教育年報1967年(S42)-120/194page
(5) 研究内容および実施方法
内容 方法・時間数 当面する社会教育行政上の諸問題 講義・討議 3 本県社会教育の現状と課題 〃 4 社会教育における対象とその学習領域 〃 5 社会学概説 〃 3 衛生教育における社会資源の活用 〃 4 パーソナリティ構造とその形式 〃 3 親子関係の心理 〃 3 統計の見方・考え方 〃 3 社会教育施設の機能と配置 〃 3 学級・講座における教育課程の編成 講義・演習 9
(6) 日程
日 午前 午後 夜間 7/31 開会式 当面する社会教育行政 上の諸問題(湯上) 研究協議 8/1 本県社会教育の現状と課題(佐藤) 社会教育における対象 その学習領域(岡本) 〃 8/2 学級・講座における教育課程の編成(課員) 社会学概説(菅野) レクリエーション 8/3 統計の見方・考え方 (折橋) 社会教育施設の機能と 配置(丹野) 研究協議 8/4 パーソナリティ構造とその形成(古籏) 親子関係の心理 (工藤) 〃 8/5 衛生教育における社会資源の活用に(小倉) 閉会式
(7) 研究会に作成した資料
1) 昭和42年度社会教育主事研修会要項
2) 市町村社会教育主事研修会実施報告書
(8) 効 果
社会教育主事の現職教育として、合宿による長期研修の
機会をもち、講義・研究討議等をとおして熱心な研究が行
なわれた。
これによって、受講者の資質の向上と指導力の強化がは
かられ、地方における社会教育の振興上大きな効果をあげ
得たと思われる。
4 社会教育委員研究協議会
(1) 目 的
社会教育委員の性格、任務および活動上の諸問題ならび
に社会教育の画期的振興方策について研究協議を行ない、
もって本県社会教育の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加者数
1) 期 日 42.7.12.〜13.
2) 会 場 福島市飯坂町県婦人会館
3) 参加者数 69名
(3) 講 師
福島大学教育学部長 平井博
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
(4) 参加対象者
市町村社会教育委員
市町村教育委員会教育長
(5) 内 容
1) 研究主題
社会教育の画期的振興をはかる具体策について
2) 分科会研究協議題
〇 青少年教育の画期的振興をはかるにはどのようにし
たらよいか。
〇 成人教育の画期的振興をはかるにはどのようにした
らよいか。
〇 社会教育施設、設備を拡充するにはどのようにした
らよいか。
〇 社会教育の指導体制をどのように整備したらよいか。
(教育長部会)
(6) 効 果
社会教育委員が社会教育の現状を具体的に検討し、社会
教育委員の任務として、諮問的内容と指導内容について認
識をさらに深め、市町村社会教育計画についてもじゅうぶ
ん理解を深め、更に、教育長部会においては社会教育指導
体制の問題を検討し、今後の社会教育振興充実にその活動
が大いに期待される。
4 社会教育研究協議会
(1) 目 的
社会教育行政関係者と社会教育行政に関連する行政関係
者の参加を得て、相互の理解を深めるとともに、社会教育
について総合的な研究協議を行ない、もって、社会教育の
振興および地域の発展に寄与することを目的とする。
(2) 期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数 42年9月6日 保原町公民館 140名 9月8日 三春町立三春中学校 130名 9月12日 浪江町民体育館 162名 9月14日 柳津町民体育館 150名
(3) 講 師
東洋大学助教授 岡本包治
福島大学教授 堀口知明
宮城教育大学教授 菅野正
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
(4) 参加対象
市町村長、市町村議会議長、市町村教育委員会教育長、
公民館長、小中学校長、および関係職員ならびに教育委員、
社会教育委員、公民館運営審議会委員、明るく正しい選挙
推進協議会委員
(5) 内 容
1) 研究協議の主題
社会教育とこれに関連ある行政機関団体が行なう教育
活動をどのように編成したらよいか。
2) 分科会協議題
〇 家庭教育の振興、青少年健全育成のための教育活動
をどのよに編成したらよいか。
〇 明るく正しい選挙のための教育活動をどのように編
成し推進したらよいか。
〇 貯蓄やかしこい消費をとおして、家庭生活の合理化
のための教育活動をどのように編成し推進したらよい
か。
〇 地域産業発展のための教育活動をどのように編成し
推進したらよいか。