教育年報1965年(S40)-149/213page

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た。またPTA、婦人団体については、研究集会や指

導者講習会を中核として、団体の民主的運営、指導者

の役割を身につける指導者の養成に努めてきた。特に

成人教育は一般行政との密接な連けい、団体相互の連

絡提携のもとに進め、各種の条件整備をはかってきた。

 2 学級・講座研究集会

(1)趣旨

  各学級(学校)講座の普及と学習内容の充実は、

 青年成人教育上きわめて重要である。従って適正な

 企画と運営ならびに具体的な指導方法を研究討議し、

 もって青年成人教育の振興に資する。

(2)主催 福島県教育委員会

(3)期日、会場、参加者数

 〇昭和40年5月24日〜26日

 〇県積慶寮

 〇85名

(4)参加対象者

 〇市町村教育委員会社会教育担当者

 〇文部省県委嘱婦人学級・青年学級担当者

 〇公民館各学級・講座担当者

 〇各種学級(学校)講師、同補佐および代表

(5)講師および助言者

 1) 講師 文部省社会教育官 日高幸男

       同 婦人教育課長補佐 森田清

 2) 助言者 県社会教育課長および課員

(6)研究内容

 1) 講義 学級・講座の共通課題について

      市町村における社会教育行政の諸問題に

      ついて

 2) 分科会

  〇青年教育部会 青年学級における学習計画はど

   うあるべきか。

  〇婦人学級部会 婦人学級における学習計画はど

   うあるべきか。

  〇成人学校部会 成人学校(学級)における企画

   運営はどのようにすべきか。

 3) 全体会 委嘱学級の発表と討議

(7)効果 本年度、はじめての計画であったが、青年

 婦人成人の共通課題について、総合的に学習ができ

 たことはきわめて効果的であった。とくに学級と講

 座については、一般的な社会通念として多少のニュ

 アンスはあるが、その差異に基づいて開設運営のね

 らいを、明確にしていくべきであることが理解され

 た。

 3 PTA研究集会

(1) 目的

  PTAの組織、運営、活動上の諸問題について研

 究協議し、PTAの地域活動の助長を図る。

(2)期日、会場、参加者数

  40.8.19〜20日 福島市飯坂町、福島市立飯坂小学校

(3)講師 東京教育大学教育学部助教授 金子孫市

(4)参加対象

  小中学校PTA幹部指導者(各出張所4〜5名)

(5)内容

 1) 研究主題

   PTAの本質的な活動をすすめるため、どのよ

  うにしたらよいか。

 2) 講義 PTAの本質的な活動をすすめるため・P

  TAはどのようにしたらよいか。

 3) 協議事項

  ア、PTAはどんな組織でどのように運営したら

   よいか。

  イ、子どものためのよい生活環境を作るため、P

   TAはどんな活動をしたらよいか。

  ウ、家庭教育の振興を図るためPTAはどんな活

   動をしたらよいか。

  エ、会員のための学習はどのようにすすめたらよ

   いか。

(6)効果

  PTAに関する本質的な活動について理解を深め、

 PTAの組織運営、PTA活動の具体的な方策が検

 討され、PTA地域活動が助長された。

 4 婦人団体指導者研修会

(1)趣旨

  婦人教育活動を行なう各種団体、グループのリー

 ダーが、相互理解のもとに、進みゆく社会における

 婦人団体の役割と当面する問題について研究協議し、

 婦人教育の振興と資質の向上をはかる。

(2)期日、会場、参加者数
方部 期日 会場 参加者数
浜地区 6月8・9日 常磐市湯本母子ホーム 210名
県南地区 6月16・17日 石川町母畑八幡屋 250名
県北地区 6月18・19日 本宮町公民館 150名
会津地区 7月8・9日 喜多方市厚生会館 170名

(3)内容および方法

 1) 研究主題 進みゆく社会における婦人の役割と

  団体活動のあり方

 2) 研究課題

  〇おのおのの団体・グループの目標・活動をたし

   かめる。

  〇団体活動としての学習内容について検討する。

  〇のぞましい団体役員・リーダーのありかたを考

   える。

  〇民主的な団体運営について考える。

 3) 講義 進みゆく社会における婦人団体活動のあ

  り方。

 4) 活動発表

   各種団体・グループの目標・活動についてそれ

  ぞれの団体により発表。

 5) パネルデスカッション

  登壇者 助言者の中から5名


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