教育年報1966年(S41)-043/194page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

金を必要とする場合に共済組合が組合員に資金を融資する

事業である。

 毎年貸付件数が増加し資金も39年度以来毎年20%の延び

率を示している。

 昭和41年度は償還事務の機械化移行を実施し、能率化に

努めた。

 貸付状況は別表のとおりである。
  昭和40年度 昭和41年度
貸付種別 貸付件数 金額 貸付件数 金額
  千円 千円
第1種 1,290 122,960 1,539 150,440
第2種 317 136,300 371 160,860
第3種 302 268,300 363 328,000
1,909 527,560 2,273 639,300

(4) 成人病予防検診

  昭和40年度は45才以上の教職員を対象としたが、41年度

 は範囲を40才以上に拡大した。

  41年度に実施した場所および受診者数は次のとおりであ

 った。

   保原保健所       90人

   県相馬事務所      79人

   原町保健所       80人

   平保健所      116人

   磐城保健所       77人

   浪江保健所       73人

   白河保健所      113人

   棚倉保健所       78人

   郡山保健所      186人

   県岩瀬事務所      94人

   会津若松保健所    186人

   坂下保健所      104人

   喜多方保健所     188人

   田島保健所       34人

   船引町役場       98人

   福島保健所      290人

   二本松保健所     126人

   石川町役場       87人

     計       2,099人

(5) スキー講習会

  共済組合が、教職員のスキー技術の向上と冬の健康増進、

 さらに組合員相互の親睦をはかるために行なっているが41

 年度も日帰りで高湯、岳、猪苗代の3会場で5回実施した。

  実施結果は次のとおりで参加率は53%であった。
会場 第1回 第2回 第3回 参加者計
期日 参加者 期日 参加者 期日 参加者
高湯     1月29日 23人     23人
1月22日 32人         32人
猪苗代 1月22日 38人 1月29日 17人 2月5日 22人 77人
  70人   40人   22人 132人

(6) 銀婚式祝賀事業

  昭和39年度からの継続事業として、昭和41年度中に銀婚

 式を迎えた組合員に対して、毎月該当月に支部長の祝辞を

 添えて記念品を贈呈し祝福した。

  本年度の該当者は、185名(男179名、女6名)であっ

 た。

(7) 人間ドック

  巡回検診により要精検となった教職員のうちから希望者

 に対して人間ドックを実施した。これは昭和39年度に実施

 したことがあり、40年度は巡回検診に切り換えたところ、

 復活を要望する声が多かったので41年度に再び実施するこ

 とにしたものである。県内4方部の総合病院(大原、太田、

 竹田、磐城共立)で行ないその受診者数は次のとおりであ

 った。

   大原病院    37人

   太田病院    42人

   竹田病院    20人

   磐城共立    39人

     計     138人

(8) 教職員レクリェーション大会助成

  共済組合員相互の親睦と健康増進をはかるため、県教育

 庁、各教育事務所や医大等で開催するレクリェーション大

 会に総額425,000円を交付した。各教育事務所別の助成額は

 次のとおりであった。(配分額は均等割額と組合員比例額の

 合計額である)

  助成金配分表   (組合員数は41.6.1現在)
教育事 務所別 組合員数 配分額 教育事 務所別 組合員数 配分額
   
信夫 2,428 36,000 北会津 1,669 28,000
伊達 982 21,000 耶麻 1,155 23,000
安達 1,158 23,000 両沼 1,037 21,000
郡山 2,175 34,000 いわき 3,422 47,000
岩瀬 854 19,000 双葉 925 20,000
西白河 1,166 23,000 相馬 1,450 26,000
東白川 761 18,000 医大 820 19,000
石川 736 18,000 県教育庁 185 12,000
田村 1,130 20,000      
南会津 689 17,000 合計 22,742 425,000

(9) へき地医薬品の配布

  へき地学校に勤務し医療施設に恵まれない教職員に対し

 て、1セット2,000円の救急医薬品を毎年配布している。

 昭和41年度に配布を受けた組合員は、2,574名であり、そ

 の金額は5,148,000円にのぼりへき地勤務者に大いに喜ば

 れている。

(11) 冬期施設利用助成

  公立学校共済組合飯坂保養所は冬期間の利用者が激減す

 るので、昭和41年12月1日から昭和42年3月31日までの4

 ヵ月間に飯坂保養所を利用する組合員に利用券を発行し、

 利用料400円を助成し組合員およびその家族のレクリェー

 ション等に活用をはかった。

 今年度はじめて実施したもので発行枚数1,250枚に対し利

 用枚数は1,165枚であった。

 7 県事業による福祉事業

 共済組合として実施する面の福祉事業としては、前述のと

おりであるが、このほか県自体として行なう福祉事業は次の

とおりである。なおこのうち成人病予防事業については共済

組合と共催で実施しており、教職員に対する保健福祉対策と

して力点のおかれていることが注目される。


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。