教育年報1967年(S42)-021/194page
算数では最も大きいのが(1)の「量と測定(49.5)」で
最も小さい領域は3)の「問題解決(41.4)」である。い
ずれの領域も40点台のひらきが認められる。
中学校の国語では、最も差の大きい領域は3)の「読解
(30.0)」で、最も小さい領域は(1)の「書写(19.1)」
である。小学校国語ほどのひらきは認められない。
数学では、最も差の大きい領域が(1)の「数量関係
(47.1)」で、小さい領域[3]の「図形((36.6)」で、
いずれも40点前後のひらきがみられる。
7 第13回全国統計教育研究大会
第13回全国統計教育研究大会は、つぎの要領で実施された。
(1) 研 究 主 題
「統計を生かした学習指導」
(2) 期 日
昭和42年10月30日(月)・31日(火)
(3) 会 場
全体会 福島市公会堂
公開授業・分科会・パネルディスカッション
小・中学校………福島市立福島第四小学校
高等学校…………福島県立福島西女子高等学校
(4) 主 催
全国統計教育研究会・北海道・北海道教育委員会・
青森県・青森県教育委員会・秋田県・秋田県教育委員会・
山形県・山形県教育委員会・宮城県・宮城県教育委員会・
岩手県・岩手県教育委員会・福島県・福島県教育委員会・
福島市・福島市教育委員会・福島県統計教育研究会・
福島県小学校教育研究会・福島県中学校教育研究会・
福島県高等学校教育研究会。
(5) 後 援
文部省・行政管理庁・全国統計協会連合会・北海道統計協会
・青森県統計協会・秋田県統計協会・山形県統計協会
宮城県統計協会・岩手県統計協会・福島県統計協会・
全国連合小学校長会・全日本中学校長会・全国高等学校長協会
福島県小学校長会・福島県中学校長会・福島県高等学校長
協議会・福島県市町村教育委員会連絡協議会。
(6) 日 程
〔第1日(10月30日)〕 (福島第四小学校・福島西女子高等学校・福島盲ろう学校)
8.40 9.40 10.30 10.40 12.00 1.00 2.30 2.50 4.00 受付 公開授業 休憩 小・中 パネルディスカッション
高 分科会(研究発表)昼食 小・中・高
(研究発表・討議)
分科会休憩 小・中・高
分科会
〔第2日(10月31日)〕 (福島市公会堂)
8.30 9.00 9.30 10.30 10.40 11.00 12.00 12.20 1.00 受付 開会式 表彰 全体発表 休憩 講評 全体講演 閉会式 昼 食
郷土芸能の発表観光
(7) パネルディスカッション
小学校「小学校において統計を生かした学習指導はどう
あるべきか」
中学校「中学校において統計を生かした学習指導はどう
あるべきか」
(8) 全体研究発表
「各教科・領域の指導目標と統計教育のねらい」
(福岡県京都郡苅田町立苅田小学校)
「統計教育評価の観点とその要素」
(大阪市立丸山小学校)
「統計ワークブックの作成と活用」
(福島市立福島第三小学校)
(9) 公開授業
(小学校)社会・算数・理科・学級会・道徳
(中学校)社会・数学・理科・保健
(高等学校)数学・商業一般
(10) 分 科 会
小学校社会・小学校算数・小学校理科・小学校体育・
中学校保健体育・小学校特活・中学校社会・中学校数学・
中学校理科・小学校家庭中学校技術家庭・中学校特活・
高等学校数学・高等学校商業・振興研究体制の13分科会
(11) 講 評
福島大学教授 文学博士 田口孝之
(12) 講 演
「統計学の発展と統計教育」
東京大学教授 理学博士 宮沢光一
(13) 参 加 者
県外………591名
県内………239名
第7節 付属機関
1 福島県社会教育委員
根拠法規―社会教育委員の定数および任期に関する条
例(昭24条例第56号)
目 的―社会教育委員は、社会教育に関し、教育長
を経て、教育委員会に助言するため、社会教育に関す
る諸計画を立案し、定時または臨時に会議を開き、教
育委員会の諮問に応じて、これに対して意見を述べ、
必要な調査研究を行なうこと。