教育年報1968年（S43）-049/197page

　

管内	統合学校名	廃止学校名
石川	石川町立石川小学校	石川町立石川小学校 〃外槇分校
岩瀬	須賀川市立大東小学校	須賀川市立川東小学校 〃雨田小学校
田村	常葉町立関本小学校	常葉町立関本小学校 〃堀田分校
南会津	館岩村立館岩小学校	館岩村立館岩小学校 〃塩ノ原分校
いわき	いわき市立三和中学校	いわき市立沢渡中学校 〃永戸中学校
	〃小名浜第一中学校	〃小名浜第一中学校 〃鹿島中学校
双葉	大熊町立大野小学校	大熊町立大野小学校 〃中屋敷分校

3　新設による小・中学校

管内	新設学校名	廃止学校名
いわき	いわき市立小名浜西小学校

　4　廃止した学校

管内	吸収する学校名	廃止学校名
信夫	福島市立渡利小学校	同山之内小学校
	〃金谷川小学校	同金沢分校
安達	二本松市立岳下小学校	同永田分校
東白川	塙町立常豊小学校	同西河内分校
	矢祭町立矢祭中学校	同内川中学校
南会津	田島町立田島小学校	同田部分校
	桧枝岐村立桧枝岐小学校	同赤岩分校
	〃桧枝岐中学校	同赤岩分校
	只見町立明和小学校	同吉尾分校
北会津	会津若松市立大戸小学校	同大川分校
両沼	三島町立宮下小学校	同早戸分校
	会津高田町立尾岐小学校	同菅沼分校
いわき	いわき市立川前小学校	同高部分校
	〃小川中学校	同戸渡分
相馬	鹿島町立真野小学校	同鳥崎分校
	〃上真野小学校	同栃窪分校
	原町市立大瓦小学校	同堤谷分校

　5　県(公)立学校の設置廃止

(1) 高等学校の設置

設置学校名	設置年月日	備考
福島県立福島中央高等学校	昭44年4月1日	福島第二、福島(通信制)の統合
福島県立いわき中央高等学校	〃	平第二、内郷(定時制)の統合

(2) 高等学校の廃止

廃止学校名	廃止年月日	備考
福島県立福島第二高等学校	昭44年3月31日	福島中央へ
福島県立平第二高等学校	〃	いわき中央へ
福島市立松川産業高等学校	〃	福島農蚕へ
石川郡平田村立平田産業高等学校	〃

(3) 県立高等学校の課程転換(定時制から全日制へ転換)

学校名	転換年月日	備考
東白川農商高等学校鮫川分校	昭44年4月1日	昭44年度入学生から
只見高等学校つつじが丘分校	〃	〃

　　　第4節　訴　訟　事　件

　昭和43年3月31日現在、当教育委員会関係の争訟事件は、

訴訟事件として裁判所に係属中のもの6件、県人事委員会

(地方労働委員会に係属中のもの1件を含む。)に不利益処分、

審理請求事件として係属中のもの8件、計14件で全国的にも

比較的争訟事件を多くかかえている県に該当していたところ

であるが、ここ1年間においても訴訟事件として、懲戒処分

取消請求事件1件、時間外勤務手当等請求事件18件(18市町

村がそれぞれ別個に被告として訴訟を提起されているので、

訴訟の内容はほぼ同一であっても、事件数としては18となる。)

計19件、不利益処分審査請求事件として昭和42年10月26日の

日教組の休暇斗争にかかる懲戒処分関係を含めて2件、計21

件が新たに提起され、増加の一途を示している。現在係争中

の訴訟事件、不利益処分審査請求事件の概要及び進行状況等

は下表のとおりである。

　1　訴訟事件の概要及び進行状況等

(昭和44年3月31日現在)

番号	事件名	事件の概要	進行状況等
1	懲戒処分取消請求事件(福島地裁昭和34年行第2号)	昭和33年9月15日、同10月28日、同11月26日教職員に対する勤務評定実施に反対するため、県下において多数の教職員が上司の許可なく職場を放棄し、そのため多数の学校において正常な運営が阻害され非常な混乱が生じた。当教育委員会としては、このような行為は地方公務員法に違反するものとして、当時の県教員組合執行委員長加藤林外27名に対し懲戒処分を行なったが、加藤林外27名はこれを不服として、昭和34年1月20日福島地方裁判所に訴の提起をなしたものである。	争点整理のための30数回の準備手続及び具体的行動に関する事実認定の証人調も終了し、現在は一せい休暇斗争は争議行為にあたるか、県下の学校の正常な運営の阻害の状況等、総論部分の立証の段階にある。今後判決までにはなお若干の年月を要する見込である。