教育年報1965年(S40)-146/213page
(3)講師 福島大教授 田口孝之
日本赤十字社福島県支部救護員 清野美雄
ボーイスカウト福島県連盟連盟長 二階堂誠一
〃 理事長 秋月鏡観
〃 副コミッショナー 赤城良一
〃 事務局長 宮崎義宣
ガールスカウト福島県連盟連盟長 宮崎喜久子
勿来市教育委員会社会教育課長 下山田民部
会津若松市教育委員会社会教育課長 渡部宏
常磐市教育委員会社会教育課長補佐 国井一美
郡山市教育委員会保健体育課主事 国馬善郎
(4)参加対象子ども会・少年団体成人指導者、ジュ
ニアリーダー、BS・GS等目的団体指導者
(5)内容
1) 講義
ア、子ども会等少年団体活動の意義
イ、子どもの理解
ウ、指導者の任務と役割
エ、運営とプログラム
オ、健康と安全
カ、野外活動
2) 実技
ア、野外活動
イ、救急法
ウ、体育、遊び、レクリェーション
(6)効果 ジュニアリーダー養成を中心として、理論
を通して実技指導を行なった結果、少年団体育成指
導に自信と意欲を高めることができ、活躍が期待さ
れる。
5 青年国内研修旅行
(1)趣旨 勤労青年に明るい希望を与え、はつらつと
した郷土振興への活動を促進するため、県下の青年
を神奈川県川崎市、千葉県夷隅町および県内の研究
機関に派遣して、生活、文化、教育、産業等に関す
る実地研修を行ない、もって郷土振興に資する知識
技能の習得を助長し、明るい郷土建設と発展の資と
する。
(2)期日
1) 県内研修 40.7.19〜8.1
2) 県外研修 40.7.21〜23,40.8.20〜9.11
(3)派遣先、人員
1) 県内研修 男子 県農業試験場9名、県畜産試
験場9名、女子 県立会津農林高等学校6名、
県立磐城農業高等学校6名
2) 県外研修 都市班 神奈川県川崎市7名、農村
班 千葉県夷隅町12名、生活班 千葉県夷隅町6
名。
3) 県外研修の視察調査地 東京都、茨城県、
国立中央青年の家
(4)参加対象将来郷土にあって研修の成果を積極的
に生かし得る青年学級生、青年団員および青年グル
ープ員
(5)実施方法 研修を事前、現地、事後研修にわけ、
班別研究テーマと個人研究テーマについて、調査、
交歓分宿研修等を行ない、その成果を発表する。
また、共同生活を通して人間関係を理解させるとと
もに合理的な生活態度を養う。
(6)効果 近代的な農家、商店経営について研修する
一方、共同生活を通して人間性の陶治に意を用い指
導した結果、地域振興を荷う中堅青年としての資質
をじゅうぶん高めたものと思う。特に、女子生活班
を設けたことは地域活動に対する自信と意欲を深め
今後の活躍が期待される。
6 社会通信教育研究集会
(1)趣旨 社会通信教育受講生を中心とした学習方法、
体験等について話し合い、相互の激励と学習意欲を
高める機会をつくり、もって本県社会通信教育の振
興をはかる。
(2)期日 40.8.7〜8
(3)会場 会津若松市 県立会津工業高等学校
(4)講師 社会通信教育協会事務局長 小日向秀雄外
11名
(5)参加者 社会通信教育受講生ならびに社会教育関
係者180名
(6)内容
1) 講演 「学習効果をたかめるにはどうすればよ
いか」
2) 説明 本県の社会通信教育の現状について
3) 体験発表「生活のなかの学習」福島市飯坂町
八巻力子
「私の体験」 会津若松市 佐藤進英
4) 面接指導 下記11課程
孔版、手芸・洋裁、簿記、建築士、電気、洋裁、
英語、無線、書道(ぺン)、ラジオ、速記
5) 研究会 地域における受講生のとらえかたと援
助について
(7)効果進んで学習しようとする受講生の態度は真
剣そのものであり、特に面接指導の効果は大きく各
課程とも有効適切な指導が行なわれ、予期以上の成
果を得た。
7 新就職者研修会
(1)趣旨 中学校を昭和39年度に卒業し、直ちに就職
した青年ならびに昭和40年度に卒業し就職する青年
に団体宿泊訓練を通して、職業人、社会人としての
自覚をもたせるとともに現代の勤労青年の要求を満
たし、余暇を健全に活用する青年活動の心構えを培
う。
(2)期日、会場、参加者数
期日 会場 参加者 40.8.16〜19 信夫郡吾妻町社会教育館 30名 40.9.18〜22 相馬市青年の家 30名