教育年報1968年(S43)-067/197page
いわき会場 小学校 80名・中学校40名
二本松会場 小学校 58名・中学校21名
計 小学校215名・中学校98名
合計 313名
6) 講習同容
ア. 講演「欧米における数学教育現代化の動向」
イ. 講義
〇小学校
算数教育の動向と問題点
数学的な見方・考え方について
教材研究のすすめ方 算数科学習指導法の改善
〇中学校
数学教育の問題点と学習指導法の改善
集合について 命題と真理集合について
確率と統計について
ウ. 授業研究
教 職 員 研 究 奨 励
(1) 目 的
本県児童、生徒の学力向上に関連して、教職員の積極的
な学術的研究ならびに教育実践的研究を奨励し、本県教職
員の資質の向上、ひいては本県教育の振興をはかることを
目的とする。
(2) 応募資格
県内公立小・中学校ならびに県立高等学校教職員
(3) 応募者数
小・中学校関係……11名
高等学校関係………17名 計28名
(4) 採択者及び研究主題
1) 研究主題
「精神薄弱児の思考過程の研究」
福島市立福島養護学校教諭 中丸良彦外4名
2) 研究主題
「石川町の地質教材の効果的な学習指導」
石川郡石川町立石川中学校教諭 三森たか子外2名
3) 研究主題
「駒止峠湿原群(大山湿原)における植物群落の研究」
南会津郡田島町立長野小学校教諭 五十嵐徳三
4) 研究主題
「数学科における授業過程をどう考えるか」
安達郡本営町立本宮第二中学校教諭 桑名孝雄
5) 研究主題
「家庭学習の組織化」
相馬郡小高町立福浦中学校教諭 岡田行雄外3名
6) 研究主題 「28の推定強度に関する研究」
福島県立二本松工業高等学校教諭 大藤建生
7) 研究主題
「判例を中心とした商業法規教育に関する研究」
福島県立郡山商業高等学校教諭 菅野耕毅
8) 研究主題
「郷土における曽良随行日記の実証的研究」
福島県立須賀川女子高等学校教 金谷兼男
9) 研究主題
「日本農業(農村問題)の現状理解のための農業政策
の立法史的考察」
福島県立小高農業高等学校教諭 山尾良雄
10) 研究主題
「汎用測定器による測定誤差の研究」
福島県立平工業高等学校教諭 山口真一外1名
以上10名の研究が採択されたが、採択外となった研究も
含めて、各研究ともきわめて充実した内容を持ち、本県に
おける教育水準の向上のために有効なものである。
第3節 教育課程
教育課程は小・中・高等学校とも完全に実施され、じゅうぶ
んその趣旨が徹底されている。なお、その実施にともなう指
導上の諸問題を研究し、その解明を図って教職員の指導力の
向上に資するため、小・中学校では教育研究協議会を、高等
学校では教育課程研究集会を開催した。
1 小 学 校
(1) 目 的
小学校教育において当面する教育課程実施上の諸問題に
ついて、組織的な研究を行ない、全県的な視野にたって研
究協議し、本県小学校教育の充実を図るとともに、教職員
め指導力の向上に資する。
(2) 主催
福島県教育委員会、福島県小学校教育研究会、関係市町
村教育委員会
(3) 期日・期間
1) 地区集会 昭和43年7月24日(水)の1日間
2) 県集会 昭和43年10月14日(月)〜15日(火)の2日間
(4) 会 場
1) 地区集会 各教育事務所ごとに会場を設定する。
2) 県集会 国見町立藤田小学校外12会場
(5) 参加者数
国・公・私立の教員とし、各会場の参加者数は別表のと
おりである。
(6) 研究協議会の運営
1) 部会を次のとおり設け、参加者はそれぞれひとつの部
会に所属して研究する。
国語、社会、算数、理科、音楽、図画工作、家庭、体
育、道徳、特別教育活動、学校行事等、視聴覚、教育評価
2) 各部会ごとに「事前研究の手びき」で示された研究問
題を中心として研究する。
3) 日 程
ア. 地区集会
9.00 9.20 9.50 12.00 13.00 15.00 16.00 開会式 オリエ ンテー シヨン 部会 昼食 部会 閉会式
イ. 県集会
日\時刻 9.00 9.30 10.15 15.20 15.30 第1日 開会式 指定授業 部会 昼食 部会 第2日 部 会 部会 閉会式