教育年報1968年(S43)-116/197page
(6) 研究会に作成した資料
日 内容 講師 方法 8/7 午後 農村地域住民の生活構造の変ぼうと生活課題 塚本哲人 講義・討議 8/8 午前 農村における社会教育のねらいとその形態 塚本哲人 〃 8/8 午後 少年の生活構造とその教育編成 佐藤正 〃 8/9 全日 地域開発と文化財の保護 今野栄八 講義・演習 8/10 午前 学級・講座における視聴覚的手法の活用 藤井勇 〃 8/10 午後 閉会式
1) 昭和43年度社会教育主事研修会要領
2) 市町村社会教育主事研修会実施報告書
(7) 効 果
県積慶寮に全員合宿し長期研修の機会をもち、講義・研
究討義・演習等をとおして熱心な研究が行なわれ、経済に
関する一般教養と社会教育の専門的教養を高め、社会教育
主事としての資質の向上と指導力の強化がはかられたもの
と思われる。
3.社会教育委員研究協議会
(1) 目 的
社会教育委員の性格、任務および活動上の諸問題につい
て研究協議を行ない、本県社会教育の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加数
1) 期 日 7月16日〜17日
2) 会 場 福島市飯坂町県 婦人会館
3) 参加数 76名
(3) 講 師
福島大学教育学部教授 平井博
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
(4) 参加対象者
市町村社会教育委員
(5) 内 容
1) 研究主題
社会教育委員の性格、任務および活動上の諸問題につ
いて
2) 講 義
〇成人教育について 平井博
〇社会教育委員の性格と任務 佐藤正義
3)分科会研究協議題
ア. 社会教育計画をどのようにすすめるか
イ. 青少年教育の問題点とその対策
ウ. 成人教育の問題点とその対策
(6) 効 果
講義、分科会討議等において、社会教育の現状を具体的
に検討し、社会教育委員の任務としての諮問的内容と指導
内容について理解を深め、さらに市町村社会教育計画につ
いての諸問題について研究協議され、社会教育委員として
の今後の活動が期待される。
4 社会教育研究協議会
(1) 趣 旨
社会教育行政関係者と社会教育行政に関連する行政関係
者の参加を得て、相互の理解を深めるとともに、社会教育
について、総合的な研究協議を行ない、もって社会教育の
振興および地域の発展に寄与することを目的とする。
(2) 期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数 43年9月6日 本宮町公民館 120名 9月10日 いわき市常磐公民館 150名 9月17日 会津若松市中央公民館 160名 9月24日 白河市中央公民館 164名
(3) 講 師
宮城教育大学教授 菅野正
東北大学教授 竹内利美
福島大学教授 堀口知明
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
(4) 参加対象
市町村長、市町村議会議長、市町村教育委員会教育長、
小中学校長、公民館長および関係職員ならびに教育委員、
社会教育委員、公民館運営審議会委員、明るく正しい選挙
推進協議会委員
(5) 内 容
1) 研究主題
社会教育とこれに関連ある行政機関団体が行なう教育
活動をどのように編成したらよいか。
2) 分科会協議題
〇家庭教育の振興、青少年健全育成のための教育活動を
どのように編成し推進したらよいか。
〇明るく正しい選挙のための教育活動をどのように編成
し、推進したらよいか。
〇貯蓄や、かしこい消費をとおして、家庭生活の合理化
のための教育活動をどのよう'に編成し、推進したらよ
いか。
〇地域産業発展のための教育活動をどのように編成し推
進したらよいか。
3) 講 演
現代における地域社会の特質と社会教育の課題
(6) 効 果
社会教育関係者と社会教育に関連する行政機関関係者が
一堂に会しそれぞれ行なう教育活動をいっそう効果的に進
めるために、相互理解と協力体制の必要が認識され、各課
題ごとの分科会を通して具体化され、今後より効果的な教
育活動をそれぞれ行なううえで大きな示唆を与え、社会教
育進展のために効果をあげ得たと思われる。
5 社会教育研究指定市町村
(1) 趣 旨
社会教育と社会教育に関連する他の行政機関、団体の相
互理解を深め、緊密な連係のもとに、それぞれが行なう教
育活動を総合的、計画的に進めるための具体的方策につい