教育年報1965年(S40)-166/213page
全国学校給食研究協議大会をはじめ、全国的な研究
会講習会等に市町村教育委員会および給食実施学校の
校長等を派遣し、また県内行事としては学校給食振興
大会あるいは調理担当者研修会等を開催して、それぞ
れ関係者の資質向上につとめた。特に本年度は、
福島市において8月に東日本学校給食栄養管理講習会を文
部省等と共催にて開催し、学校給食の食事内容の改善
向上にも多大な成果をおさめた。
13 へき地学校給食実施の推進
文部省においては、昭和40年6月29日の閣議決定に
より「へき地学校給食特別対策要綱」を決定し、これ
に基づいて貧困市町村に対し、高率補助によりへき地
校の学校給食を促進することになったが、本県におい
てもこの方針により33校のへき地学校が助成対象とな
り、一方県独自による補助も行なわれることとなり、
へき地学校給食推進に多大な成果をあげた。
第2節 学 校 保 健
1 第13回福島県学校保健研究大会
7月8・9日の2日間、白河市立白河第三小学校に
おいて開催した。参加人員約1,000名、開会式、表彰
式、研究発表・講演・分科会などあり、学校保健の理
解と深化に役立だった。特別講演「日本人の体力とそ
の向上策」と題する東京大学教授石河利寛氏の講演は
学校保健関係者はもちろんのこと一般教員に対し深い
感銘をあたえるとともに、今後の本県学校保健の推進
について大きな示唆をあたえた。
研究主題は「児童・生徒の体位の向上をはかるには
どのようにしたらよいか」とし、校長、保健主事、養
護教諭など10分科会に分かれて、各職域、それぞれの
立場から研究発表ならびに研究討議がおこなわれた。
なお、本大会に県内の学校保健功労者、
白河市立白河第三小学校長山田亀之介氏外9名が、
万雷の拍手の裡に表彰された。
本会の研究集録を編集し、その内容を県内各学校関
係者に配布した。
2 学校保健講習会(学校病予防)
児童・生徒が学習しながら患っている学校病につい
てその絶滅計画を樹て、その予防講習会を県衛生検査協会
の協力を得て開催した。特に寄生虫予防について
努力した。
開催月日および会場は次のとおりである。
出張所 期日 会場 信夫 6月25日 福島市立福島第一小学校 伊達 5月31日 伊達郡伊達町立伊達小学校 安達 6月22日 二本松市立杉田小学校 郡山 6月25日 郡山市立橘小学校 岩瀬 6月30日 須賀川市立西袋第一小学校 西白河 5月27日 西白河郡西郷村立熊倉小学校 東白河 7月13日 東白川郡矢祭町立下関河内小学校
出張所 期日 会場 石川 7月1日 東白川郡古殿町立宮本中学校 田村 6月26日 田村郡三春町立三春中学校 南会津 7月12日 南会津郡南郷村立大宮小学校 北会津 6月24日 会津若松市立等一中学校 両沼 6月24日 河沼郡会津坂下町立坂下小学校 耶麻 7月1日 耶麻郡山都町立山都第一小学校 石城 5月28日 平市立平第二小学校 双葉 6月22日 双葉郡双葉町立双葉北小学校 相馬 6月23日 相馬郡飯館村立飯桶中学校 3 学校保健講習会(校長)
県内の校長に対し、学校保健法の施行上の問題点・
学校環境衛生の解説について、下記により講習会を開
催した。
期日 会場 11月18日 原町市立原町第一小学校 11月19日 平市立平第二小学校 11月25日 会津若松市立第一中学校 11月26日 郡山市立芳山小学校 12月2日 福島大学学芸学部付属小学校 講師 福島県教育委員会事務局保健体育課長
玉川春雄
〃 保健係長
鈴木格也
外保健体育課職員
参加者 県内小・中・高等学校校長約900名
4 学校保健講習会(保健主事)
県内の保健主事に対し、学校保健法施行上の問題点
および学校環境衛生の解説について、下記により講習
会を開催した。
期日 会場 1月25日 会津若松市立第二中学校 1月26日 郡山市立芳山小学校 1月27日 県立東白川農商高等学校 2月4日 安達郡安達町油井公民館 2月9日 双葉郡双葉町立双葉中学校 2月10日 原町市立原町第一小学校 2月11日 平市立平第二小学校 講師 福島県教育委員会事務局保健体育課保健係長
鈴木格也
〃 主事
国崎弘
5 高等学校保健関係者研修会
高等学校の保健学習担当教員および保健主事を対象
として、高等学校保健学習内容につき、講習会を開催
した。
(1)期 日 昭和40月8月23・24日
(2)会 場 福島県庁
(3)講 師 文部省体育局学校保健課教科調査官
湯浅謹而
福島県立医科大学教授 横山正松
〃 講師 斎藤武郎
6 東北・北海道学校安全研究大会
東北・北海道各道県の学校安全関係者が参集し、下