教育年報1967年(S42)-127/194page

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  か。」

  ア.  私たちは、学習意欲をたかめるためにどのようなく

   ふうをしているか。

  イ.  私たちは、教具教材(ラジオ、テレビ、統計図表等)

   をいかに活用して学ぶべきか。

  ウ.  学習活動をもりあげるために、どんなことが障害と

   なっているか。それをいかにのりきったらよいだろう

   か。

  エ.  私たちは青年学級生としての自覚と一般の理解をう

   るためにどのようにしたらよいだろうか。

 3) 部会編成

   学習体験発表を参加者全員できいたうえ、4部会を編

  成し、共通学習テーマで行なった。

  第1部会 18才未満農村学級生

  第2部会 18才以上  〃

  第3部会 18才未満都市学級生

  第4部会 18才以上  〃

 4) スポーツ交歓

  ア.  ブロック対抗ソフトボール大会

  イ.  ブロック対抗バレーボール大会

  ウ.  ブロック対抗運動会

  エ.  キャンドルサービス

 5) 学習体験発表

   各教育事務所管内代表一名、一人6分以内

  「私たちの教具教材をこのように活用して学習効果を高

  めている」

  入賞者(賞状授与)

   1位 五十嵐美代子 (本郷町青年学級)

   2  渡辺明江 (須賀川勤労青年学級)

   3  岡本美代子(石川実業青年学級)

   4  鈴木義昭 (梁川町青年学級)

   5  菊地正文 (新地村青年学級)

   6  加藤雅子 (船引町勤労青年学校)

(8) 効    果

  収穫期に入って晴天になったため、稲刈作業がはじまっ

 て、参加取止の連絡が50名ほどになった。次回は考慮すべ

 きである。参加者の態度、活動等誠にりっぱで昨年より一

 段と進歩していた。引卒指導者もよく協力され、立派な内

 容になった。学習体験発表も内容すぐれ、多くの話し合い

 によって、相互に啓発された。体育祭は若さの発散、心の

 ふれ合いを生じ、効果あり楽しかった。3泊4日にしても

 らいたいこと、収穫期を外にすて開催されたいとの要望が

 あった。全般に、楽しく充実した有意義な会になったこと

 は、趣旨を達したものと考えられる。

 9 県研究青年学級の委嘱

(1) 趣     旨

  勤労青年教育における青年学級は公教育機関として、ま

 すます重要な役割を果している今日、後期中等教育との関

 連を考えながら効果的な青年学級の開設運営の方法等につ

 いて継続的に研究し、その成果について資料の提供を求め、

 もって本県青年学級の充実振興方策の検討の資とする。

(2) 委託青年学級

教育事務所 委託教育委員会 研究青年学級名
信夫 福島市教育委員会 福島市中央青年学級
伊達 梁川町 〃 梁川町青年学園
安達 本宮町 〃 南達産業学園
郡山 郡山市 〃 安積農業専門学院
岩瀬 須賀川市 〃 須賀川市勤労青年学級
両沼 会津高田町 〃 会津高田町農業青年学級
石川 古殿町 〃 古殿町農業青年大学校
双葉 大熊町 〃 大熊町農業青年学級

(3) 研究課題

  次にかかげる課題の中から一つ以上について、具体的な

 資料が得られるように研究を実施する。

 1) 学級生の能力、学習意欲や勤労生活の実態に即応して

  どのようなプロジェクト学習が考えられるか。

 2) 学習内容を進めるため、最低どのような施設設備が必

  要か。

 3) 都市の勤労青年および都市近郊青年の学習活動を進め

  る上に効果的な組織と方法はどのようにしたらよいか。

 4) 講師、学級主事等の指導体制をどのようにし確立して

  たらよいか。

 5) 学習活動を盛り上げるための学級PTA(後援組織)

  の組織と活動をどのように進めたらよいか。

(4) 研究委託費

  1学級  2万円 (8学級)

(5) 効     果

  本年度より新たな課題のもとに、上記8学級に、二年間

 にわたる研究を委託した。各学級とも、2〜3の課題を選

 んで、積極的に地域性をもった研究をすすめ、充実した中

 間報告を提出した。今後、年2回の訪問により、さらに研

 究を深めるよう指導し、設置の趣旨に沿う、良い資料の提

 供を期待したい。

 10 県青年学級研究協議会の設置

(1) 趣    旨

  進みゆく社会の要請および青年動態の現状にかんがみ勤

 労青年教育の振興充実をはかるため公教育機関としての青

 年学級のあり方を研究する一方、各種青年学級の開設促進

 にあたるとともに指導助言を行ない、本県勤労青年教育の

 振興をはかる。

(2) 委 員 20名

  氏名 年令 職名 勤務先 住所
信夫 山河信海 52 公民館長 福島市中央公民館 福島市御山町西坂8
伊達 中村敏男 51 社会教育 梁川町教育委員会 伊達郡梁川町
安達 武藤正四 51 社会教育主事 岩代町教育委員会 安達郡岩代町小浜横町1の2
郡山 土田功 30 社会教育主事
教育次長
郡山市立富久山公民館 郡山市富久山町久保田字金堀田47
岩瀬 高久田大一郎 54 公民館長 須賀川市立公民館 須賀川市本町7
南会 室井康弘 46 社会教育主事 田島町教育委員会 南会津郡田島町後原3772の24

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