教育年報1968年(S43)-094/197page

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  ア. 第1分科会

    「へき地小規模校における効果的な学習指導法」

   (ア)発表者 耶麻郡奥川小学校教諭   角田幸男

     国語科における変形複式指導の一考察というテー

    マで発表があり、複式学習指導の効果的な進め方に

    ついて研究が深められた。

  イ. 第2分科会

    「視聴覚教具を利用した効果的な学習指導法」

   (ア)発表者 大沼郡喰丸小学校教諭   星清

     シート式磁気録音機を利用した学習指導法につい

    て、実践をもととした貴重な発表があり、間接指導

    の効果的な進め方について、研究が深められた。

(2) 中通り地区大会

 1) 期日 11月6日(水)

 2) 会場郡山市立多田野小学校

 3) 研究主題「山村へき地の諸条件を積極的に生かした

       学習指導はどうずればよいか」

 4) 講師 郡山教育事務所長        佐藤惣一

      福島県教育庁義務教育課指導主事 鈴木栄

      郡山教育事務所指導主事     竹内敏郎

           〃          吉田文雄

           〃          星幸雄

      郡山市教育委員会指導主事    佐久間守勝

           〃          吾妻辰夫

           〃          金沢正

 5) 分科会

  ア. 第1分科会 「学習意欲を育てるための習慣づけを

         どう考えて実践したらよいか」

   (ア)発表者西白河郡信夫第一小学校教諭木下幸子

         安達郡杉沢小学校教諭   佐藤啓果

     木下教諭からは低学年における読書指導の一例に

    ついて、佐藤教諭からは、望ましい指導過程の組織

    化について研究発表があり、参会者の現場における

    生きた課題を中心として熱心な研究協議がなされた。

  イ. 第2分科会 「主体的学習態度の養成をどのように

         したらよいか」

   (ア)発表者 須賀川市東山小学校教諭  渡辺ミチ子

         郡山市谷田川小学校教諭  鈴木亀江子

     渡辺教諭からは、地域の環境を生かした生物教材

    の取扱いによる主体的学習態度について、鈴木教諭

    からは学習のしかたを身につけさせながら学ばせる

    4年の算数指導についての発表があり、そこから問

    題が発展し研究協議が深められた。

  ウ. 第3分科会 「積極的に学習にとりくませるにはど

         うしたらよいか」

   (ア)発表者 東白川郡鮫川小学校教諭  中野英二

         郡山市立三和小学校教諭  鈴木ツギ

     中野教諭からは、話し合い学習を効果的に進める

    国語科の指導について、鈴木教諭からは読みとる力

    をつけるための基礎練習を中心とした発表があり、

    実践にもとづいた具体的な話し合いがなされた。

  エ. 第4分科会 「主体的学習態度の育成をどのように

         したらよいか」

   (ア)発表者 伊達郡山舟生中学校教諭  市川義

         郡山市立西田中学校教諭  鈴木康夫

     市川教諭からは学習意欲の向上と習慣形成のため

    の実践的研究について、鈴木教諭からは主体的学習

    を高める指導過程の研究について発表があり、特に

    中学校へき地校の現場の問題の解明がなされた。

(3) 浜通り大会

 1) 期日 10月17日

 2) 会場 双葉郡浪江町立大堀中学校三程分校

 3) 研究主題「山村へき地の諸条件を積極的に生かした

       学習指導はどうずればよいか」

 4) 講師 双葉教育事務所長        中村昌幸

      福島県教育庁義務教育課指導主事 岡部一三

      双葉教育事務所指導主事     菅野正義

            〃         小野田宗郎

 5) 分科会

  ア. 小学校部会

    「複式指導において、意欲的に学習にとりくませる

   ための教材、資料の活動と習慣づけはどのようにあれ

   ばよいか」

   (ア)発表者 桶売小志田名分校教諭   蛭田耕一

         川内一小毛戸分校教諭   北村正秋

         鳩原小学校教諭      永井俊雄

     研究テーマにそった、現場の切実な問題点を研究

    協議し、多大の成果を収めた。

  イ. 中学校部会

    「学習効果を高めるための個別化、視聴覚教育、生

   徒指導はどのようにあればよいか」

   (ア)発表者 玉野中学校教諭      熊本達雄

         永戸中学校教諭      市川善明

         川内中学校教諭      鈴木真一

     へき地中学校における諸問題について具体的事例

    を通し熱心に研究協議され、その究明がなされた。

 4 へき地教育研究学校

  南会津郡下郷町立南小学校

  大沼郡昭和村立喰丸小学校

  耶麻郡山都町立山都第三中学校

  相馬郡飯館村立飯樋中学校

 これらの研究学校は、へき地小規模学校における学力向上

のための指導法の改善、特に主体的態度を形成するための学

習方法訓練を中心として研究が進められている。

 5 シート式磁気録音機の購入補助

 複式学習指導の効率化を図るために本年度は県教育委員会

においてシート式磁気録音機の購入費の1/2の県費補助がなさ

れ、20台が複式をもつへき地学校又は分校に配分された。

  第9節 特殊教育

 1 特殊学校・学級の実態

 特殊教育の振興は計画的に質量ともに推進されており、特



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