教育年報1968年(S43)-119/197page

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 には、指導者はもちろん、中核的青年の養成こそ重要な課

 題であり、それらを核として小集団活動をもりあげるため、

 青年団体指導者研修会、地域振興青年指導者養成研修会、

 青年国内研修等をとおして、リーダーとして活動する基本

 的研修を実施した。

  昨年度からひきつづいて各教育事務所1名の青少年教育指導

 員を委嘱し、市町村における青少年教育の企画立案、団体

 活動の助言指導にあたり、地域の少年会、子ども会、青年

 団体等の健全育成の指導にあたり、その効果は非常にたか

 く、人数をまして設置するよう市町村からの要望もあった。

2.少年生活指導研究協議会

(1) 趣   旨

  社会における少年の生活指導の充実のため市民性の育成

 を課題として少年団体の指導者養成および団体の育成を行

 なっているが、これらの事業の成果の普及と地域の実情に

 応じた少年教育振興方策について研究協議する。

(2) 期日・会場・参加者数
対象地区 期日 会場 参加者数
県北 43.5.8 国見町・藤田小学校 110
43.5.10 原町市・市営体育館 120
会津 43.5.13 会津坂下町・町民体育館 150
県南 43.5.22 白河市・市公民館 130

(3) 講師ならびに助言者

  県教育庁社会教育課  主 幹  大越源三郎

  県青少年対策室    室 長  丹野清栄

  県教育庁社会教育課員、県青少年対策室員、県教育庁各

  教育事務所社会教育主事、指導主事、生徒指導主事、生

  徒指導委員、開催地教委指導主事、小中学校長、青少年

  教育指導員

(4) 事例発表者

 (県北) 国見町教育委員会社会教育主事   鈴木美一

 (浜 ) 原町市公民館長          宝玉義信

 (会津) 会津坂下町教育委員会社会教育主事 広木義衛

 (県南) 白河市教育委員会社会教育課長   寺嶋喜千夫

(5) 参 加 者

  1)小中学校教員 2)教育委員会関係職員 3)社会教育委

 員4)公民館職員5)PTA役員・補導委員6)子ども会等育

 成関係者7)婦人団体・青年団体関係者8)警察関係者9)民

 生福祉関係者10)体育指導員11)青少年健全育成推進員

(6) 内   容

 1) 講義「本県の少年教育の現状と問題点」

     「本県の青少年対策について」

 2) 事例発表「わが市における少年教育の現状」

 3) 研究協議(分科会)

  ア. 子ども会少年会等少年団体指導者の計画的、継続的

   養成について

  イ. 子ども会少年会等少年団体の育成組織とそのあり方

   について

  ウ. 子どものための施設設備について

  エ. 少年生活指導の諸問題について

(7) 効   果

  各会場とも熱心な参会者により活発な協議がなされ、子

 どもに関する各方面の代表者のそれぞれの立場が相互に理

 解されたことは有意義であった。とくに、事例発表を中心

 に、少年教育の高揚、関係事業の理解や連携の積極的な話

 し合いがなされ、下記のことについて共通理解を深めた。

  ア. 研究協議の内容と県社教委員会の答申の趣旨につい

   て波及し、共通理解にもとづく少年教育の再検討と高

   揚をはかる。

  イ. 子どもの社会性の涵養と団体活動をとおして、生き

   がいをもたせることの配慮を地域に波及する。

  ウ. 子どもたちの主体的計画を尊重し、自主的な運営活

   動の推進をはかる。

  エ. マイホーム型の親や子の啓蒙と集団活動への参加を

   奨励する。

  オ. 教職員の指導性をいかした社会教育活動への自主的

   参加をうながすことにつとめ、そのあり方を考える。

  カ. 地域子ども会の連合による効果的指導者研修、研究

   協議を推進する。

  キ. 少年健全育成に関する地域の関係機関団体連絡会の

   開催と協力体制の強化をはかる。

  ク. 子ども会活動の事故防止や事故保障について研究を

   すすめる。

 3 少年団体指導者研修会

(1) 趣   旨

  子ども会等少年団体の育成指導にあたっている者、また

 は、あたろうとする者に対して、その育成指導に関して必

 要な知識・技能を習得せしめ、もって県下少年団体の育成

 に資する。

(2) 期日・会場・参加者数
対象地区 期日 会場 参加者数
県北 43.7.25〜27 二本松市霞ケ城 33
県南 43.8.22〜24 三春町立三春中学校 34
会津 43.8.22〜24 会津若松市公民館 20
43.8.29〜31 相馬市市民会館 51
目的団体 43.11.9〜11 相馬市青年の家 31

(3) 講  師

 福島大学教育学部教授        田口孝之

 同       助教授       徳田安俊

 東北大学教育学部助教授       小林政吉

 元・福島市立第一小学校長      今井豊蔵

 日赤福島支部事業係長        清野美雄

 福島市児童館長           羽田善一

 二本松市北小学校長         鈴木九二八

 都路村立第一中学校長        柳沼角栄

 三春町立三春中学校長        塚原央

 会津若松市立第一中学校       桜木甚吾

 同     双潟小学校長      林千代志

 会津児童園長            長谷川四郎

 JRC指導講師             青木喜八郎

 JRC指導員              村野井幸雄

 ガールスカウト県連事務局長     田村幸子

 ボーイスカウト県連理事       鈴木信夫

 同        理事       吉田重成

 同        理事       赤城良一

 同        副コミッショナー 国馬善郎

 同        野営行事委員長  沖井道雄

 同        指導養成副委員長 菊地理夫



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