中 学 校
この配当基準のほかに、分校3校以上を有する学校、4
学年複式で15人以上の学校、常設の寄宿舎を有する学校、
産炭地の勿来市、好間村、内郷市にそれぞれ補正教員1人
を配当することにした。なお、特殊学級補正として、小学
校においては、特殊学級3学級以上を有する学校に、中学
校においては、特殊学級2学級以上を有する学校に、学級
数のほかに1人を増員することにした。
養護教員については、小学校の場合、児童数1,100人に
1人の割、中学校は生徒数1,300人に1人の割で、学校規
模、学校数等を勘案して市町村教育委員会ごとに配当した。
事務職員については、小学校の場合、児童数510人以上
の学校(本校)に1人、中学校の場合、生徒数310人以上
の学校(本校)に1人を配当することとした。
(4) 異 動 数
昭和41年度末小中学校教職員異動総件数は、3,651件で、
前年度より137件の減であった。退職者数は、校長で63人
(前年度より15人の減)、教員で287人(前年度より93人減)
となっており、児童・生徒数15,450人の自然減に伴う53人
の定員減があり、新採用教員数は前年に比し、57人減の
336人であった。
昭和41年度末公立小・中学校教職員退職採用転任件数調
移動種別 1.退職 2.採用 職種別 校長 教員 校長
教員 計事務
職員計 校長 教員 校長
教員 計事務
職員計 学校種別 小学校 42 169 211 6 217 54 186 240 2 242 中学校 21 118 139 7 146 29 149 178 3 181 養護学校 0 0 0 1 1 0 1 1 1 2 小計 63 287 350 14 364 83 336 419 6 425
移動種別 3.転任 総計 職種別 校長 教員 校長
教員 計事務
職員計 学校種別 小学校 83 1,603 1,686 24 1,710 2,169 中学校 56 1,060 1,116 30 1,146 1,473 養護学校 0 6 6 0 6 9 小計 139 2,669 2,808 54 2,862 3,651 2.県立学校の人事、任用
(1) 人事異動の基本方針
「昭和41年度末県立学校教職員人事に関する方針」は昭
和42年1月12日の教育委員会によって、つぎのとおり決定
された。
教育に対する県民の期待と要望にこたえ、学校教育の刷
新充実をはかり、本県教育水準の向上を期するためには、
教職員組織の充実強化が行なわれなければならない。
本委員会は下記方針に基づき、年度末教職員人事異動を
行なうが、これが実施に当たっては広く県民各位の理解と
教育関係者の積極的な協力を切望してやまない。
記
1 基 本 方 針
1. 全県的視野にたって適材を適所に配置し、教育効果の
向上をはかる。
2. 教育の機会均等の理念に立却して、各学校の教職員組
織の充実と均衡化をはかる。
3. 厳正公平な人事を行ない教職員の士気の高揚をはかる。
る。
2 重 点
1. 有能適格な教職員の確保につとめる。
2. 教職員の組織の充実と均衡をはかるため教育課程に即
応した教職員の適正な配置ならびに同一校永年勤続者の
交流を行なう。
3. 新進有為な人材登用をはかる。
3 実 施 方 針
1. 採 用
(1) 教員については資格、人物、健康、成績等に基づい
て選考し、その配置の適正を期する。
(2) 事務職員およびその他の職員については教員に準じ
て行なう。
2. 交 流
(1) 免許状、性別、年令構成別、給与平均額等の均衡を
はかるため、つとめて広域にわたって交流を行なう。