教育年報1966年(S41)-193/194page

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 5 小学校・中学校理科教材製作講座

 理科教育における教材教具製作活動の意義は重要である。

本講座は、受講者の製作活動に重点をおき、製作修理等の技

能をたかめ教材の正しい取り扱い方に習熟させるとともに、

各学校の実験器具の充実をはかるものである。

(1) 期     日

  〈小学校〉

   第1回  11月15日(火) 〜11月17日(木)  3日間

   第2回  11月17日(木) 〜11月19日(土)   〃

  〈中学校〉

   第1回  11月29日(火) 〜12月 1日(木)  3日間

   第2回  12月 1日(木) 〜12月 3日(土)   〃

(2) 講    師

  小学校 国立山形大学教授      嶋田治

  中学校 東京都顕微鏡観察研究委員  村山栄一

   以上外来講師のほかに本センター担当指導主事

(3) 受講人員

  小学校  第1回 40名   第2回 40名  計80名

  中学校  第1回 40名   第2回 40名  計80名

(4) 講座内容

  小 学 校

 1)びん切り器の製作  2)交流直流電源装置の製作

 3)理科における教具の工夫と活用。

  中 学 校

 1)びん切り器の製作  2)簡易ストロボの製作  3)分子

 模型の製作  4)岩石プレパラートの製作  5)顕微鏡の

 手入れと修理法

(5) 製作材料費

  小学校  2,500円   中学校  2,800円

 6 天体観測講座

 小学校中学校高等学校の理科担当教員を対象として、天体

観測について研修し、天体観測機械の操作法および観測技術

を習得させるものである。

(1) 期日および人員

  〈小学校〉  第1回  9月19日(月)  10名

          第2回  9月21日(水)  10名

          第3回 10月21日(金)  10名

  〈中学校〉  第1回  5月30日(月)  10名

          第2回  8月19日(金)  10名

  〈高等学校〉      5月27日(金)  10名

(2) 講    師

      仙台市天文台主任 理学博士 小坂由須人

  (なお外来講師は高等学校講座のみ)

(3) 講座内容と日程

  午後1:00〜1:15  開講式

  〃 1:15〜3:00  天文教材の解説

  〃 3:00〜5:30  望遠鏡の取り扱い実習

  〃 6:30〜9:00  天体観測

昭和41年度教育事務所別講座人員割当表
講座
種別
教育事務所
小学校理科指導者
養成講座
中学校理科指導者
養成講座
理科教材製作講座 へき地指導者養成講座 天体観測講座 合計
前期 後期 実人員計 前期 後期 実人員計 小学校 中学校 小学校 中学校 小学校 中学校
信夫 36 36 36 10 10 10 5 5 10 1 0 1 2 2 4 61
伊達 18 18 18 5 5 5 5 5 10 1 0 1 2 1 3 37
安達 21 21 21 7 7 7 5 5 10 1 0 1 2 1 3 42
郡山 31 31 31 10 10 10 5 5 10 1 0 1 2 2 4 56
岩瀬 15 15 15 5 5 5 5 5 10 4 1 5 2 1 3 38
西白河 19 19 19 6 6 6 5 5 10 1 0 1 2 1 3 39
東白川 13 13 13 6 6 6 5 5 10 7 3 10 2 1 3 42
石川 16 16 16 6 6 6 5 5 10 5 3 8 2 1 3 43
田村 24 24 24 9 9 9 5 5 10 4 2 6 2 1 3 52
南会津 14 14 14 6 6 6 5 5 10 23 9 32 2 1 3 65
北会津 24 24 24 8 8 8 5 5 10 7 2 9 2 2 4 55
耶麻 19 19 19 8 8 8 5 5 10 14 3 17 2 1 3 57
両沼 20 20 20 6 6 6 5 5 10 15 4 19 1 1 2 57
いわき 50 50 50 16 16 16 5 5 10 8 3 11 1 2 3 90
双葉 16 16 16 6 6 6 5 5 10 14 5 19 2 1 3 54
相馬 24 24 24 7 7 7 5 5 10 14 5 19 2 1 3 63
360 360 360 121 121 121 80 80 160 120 40 160 30 20 50 851
備考 小学校理科指導者養成講座、中学校理科指導者養成講座の受講者は前後期とも同一人が受講するので
実人員の計である。

  第3節 研究・教育相談

 1 研     究

(1) 理科学習指導上の問題点について研究を行ない、所報

 (4回) ならびに紀要(1回) を発刊し、指導の資料と

 して活用されるようにした。

(2) 研究会への参加

  つぎのような研究会に参加し、研修・資料の交換等を行

 なった。

  ・日本地学教育学会  ・中学校高等学校理科講習会

  ・全国理科教育センター研究協議会 各科部会

 2 教 育 相 談

 理科教育に関する諸問題について、文書または、来所により、受けた

教育相談は、実験法施設設備等について、本年度は40件あった。


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