教育年報1968年(S43)-063/197page
ア. 学籍欄を設けた。
イ. 出欠の記録欄を簡略化した。
ウ. 標準検査の記録欄を記入しやすくした。
エ. 各教科の評定欄から所見を削除するとともに、第1
学年の評定も記載できるようにした。ただし、それは
合否判定の直接の資料とはしない。
オ. 4教科の特記事項欄に代えて、実技等に関する特記
事項欄を設けた。
なお、この欄は、4教科の実技等に関し、それぞれ
きめられた項目について、他の生徒より特にすぐれて
いるもの10%程度について、その所見を簡単に文章で
記入するものである。
4) 問題用紙の様式について
各教科とも、B4版、中質紙を二つ折り、8ページと
し、表紙を除いて、問題は6ページに印刷されている。
活字や図版等を大きく見やすくし、受験生に親切にする
よう努めた。
なお、解答用紙は43年度と同様であるが、A4版であ
ったものをB4版とした。
(3) 公立高等学校入学者選抜関係日程
6月12日 第1回入学者選抜対策委員会
10月 2日 第2回 〃
12月 9〜12日 44年度入学者選抜要綱説明会
12月中旬 44年度入学者募集定員決定
2月14〜20日 入学志願書の提出
2月21〜26日 出願先変更
3月 1〜 7日 調査書の提出
3月17日 学力検査実施
3月19日(15時以降) 合格者発表
3月27〜4月2日 再募集の入学願書提出
4月 3日 〃 (第1次)合格者発表
4月 4日 〃 学力検査実施
4月 7日 〃 (第2次)合格者発表
3月 1〜31日 通信制の課程の出願
(4) 出願状況
出願先変更後の第2次集計結果(2月26日)は、下記の
とおりである。
(全日制合計)
学科名 定員 志願者数 倍率 昨年度倍率 男 女 計 普通科 14,175 6,742 9,806 16,548 1.17 1.15 農業科 2,480 2,314 329 2,643 1.07 1.16 工業科 3,505 4,348 195 4,543 1.30 1.28 商業科 3,136 1,948 1,817 3,765 1.20 1.18 水産科 200 250 0 250 1.25 1.27 家庭科 1,666 0 1,991 1,991 1.20 1.36 理数科 135 219 0 219 1.62 1.00 合計 25,297 15,821 14,138 29,959 1.18 1.19
(定時制合計)
学科名 定員 志願者数 倍率 昨年度倍率 男 女 計 昼間 普通科 20 14 5 19 0.95 0.80 農業科 430 287 27 314 0.73 0.85 家庭科 310 0 238 238 0.77 0.77 小計 760 301 270 571 0.75 0.79
学科名 定員 志願者数 倍率 昨年度倍率 男 女 計 夜間 普通科 795 328 316 644 0.81 0.92 工業科 470 471 1 472 1.00 0.79 商業科 280 69 64 133 0.48 0.49 小計 1,545 868 381 1,249 0.81 0.60 合計 2,305 1,169 651 1,820 0.79 0.80 (別科合計)
学科名 定員 志願者数 倍率 昨年度倍率 男 女 計 産業科 205 131 0 131 0.64 0.64
第2節 現職教育計画
教職員の資質向上に関する本県教職員の現職教育計画は、
文部省、県教育委員会主催のものをはじめ、各種研究団体主
催のもの等、数多く実施された。そのうち、他の節に掲載さ
れたものを除いて、各種の講習会、講座、実技講習会、研究
奨励、海外教育事情視察派遣等について、その概略を述べる。
1 校長・教頭等研修講座
校長及び教頭等に対し、学校の管理運営、学習指導などの
諸問題について研修を行ない、その識見を高め、指導力の向
上をはかることを目的として開かれた。
(1) 主 催 文部省
(2) 会 場 国立教育会館、国立中央青年の家、磐梯青年の
家
(3) 日程及び参加者
1) 第1回 5月13日〜25日
双葉・浪江小・教頭・星淳一
郡山・安積一小・教諭・山寺昭三
両沼・高田小・教諭・宮森幸運
2) 第2回 6月17日〜29日
東白・片貝中・校長・小針辰平
北会・東中・教頭・井関鉄雄
相馬・石神中・教諭・渡辺亮海
3) 第3回 7月8日〜20日
小高工業高・校長・根元虎雄
白女高・教頭・渡辺茂
飯坂高・教諭・宇佐神正人
4) 第4回 9月9日〜21日
伊達・小坂小・校長・菊地正哉
安達・玉井小・教諭・菅野アヤ子
耶麻・関紫小・教諭・五十嵐ヨシミ
5) 第5回 11月25日〜12月7日
両沼・坂下幼・主任・鈴木ハル
郡山盲・教頭・柳沼誠