教育年報1968年(S43)-079/197page
究を行なった学校である。
(3) 研究学校(会津農林、東白農商を除き、他は2年継続)
福島女子高等学校 安達高等学校
安積女子高等学校 原町高等学校
相馬農業高等学校 喜多方工業高等学校
東白川農商高等学校 郡山ろう学校
(4) 研究主題
1) 個人差、能力差に応じた学習指導はどうしたらよいか。
2) 教材の精選はどのように進めたらよいか。
各学校、各教科(科目)に共通するものとして、以上の主
題を設定するが、実際の研究にあたっては、前記の研究学
校指定の目的に沿うとともに、各学校、各教科(科目)の
実情に即して、より具体的な小テーマを設けて研究を進め
るようにする。
(5) 各校の研究教科(科目)およびテーマ
〇福女高
芸術科(音楽)
「音楽教室における施設設備とその活用」
芸術科(美術)
「教材の精選という立場から、新教材の導入とその
指導」
〇安達高
社会科(政治経済、日本史、地理)
「学力向上をはかるための学習指導計画をいかにし
たらよいか」
英語科
「学力向上をはかるための学習指導計画をいかにし
たらよいか」
〇安女高
理科(生物)
「生物学習における帰納的な思考力の育成指導につ
いて」
家庭科(家庭一般)
「食生活の経営の効果的な指導法について」
〇会津農林高
国語科
「古典甲(2単位)を2学年にわたり履習するには
教材をどのように精選したらよいか」
数学科
「数学2Aを2単位で履習するには教材をどのよう
に精選したらよいか」
〇喜多方工高
工業科(電気)
「電気理論の学習指導はどのようにしたらよいか」
理科(化学)
「思考力を育てるための学習指導法の形式と形態は
どのようにしたらよいか」
〇相馬農高
農業(畜産)
「本校における農業自営者養成のため畜産学習の指
導について」
〇東白農高
商業科
・商業一般の指導上の問題点にはどのようなものが
あるか
・商業一般と関係他科目との重複個所はどこか。ま
た、その調整をどのようにすればよいか
・商業一般の学習指導上追加補充すべき内容にはど
のようなものがあるか
〇郡山ろう学校
国語科
「口話力を高めるための指導法」
学習指導講習会
高等学校における学習指導上の問題点を究明し、指導技術
の改善を図ることを目的とする。
(1) 主 催 県教育委員会
(2) 期日会場 6月3、4日
県北 福島西女子高等学校
県南 郡山女子高等学校
6月24、25日
会津 若松女子高等学校
浜 磐城高等学校
(3) 参加者
高校教職員のうち、前年度までの同講習会に参加しなか
ったもので、教職経験の浅いもの、各校2〜3名とする。
(4) 講習内容
1) 授業充実の方法
2) 指導技術の改善
3) 学習の評価
(5) 講 師
県教育庁・高等学校教育課長、指導班各指導主事
視聴覚実技講習会
高校学習指導の、向上と充実をはかるため、その補助手段
としての視聴覚機械の基本的な取扱いと、操作技術の修得を
図ることを目的とする。
(1) 主 催 県教育委員会
(2) 期日会場 9月11日 湯本高等学校
9月12日 郡山工業高等学校
(3) 参加者
高校教職員各校1名を対象
(4) 講習内容
1) オーバーヘッド・プロジェクター
2) 16ミリ映写機
3) ビデオ・テープ・レコーダー
(5) 講 師
県教育庁・高等学校教育課担当指導主事
指導助言者(高校教諭)
第5節 道徳教育・生徒指導
1 道徳教育
本県の道徳教育は、昭和33年に道徳の時間が設置されてか
ら10年を経過し、各学校ならびに関係機関の努力によって安
定した充実が見られるようになってきている。特に道徳教育
研究指定校を中心とする実践的研究はきわめてすぐれた実績