教育年報1968年(S43)-120/197page
ボーイスカウトいわき地区コミッショナー 小野道敏
同 相馬地区コミッショナー 吉田泰宣
BBS二本松隊長 松坂忠寿
県教育庁社会教育課員、相馬・伊達・東白川・安達・北
会津・田村・郡山・いわき各教育事務所社会教育担当者、
青少年教育指導員、開催地教委社会教育担当者
(4) 参 加 者
子ども会、少年会間接指導者、育成会指導者、目的団体
指導者または指導にあたろうとするもの。
(5) 内 容
1) 講 義
ア. 子ども会等少年団体活動の意義
イ. 子どもについての理解
ウ. 団体運営とプログラム
エ. 健康と安全指導
オ. 指導者の任務と役割
2) 実 技
ア. 遊びとレクリエーション
イ. 野外活動
(6) 効 果
本年は、成人の指導や育成にあたっている者を対象とし
成果の波及と多数参加のため、目的団体会場以外は宿泊し
ないで研修したので、参会者の参加は円滑であった。また
所定の時間を履修し、内容を習得した者には今後の活躍を
期待して、県教委より修了証をおくった。さらに、目的団
体についての理解を深めるために、少年目的各団体から代
表の出席をもとめ、各団体の状況や立場を説明したことと
会期中に研究協議を行ない参加者の活動事例をもとに意見
交換を行なったことは、今後の活動に参考になった。ほぼ
同質の参加者であったことも、講義をしやすくし、協議や
作業も効率的であった。また各講師の熱心な指導は、少年
健全育成の感銘を新たにし、考え方や技術の向上に効果を
あげ、地域関係者の意識高揚に大きな力があった。少年教
育推進意欲にもえた参加者の今後の活躍が期待される。
5 新就職者研修会
(1) 趣 旨
中学校を卒業して直ちに就職した青年に、団体宿泊研修
をとおして、職業人、社会人としての自覚をもたせ、青年
活動の心構えを培うものとする。
(2) 期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数 43.6.19〜21 郡山市富田町福島県農業試験場 30名 43.7.2〜4 福島市土湯町福島市青少年の家 30名
(3) 講 師
郡山市立第一中学校長 鈴木忠雄
紅丸商事・社長 大高善兵衛
西田公民館運営審議会委員長 熊田武男
郡山市商工会議所専務理事 今泉正顕
郡山市教委保健体育課 国馬善郎
元・福島市第一小学校長 今井豊蔵
中合百貨店営業部長 小林金松
福島市立第三中学校長 遠藤伊雄
福島市商工会議所総務部長 奥村孝夫
福島市教委社会教育主事 笠原憲昭
青少年教育指導員(郡山) 菊地賢太郎
同 (信夫) 高橋定
県教育庁社会教育課員、郡山・信夫教育事務所社会教育
担当者、郡山市・福島市教育委員会職員
(4) 参 加 者
昭和41・42年度に中学校を卒業し、商工業・サービス業
など、中小企業に就職した勤労青年男女
(5) 内 容
1) 講 義
ア. 青年と人生 エ. 職場における人間関係
イ. 社会と職業 オ. 団体活動について
ウ. 余暇の利用
2) 実 技
ア. 野外活動 イ. 歌とゲーム
3) 話し合い
(6) 効 果
宿泊研修をとおして、責務の遂行、対人関係等を体験
し、職業人・社会人としての自覚をたかめ、今後の職業生
活について明るい希望と自信を与えた。また、開催地教委
の協力を得て、参加者の感想文を冊子にまとめ、参加者な
らびに、その企業主に配布したことは、企業側に青少年の
心情を理解や、教育の機会の必要認識に役立つたし、さら
に地域にこうした事業の意義や成果を波及、認識せしめる
に効果があった。
5 青年国内研修
(1) 趣 旨
勤労青年に明るい希望をあたえ、郷土振興のため活動で
きる、青年リーダーの養成を目的として、県下の青年を県
外および県内の先進地および研究専門機関に派遣して、生
活・文化・教育・産業に関する実地研修を行なって、地域
産業の振興、青年活動の基本的事項について研修し、県土
発展に資する。
(2) 期 日
県内研修 43.7.19〜8. 1(事前、現地、事後研修)
県外研修 43.6.27〜6.29(事前研修)
43.8.20〜9.10(現地研修)
43.9.11〜9.13(事後研修)
(3) 派遣先および人員
1) 県内研修 県農業試験場、県畜産試験場、県立磐城農
業高等学校 計 男女 31名
2) 県外研修 秋田県南秋田郡琴浜村、大潟村
青森県三戸郡倉石村
(4) 参加対象者
将来本県にのこり研修の成果を積極的に生かし得る青年
団員、青年学級生および一般勤労青年25才までの者
(5) 実施内容および方法
1) 事前研修
ア. 研修の意義と方法
イ. 団体活動について
ウ. 本県青年活動の現状について
エ. 研究主題の指導、研修方法
2) 現地研修
ア. 各研究期間の視察と研修
イ. 社会教育団体の調査と交歓研修
ウ. 先進的農家、地域における分宿実習