教育年報1967年(S42)-068/194page
福島県教育庁相馬教育事務所指導主事 遠藤勉
福島県教育庁岩瀬教育事務所指導主事 南条知一
4) 期日および会場
昭和42年5月24日・25日 会津坂下町立坂下小学校
昭和42年5月29日・30日 原町市立原町第二小学校
昭和42年6月28日・29日 鏡石町立鏡石小・中学校
5) 参加者
会津坂下会場 50名
原町会場 50名
鏡石会場 40名 計140名
6) 内 容
〇 授業研究
〇 被服領域 (講義と実技)
〇 食物領域 (講義と実技)
〇 教科研究のしかた
〇 その他
7 教職員研究奨励
(1) 目 的
本県児童・生徒の学力向上に関連して、教職員の積極的
な学術的研究ならびに教育実践的研究を奨励し、本県教職
員の資質の向上、ひいては本県教育の振興を図る。
(2) 応 募 資 格
県内公立小・中学校ならびに県立高等学校教職員
(3) 応 募 者 数
小・中学校関係 12名
高等学校関係 24名
計 36名
(4) 採択者および研究主題
1) 研究主題
「2年社会科授業におけるテレビ放送教材をとり入れ
た指導過程の研究」
郡山市立金透小学校教諭 佐藤力哉
2) 研究主題
「数学科における学習指導法の一くふう」
須賀川市立第三中学校教諭 松原正澄
3) 研究主題
「体力づくりのための補助運動の考察」
相馬市立中村第一小学校教諭 紺野幸
4) 研究主題
「考える力を育てる理科環境づくりをどうすすめたら
よいか」
いわき市立平第四小学校教諭 須藤泰将
5) 研究主題
「英語科において書く力をのばすにはどうしたらよい
か」
西白河郡泉崎村立泉崎中学校教諭 大高盈男
6) 研究主題
「福島県における近世洋医の研究」
県立平工業高等学校教諭 山名隆之
7) 研究主題
「歴史地理的背景からみた塞外詩の研究」
県立若松女子高等学校教諭 大沼修
8) 研究主題
「福島県産苔類の生態」
県立四倉高等学校教諭 湯沢陽一
9) 研究主題
「会津若松市内におけるスーパーマーケット及び専門
店の消費購買動向と販売圏の調査」
県立若松商業高等学校教諭 飯坂久男
10) 研究主題
「民俗芸能の収集とその教材化」
県立安達高等学校教諭 懸田弘訓
以上10名の研究が採択されたが、各研究ともきわめて充
実した内容をもち、本県における教育水準の向上と本県教
育の進展に有効な研究である。
第3節 教 育 課 程
新教育課程は、小・中・高等学校とも完全に実施され、じ
ゅうぶんその趣旨が徹底されている。なお、その実施にとも
なう指導上の諸問題を研究し、その解明を図って、教職員の
指導力の向上に資するため、小・中学校では教育研究協議会
を、高等学校では教育課程研究集会を開催した。この集会の
成果は「昭和42年度福島県教育課程研究集会集録」として、
各市町村教育委員会および学校に配布した。
1 小 学 校
(1) 目 的
小学校教育において当面する教育課程実施上の諸問題に
ついて、組織的な研究を行ない、本県小学校教育の充実を
図るとともに教職員の指導力の向上に資する。
(2) 主 催
文部省、県教育委員会、県小学校教育研究会
(3) 期日・期間
1) 地区集会 昭和42年 7月25日(火)〜26日(水)の2日間
2) 県集会 昭和42年10月 2日(月)〜12日(木)の間で各部会
2日間
(4) 会 場
1) 地区集会 各教育事務所ごとに会場を設定する。
2) 県集会 郡山市立開成小外10会場
(5) 参 加 者
国・公・私立の教員とし、各会場の参加者数は別表のと
おりである。
(6) 研究協議会の運営
1) 部会を次のとおり設け、参加者はそれぞれひとつの部
会に所属して研究する。なお各部会には指導助言者・司
会者・記録係をおく。
国語 社会 算数 理科 音楽 図画工作 家庭 体
育 道徳 特別教育活動・学級経営 学校行事等
2) 各部会とも研究問題として設定された全国共通問題お
よび小学校教育研究会で設定した問題を中心に研究する。
3) 日 程