教育年報1967年(S42)-097/194page
取り上げたので非常に好感をもたれ次年度は全員参加でき
るようにとの希望があった。
2 小規模学校研究協議会
(1) 期 日
6月13日、14日
(2) 会 場
石川郡石川小、中学校 北山形小学校
(3) 趣 旨
小規模学校の経営について、とくに学習指導の管理上の
問題の研究協議を行ない、管理者としての資質を高め教育
の改善と向上を図ることを目標とする。
(4) 講 師
福島大学教育学部教授 島貫快祐
県教育庁石川教育事務所長 大谷香
県教育庁指導課指導主事 武田亨
県教育庁学務課管理主事 小林兵郎
(5) 講 演
福島大学教育学部教授 島貫快祐
演題「小規模学校における望ましい学校経営について」
小規模学校における学校経営について、校長としてのあ
りかたについて具体的な指導があり、参加者一同に深い感
銘をあたえた。
(6) 分 科 会
全員一同現場の問題点をもちよって熱心に討議がなされ
多大の成果を上げることができた。
3 山村教育研究会
(1) 中通り地区研究大会
1) 期日 昭和42年11月1日(水)
2) 会場 安達郡東和町立木幡第二小学校、水舟分校
3) 研究主題「山村へき地の諸条件を積極的に生かした
学習指導はどうあるべきか」。
4) 講 師
県教育庁安達教育事務所長 大越源三郎
県教育庁学務課管理主事 武田亨
県教育庁学務課管理主事 渡辺五郎
県教育庁安達教育事務所指導主事
桑原信寿
丹治和一
県教育庁信夫教育事務所指導主事 永沢電四郎
5) 分 科 会
ア. 下学年分科会
研究主題「学習意欲を高めるための習慣づけ」
(ア) 発表者 郡山市立栃山神小学校教諭
水戸邦子
安達郡小浜小学校教諭
金田和枝
学習意欲を高めるためにたいせつなことは動機づ
けの方法であるが特に子どもの能力に応じた教材の
与えかた、子どもひとりひとりが学習のねらいをも
っことが重要である。
イ. 上学年分科会
研究主題「上学年における主体的学習の態度の育成
をどのようにすればよいか。」
(ア) 発表者 東和町立上太田小学校教諭
高橋豊二郎
都路村立古道小学校教諭
渡辺一夫
国語科の指導を中心として、学校図書館利用によ
る主体的学習の態度の育成が渡辺一夫教諭より発表
され、山村教育においても効果があることが述べら
れた。
〇 図書館施設の新設、拡充
〇 読書興味の誘発
〇 図書の読み聞かせ
〇 読書レース
〇 読書指導の時間の設置
〇 推せん図書
ウ 複式分科会
研究主題「複式学習指導法の望ましいありかた」
(ア) 研究発表者 東白川郡古殿町立大久田小学校
高房分校教諭 椎根辰雄
福島市立水原小学校
狼ケ森分校教諭 安在政隆
安達郡東和町立北戸沢小学校
熊谷分校教諭 菊地武紀
複式学習指導に積極的に視聴覚教育の導入をはか
るとともに個別指導においては、ひとりひとりの子
どもの実態を診断して、授業の場でどのように個別
指導を行なうか計画をもたなければならない。
(2) 会津地区研究大会
1) 期 日 昭和42年10月17日(火)
2) 会 場 耶麻郡高郷村立大谷小学校
3) 研究主題「山村へき地の諸条件を積極的に生かした学
習指導の研究」
4) 講 師
県教育庁耶麻教育事務所長 山田静夫
県教育庁指導課指導主事 武田亨
耶麻教育事務所指導主事 佐藤聡
遠藤良孝
栗城譲
5) 分科会
ア. 第1分科会
研究主題「小人数学級の特殊性を生かした学習指導
法はいかにあるべきか司
(ア) 発表者 河沼郡河東村立河東第二小学校
強清水分校教諭 五十嵐和代
河沼郡柳津町立柳津小学校
飯谷分校教諭 長谷川茂一郎
学習は個人的に成立するのであるから、小人数学
級の場合は単式、複式を問わず、個別指導の徹底が
あるというプラスの面があることを再認識してじゅ
うぶん活用すべきである。また、複式学級の机の配
置や黒板の位置についても研究する必要がある。
イ. 第2分科会