長、公民館長、社会教育委員ならびに関係職
員
2) 明るく正しい選挙、貯蓄推進、青少年問題、新
生活運動、福祉関係ならびに商工会議所、商工会、
農業協同組合、社会教育関係団体の関係者
〇参加人員は市町村ごと各部門について1名以上とする。