教育年報1968年(S43)-053/197page
・火災警報・強風注意報・異常乾燥注意報等発令中の警
備態勢は定められているか。
(以下略)
(3) 本年度実施した防火診断の特色
1) 各診断項目個々に診断し、各校の対策を要する箇所を
明らかにした。
2) 定期診断の実施月日を各市町村教育委員会ごと、5月
1日、12月1日を中心に行なうことにした。
3) 消防署、又は相当機関の専門家を加え、総合的、科学
的な防火診断を行なうようつとめた。
4) 改善を要する箇所については、直ちに措置するよう指
導を強化した。
3 学校事故防止対策研究協議会の
開催
(1) 目 的
市町村教育委員会事務局職員、市町村立小・中学校教頭
及び県立学校教頭に対し、学校防火、交通事故防止対策
について問題点を明らかにし、改善点について研究協議を
行ない学校事故防止体制の強化をはかり、学校火災及び教
職員の交通事故の絶無を期する。
(2) 参 加 者
市町村教育委員会事務局職員 92名
市町村立小・中学校教頭 879名
県立学校教頭 89名
(3) 会 場
県北 福島大学教育学部付属小学校 43年11月13日
県南 郡山市立橘小学校 43年11月14日
会津 会津若松市立謹教小学校 43年11月18日
浜 原町市立原町第二小学校 43年11月13日
(4) 指導助言者
消防、防災課長、同課長補佐、同主任主査
義務教育課長、主任管理主事、管理主事
高等学校教育課長、主幹、主任管理主事、管理主事
4 学校警備員の配置
A. 県立学校………木造校舎に完全設置されている。
B. 市町村立学校…下記のとおり。
(小学校) (中学校)
管内別 本校数 設置数 設置率 本校数 設置数 設置率 備考 信夫 60 33 51% 26 22 85% 伊達 34 33 97 10 10 100 安達 36 32 89 19 17 89 郡山 50 10 20 29 7 24 岩瀬 27 19 70 13 11 85 西白河 31 13 42 14 7 50 東白川 23 3 13 11 1 9 石川 25 10 40 14 4 29 田村 40 11 28 19 8 42 南会津 23 13 57 14 9 64 北会津 32 5 16 20 4 20 耶麻 34 0 0 20 0 0 両沼 37 8 22 18 2 11 いわき 69 52 75 42 32 76 双葉 20 5 25 15 4 27 相馬 36 36 100 18 18 100 計 577 283 49 302 156 52
〈注〉 43.11.1現在
5 学校事故防止対策研究協議会
(1) 趣 旨
県下市町村教育委員会、小・中学校及び県立学校の防火
対策、交通事故防止対策について情報を交換するとともに
問題点を明かにし、改善点について研究協議を行ない学校
事故防止体制の強化をはかり、学校火災及び教職員の交通
事故の絶無を期する。(従来「学校防火対策協議会」とし
て開催していたが、今年より交通事故防止対策を加え「学
校事故防止対策研究協議会」として開催したもの。)
(2) 参 加 者
市町村教育委員会事務局職員
市町村立小・中学校教頭又は防火管理者
県立学校教頭又は防火管理者
(3) 会場・期日
県北 福島大学教育学部付属小学校 43.11.13
県南 郡山市立橘小学校 43.11.14
会津 会津若松市立謹教小学校 43.11.18
浜 原町市立原町第二小学校 43.11.13
(4) 指導助言者
県総務部消防防災課長、同課長補佐、同職員、会場地警
察署長、教育庁義務教育課長、主任管理主事、管理主事、
同高等学校教育課長、主幹、主任管理主事、管理主事
6 昭和43年度に発生した学校火災調
管内 学校名 火災発生年月日・時刻 原因 出火場所 焼失坪数 被害総額 保険金額 南会津 桧枝岐小・赤岩分校 43.11.19後8時 煙突の過熱 風呂場 66m2 7,806,218 2,976,000 郡山 芳賀小 43.12.9後5時40分 放火 一階教室 2 約360,000 田村 浮金中 43.12.11後0時40分 調査中 教室 138 約10,000,000 6,500,000 東白川 青生野小 44.3.8前6時40分 「ガソリン」と「たきつけ油」の誤用 職員室 229 約20,000,000 12,827,000