教育年報1968年(S43)-121/197page
3) 事後研修
ア. 研修課題の整理と研究発表
イ. 反省会、事後活動について
(6) 効 果
参加者は地域青年団体、青年グループ等のリーダーであ
り事前研修終了後地域の課題について研究調査し、派遣先
での産業構造、人口動態等について比較研究し、本県のお
かれている地位の認識を深めた。また地域における青年活
動について実地に学習し、本県青年活動についても先進活動
地区の状況を参考にして目標を樹立できたと思う。合宿、
分宿をとおして、指導者と研修生相互の人間関係を深め、
広い視野から地域振興をはかる青年の意欲がみられた。
6 青年団体指導者研修会
(1) 趣 指
地域青年団体、および青年グループの指導者および青年
教育担当者にその任務を遂行するための知識および技能を
修得せしめ、その資質の向上をはかりもって県下青年団体
の健全育成をはかる。
(2) 期 日
43.12.18〜20
(3) 会 場
耶麻郡猪苗代町 国立磐梯青年の家
(4) 講 師
日本青年奉仕会事務局長 寒河江善秋
県立会津高等学校長 田中平作
福島県青少年対策室長 丹野清栄
国立磐梯青年の家事業課長 佐藤利三郎
石川郡古殿町公民館長 渡辺幹男
耶麻郡猪苗代町青年会長 油井忠幸
県教育長社会教育課主幹 大越源三郎
国立磐梯青年の家職員 県教育庁社会教育課員
(5) 参 加 者
市町村教育委員会より推せんされた青年団体団長、副団
長、グループリーダーおよび市町村教育委員会青年教育担
当者 50名
(6) 内 容
団体活動の位置づけならびに青年団体活動の役割を明確
にし、活動を有効に展開するため組織づくりとリーダーシ
ップのあり方について学習し、全県的視野にたって青年団
体活動の現状と問題点について検討する。
1) 青年団体活動の意義と組織運営
2) 青年団活動の問題点、団体維持運営
3) 未組織青年の組織化
4) 青年団幹部指導者の任務
ア. リーダーの機能と役割
イ. のぞましいリーダーのあり方
5) 青年団の歴史と今日的課題
6) 青年団の学習活動
(7) 効 果
急激なる地域の変ぼうにより地域青年団の組織運営につ
いていろいろの問題がある。青年の多様な欲求を団体活動
の中にとり入れ、地域にねざした青年団のあり方について
研修した。また団体活動の基本的事項について学習し、幹
部、役員としての自信を深めさせるに効果があった。
7 地域振興青年指導者養成研修会
(1) 趣 旨
現に地域で活動している青年ならびに、高等学校卒業後
郷土にのこって産業に従事する青年を対象に地域青年活動、
産業振興のための活動をすすめるうえの必要な基本的事項
について学習し、健全なる青年活動をとおして、未来をひ
らく青年の育成をはかる。
(2) 期 日
43.8.5〜8.8
(3) 会 場
耶麻郡猪苗代町 国立磐梯青年の家
(4) 講 師
国立磐梯青年の家所長 長田足穂
県立会津高等学校長 田中平作
県立岩瀬農業高等学校長 村田春雄
福島市立第三中学校長 遠藤伊雄
農業経営(西白河郡東村) 鈴木敏暉
県教育庁社会教育課長 佐藤正義
国立磐梯青年の家職員 県教育庁社会教育課員
〇市町村教育委員会社会教育担当者、高等学校教員の参加
希望者は、研修期間中の生活指導、交歓発表会等の助言
にあたる。
(5) 研修内容
この研修は現代社会における青年が行なう団体活動の位
置づけ、その役割を明確にし、学校・学級卒業終了後健全
なる青年活動ができるよう、講義、討議、班別研修をとお
して、グループワークを体験しながら学習を身につけるよ
うにした。
ア. 現代社会と青年
イ. 青年と人生
ウ. 地域の青年活動
エ. 団体活動の意義と方法
オ. 青年と学習、余暇活動
カ. 指導者の任務と役割
キ. 本県産業振興と青年の役割
(6) 参 加 者
1) 高等学校3-4年生で卒業後地域にのこる青年
2) 青年学級生リーダー(年少学級、年長学級)
(7) 効 果
高等学校、青年学級卒修了後地域にのこり青年活動の中
核となって活動できる素地をつくるとともに、青年としての
自覚を深め、地域産業振興に活動できる今後の学習につい
ての方向をしめした。
8 県青年学級生大会
(1) 趣 旨
県下青年学級生の代表が一堂に会し、共同生活をとおし
て研修、学習発表、交歓および当面する青年学級の諸問題
について研究協議を行ない、本県青年学級の振興に資する。