教育年報1966年(S41)-103/194page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

   このことについては国において全国を8地区に分け

   て、特殊教育推進地区を設け、各種の研究調査・判

   別の方法、判別委員会の構成についての指導がおこ

   なわれる予定なので、本県においてもこの教育の振

   興と推進が大いに期待されると思う。

  第10節 特殊教育活動、学校

      行事等

 1 特別教育活動

 特別教育活動については、改善充実をはかる余地がじゅう

ぶんあるので、本年度頭初に各教科等指導の重点(「学校教

育42」1965-4)に特別教育活動指導の重点をとりあげ、鋭

意その実現に努めた。

 本年度において、特別教育活動の改善充実を図るためにと

られた主な行事は下記のとおりである。

(1) 小学校教育課程研究集会特別教育活動部会

 1) 研究問題

   「学級会活動の計画と運営はどのようにすれはよいか。」

 2) 主    催

   文部省、福島県教育委員会、福島県小学校教育研究会

 3) 期    日

   地区 昭和41年7月26日・27日

   県  昭和41年9月19日・20日

 4) 会    場

   地区 各教育事務所ごとに設定する。

   県  郡山

(2) 中学校教育課程研究集会特別教育活動部会

 1) 研究問題

   「クラブ活動を活発にし、その指導の効果をあげるた

  めにどうしたらよいか。」

 2) 主    催

   文部省、福島県教育委員会、福島県中学校教育研究会

 3) 期    日

   地区 昭和41年7月28日・29日

   県  昭和41年9月28日・29日

 4) 会    場

   地区 各教育事務所ごとに設定する。

   県  郡 山

(3) 高等学校教育課程研究集会特別教育活動部会

 1) 研究問題

   「ホームルームにおける個人指導の機会をどうとらえ、

  どのように指導すればよいか。

 2) 主    催

   文部省、福島県教育委員会

 3) 期日・会場

   8月 9日・10日 県北(県立福島西女子高校)

   8月11日・12日 会津(県立会津高校)

   8月17日・18日 県南(県立安積女子高校)

   8月25日・26日 浜(県立富岡高校)

(4) 小学校教育課程研究発表大会への参加

  11月24日〜26日、東京で開催された研究発表大会に本県

 からは、郡山胤能教諭(掛田小)、石川光夫指導主事(指

 導課)が参加した。

(5) 中学校 中学校教育課程研究発表大会への参加

  11月10日〜12日、東京で開催された研究発表大会に本県

 からは、松井健治教諭(郡山二中)、大塚透教諭(宮本中)

 が参加した。

(6) 高等学校教育課程研究発表大会への参加

  11月7日〜9日、東京で開催された研究発表大会に本県

 からは、小島喜一教諭(郡商)、吉田為明指導主事(指導

 課)が参加した。

(7) 初等教育指導者講座への参加

 1) 期    日

   昭和41年5月11日〜13日(3日間)

 2) 会    場

   茨城県水戸市

 3) 参加範囲、参加者

   各都道府県の指導主事および各教科等について指導的

  立場にある教員のうち、都道府県教育委員会の推せんす

  るもの。特別教育活動部会には、本県より3名参加した。

(8) 特別教育活動研究の促進

  特別教育活動の改善充実を図るため、その研究を促進し

 本質的な問題点と実践上の諸問題の解明に努めた。

 1) 中学校教育研究会特別教育活動部会研究大会

   10月27日、会津若松市立第三中学校において「生徒の

  自主性と実践力を養う指導はどのようにすればよいか。」

  について、主として会津地区の教員を対象として研究会

  を開催し、文部省水谷統夫教科調査官より「中学校にお

  ける進路指導の諸問題」の講演があり感銘を深くした。

 2 学校行事等

 学校行事等の運営については、まず諸種の行事を、学校行

事等の目標に照らして精選し、全人教育の立場から他領域の

関連を考えた指導計画をたてるよう指導してきた。

 各学校においては、地域や学校の実情に応して、教育的効

果をじゅうぶんあげることのできる内容のものを実施してい

る。指導にあたっては、教師の共通理解と協力を得、児童・

生徒の積極的な参加によって自主性を高め、集団の中での個

人指導、指導結果の評価などに重点をおいて努力している。

 なお、学校行事等に関する研修として、教育課程研究集会

に学校行事等部会を設け、多くの参加者を得て、治発に研究

協議した。研究主題ならびに全国大会参加者は次の通りであ

る。

 小学校「運動会の計画作成にあたって、どのような点に配

慮しなければならないか。」松本武夫教諭(山岡小)、常法寺直人教諭(川西小)

、中学校「修学旅行は、どのようなねら

いによって計画し、実施したらよいか」、松井健治教諭

(郡山二中)、大塚透教諭(宮本中)、高等学校「運動会の企画

運営はどのようにしたらよいか。特にひとりひとりの生徒の

積極的に参加させるには、どのような配慮をしたらよいか」、

小島喜一教諭(郡山商)、吉田為昭指導主事(教育庁指導課)


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。