教育年報1967年(S42)-092/194page
ウ. 講 師
◎ 農 業
県農協連中央会指導部教育課長 若松茂平
◎ 工 業
日本国有鉄道構造物設計事務所 設計課長補佐
小池普
常磐コンフリート工業(KK) 技術課長
紺野繁雄
谷藤機械工業(KK) 開発課長代理
神谷堅太郎
◎ 商 業
全国産業教育担当指導主事協会理事長
横田弘之
東邦銀行経営相談所所長 内池佐太郎
◎ 家 庭
文化服装学院 講師 小松正子
郡山女子大学助教授 川股浩
エ. 教科別講習内容
◎ 農 業……(1) 農業の生産管理について
(2) 農業簿記の演習
◎ 工 業……(1) 土質実験
(2) 試験法の実際
(3) PCの理論と実際
(4) PCの製作実技
◎ 商 業……(1) 加算機・計算機のタッチメソッド
(2) 加算機・計算機のプログラム学習
(3) 卓上簿記会計機の操作
(4) 仕訳、元帳、日計表等の記帳および操
作
(5) 事務機械利用による総合演習
◎ 家 庭……(1) 教材研究のすすめ方
(2) 被服材料について
(3) デザイン指導と型紙活用の実際
(4) ブラウスの縫製
3 産業教育の実施について、産業界との協力
促進に関すること。
(1) 技能連携に関すること。
昭和36年学校教育法第45条の改正。昭和38年の文部省告
示によって、県立福島工業高等学校、県立平工業高等学校
と、福島市協三工業株式会社(鉄道車輌、その他の車輌、
機械)、いわき市常磐炭鉱株式会社(常磐炭鉱中堅鉱員養成)、
いわき市株式会社常磐製作所(機械工作)が技能連
携教育を実施している。
その概要は次のとおりである。
1) 技能連携教育の現況
ア. 県立福島工業高等学校と協三工業株式会社
〇 認可 : 昭和38年4月4日 (訓練所開始昭和24年4月
1日)
〇 認定科目 : 5科目 (機械実習、機械製図、機械工作、
原動機、電気一般)
〇 学級編成 : 連携対象生徒20名を1学級の対象として
いる。
〇 職員 : 学校 主事、教諭23名、実習助手2名、
会社所長職員14名、実習指導員17名
イ. 県立平工業高等学校と常磐炭鉱株式会社
〇 認可 : 昭和40年7月3日 (習技所開始昭和26年7月
9日)
〇 認定科目 : 6科目 (機械実習、採鉱、鉱山機械、
鉱山保安、原動機、電気一般)
〇 学級編成 : 連携対象生徒20名を1学級の対象として
いる。
〇 職員 : 学校 主事、教諭21名、実習助手2名、
会社 所長職員13名、実習指導員16名
ウ. 県立平工業高等学校と株式会社常磐製作所
〇 認可 : 昭和42年2月9日
〇 認定科目 : 5科目 (機械、製図、機械工作、機械材
料、電気一般)
〇 学級編成 : 連携対象生徒26名を1学級の対象として
いる。
〇 職員:学校 主事、教諭21名、実習助手2名
会社 所長職員27名、実習指導員16名
2) 技能連携指導上の問題
ア. 連携生徒が出席しない日に、学校行事、HR、クラ
ブ活動、授業等が進められた場合、連携生徒に差別感
や劣等感が起こりやすい。
イ. 連携生徒は、知識、技能、技術の専門性は、施設の
指導によって深められるが、基礎的知識、および、技
能、技術の修得は出校日数等の関係で高められないき
らいがある。
ウ. 連携生徒の能力、適性は、特に多様であるし、生活
経験の内容も違っているので、学習指導、生活指導上
困難がある。
4 産業教育審議会に関すること
(1) 福島県産業教育審議会委員
氏名 所属 公職名 委嘱期間 備考 三瓶正弘 産業経済界 県議会厚生文教委員長 42・6・1
〜44・3・31新任 須藤仁郎 〃 福島商工会議所会頭 42・4・1
〜44・3・31新任 浅間久雄 〃 福島経営者協会会長 41・4・1
〜43・3・31児玉宗一 〃 県農業試験場長 41・4・1
〜43・3・31富田高明 教育界 福島工業高等学校長 41・4・1
〜43・3・31津田悌 〃 福島商業高等学校長 42・4・1
〜44・3・31再任 鈴木英一 〃 福島農蚕高等学校長 42・4・1
〜44・3・31再任 高橋キヨ子 〃 福島大学教育学部助教授 41・4・1
〜43・3・31桜木左久雄 勤労界 福島高教組執行委員長 42・4・1
〜43・3・31新任 和田敬久 〃 県労協議長 42・4・1
〜44・3・31再任 岡崎正彦 行政機関 県総務部長 42・4・1
〜44・3・31新任 大塚喬清 〃 県教育庁次長 42・7・1
〜43・3・31新任