教育年報1965年(S40)-147/213page

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(3)講師福島大学学芸学部長 平井博

  福島大学学芸学部教授 田口孝之

  福島商工会議所総務課長 奥村孝夫

  福島県立相馬農業高等学校長 遠藤栄

  相馬市教育委員会教育長 鈴木久義

  福島市教育委員会社会教育課長 夏井充

  原町市公民館長 宝玉義信

(4)参加者

 1) 昭和39年度に中学校を卒業し、商業、サービス

  業等に就職している青年男女

 2) 昭和40年度に中学校を卒業する者で、卒業後直

  ちに就職する青年男女

(5)内容

 1) 講義

  ア、青年の生き方

  イ、職場における人間関係

  ウ、青年と学習

  エ、団体活動について

  オ、リーダーシップとフォロアシップについて

  カ、青年と余暇の活用について

 2) 実技

  ア、野外活動

  イ、話し合い法

  ウ、歌とゲーム等

 3) 研修にあたっては、班編成を行ない、役割分担

  をし、グループワークを体験しながら学習を身に

  つけるようにする。

(6)効果 団体生活を通しての指導はグループ内での

 責務の遂行、対人関係等を体験するとともに、職業

 人、社会人としての自覚を高めることができ、今後

 の職業生活について明るい希望と自信を与え、予期

 以上の成果を得た。

 8 青年団体指導者研修会

(1)趣旨 青年団体の幹部指導者、青年グループ指導

 者および青年教育を担当しているものに、その任務

 を遂行するための知識技能を修得せしめ、その資質

 の向上をはかり、もって県下青年団体の健全育成に

 資する。

(2)期日 40.12.14〜17

(3)会場 福島市飯坂町湯野 県婦人会館

(4)講師 日本産業開発青年協会理事 寒河江善秋

 福島大学学芸学部教授  田口孝之

 同           堀口知明

 福島県立会津高等学校長 田中平作

(5)参加者 市町村教育委員会より推せんされた青年

 団体幹部、青年グループリーダーおよび市町村教育

 委員会青年教育担当者等 53名

(6)方法と内容 研修をプロジェクト研修と集合研修

 にわけ、次のような内容について講義、討議、演習

 を行なった。

 1) 団体活動の意義と組織運営の原則

 2) 青年団体の種類、特質および歴史

 3) 団体活動の条件整備

 4) 団体における学習活動の基本事項

 5) 団体の幹部、指導者の任務と責任

 6) 他との関連、協力の問題

 7) 団体活動の評価

 8) 団体活動に必要な実技

(7)効果 参加者は団体運営の基本事項および指導の

 方法、技術について体得し、団体活動に対する自信

 と意欲を深めたので、よき指導者として今後の活動

 が期待される。

 9 県青年学級生大会

(1)趣旨 県下市町村青年学級生代表が一堂に会し、

 共同生活を通して研修・学習発表・交歓および当面

 する諸問題について研究協議を行ない、本県青年学

 級の振興に資する。

(2)期日 41.2.22〜24

(3)会場 耶麻郡猪苗代町 国立磐梯青年の家

(4)講師 文部省社会教育局青少年教育課長

                    石川智亮

 国立磐梯青年の家所長 長田足穂

(5)参加者 青年学級生 1市町村2名(男女各1名)

 引卒指導者、青年学級主事等 250名

(6)実施内容

 1) 講義 「青年と生活」「青年学級の現状と問題

  点」

 2) 学習テーマ 「学習を効果的にすすめるために」

  ア、学習内容で強く求めているものは何か。

  イ、学習をどのようにすすめればよいか。

  ウ、特に学習を生活に結びつけるためには、どの

   ようなくふうが必要か。

 3) 学習体験発表 各出張所管内代表1名 計16名

 4) レクリェーション交歓 ブロック対抗卓球、雪

  の芸術祭

(7)効果 新築なり業務開始早々の青年教育の殿堂、

 国立磐梯青年の家を会場として実施した結果、快適

 な環境により研究討議も深まり自由交歓もでき、予

 期以上の成果を得ることができた。スポーツ交歓、

 雪の芸術祭は青年の意気と創意をじゅうぶんに発揮

 し、今後の学習活動を進めるためにも大いに得ると

 ころがあった。

 10 高等学校開放講座

(1)趣旨 高等学校の施設を地域青年に開放し、農業、

 工業、商業に関する専門的な知識技能を習得せしめ

 るとともに、学習活動を通して新しい郷土建設に自

 主的に参加する素地を養う。

(2)委嘱方針

 1) 対象 中堅勤労青年を原則とする。

 2) 講座内容 地域の実情と各学校の特性をいかし、

  農業、商業、工業に関する知識技能その他教養の

  習得を目的とする内容とすること。

 3) 時間 30時間を目標とすること。


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