教育年報1968年(S43)-122/197page
(2) 期 日
43.11.18〜20
(3) 会 場
耶麻郡猪苗代町 国立磐梯青年の家
(4) 講師、助言者
県教育庁社会教育課長 佐藤正義
県青年学級研究協議会委員
国立磐梯青年の職員
田村、いわき、伊達教育事務所社会教育担当者、県教育
庁社会教育課員、引率市町村社会教育担当者
(5) 参 加 者
県内青年学級生1市町10名以内、勤労青年学校5名以内
引率指導者、青年学級主事 計285名
(6) 内 容
1) 講義 「現代青年の役割」
2) 分科会研究協議学習テーマ
ア. 青年時代の学習について
イ. 効果的学習をすすめるうえの学級生の態度
ウ. 青年学級の運営と学習内容について
エ. 学習活動をもりあげるためにどんな障害があるか。
3) 部会編成
学習体験、青年の主張発表をきいたうえ4部会を編成
し共通学習テーマで実施した。
第1部会18才未満の農業学級生
第2部会18才以上 〃
第3部会18才未満の都市学級生
第4部会18才以上 〃
4) 青年主張発表大会
各教育事務所、管内代表1名1人7分以内 明治100
年記念として実施した。
5) スポーツ交歓大会、ブロック別ソフトボール大会、バ
レーボール大会、運動会、キャンドルサービス
(7) 効 果
11月下旬であったので農作業も終了し、参加者の出席は
よかった。ただし、出席申し込みと参加者の男女別変更が
多く、宿舎の割当等について困難の点もあった。
参加者はそれぞれの学級生の代表であり、自分の学級運
営についての問題等も多く、研究協議は深まったものと思
う。
宿泊研修中の研修生の班別生活動は立派であった。天候に
めぐまれスポーツ交歓も盛会であり、県内学級生の交歓と
してはよかった。青年主張発表も管内で予選会を開催して
の代表だけあって内容・発表態度ともすぐれていた。
反省評価では3泊4日にして講議・討議等も内容をもっと
ほりさげたいという希望があった。
市町村教育委員会の引率指導者協力はよかった。
9 県研究青年学級の委嘱
(1) 勤労青年教育における青年学級は公教育機関として地域
における青年教育としてきわめて重要な役割を果たしてい
る。しかし急激な地域の変化により農村地域における学級、
都市における学級について地域の実態をは握し、そのうえ
にたって学級の開設運営、学習内容の編成にあたる必要が
ある。そこで、地域的に研究学級を委嘱しその開設運営に
ついて研究しその資料の提供を求め、本県青年学級の振興
方策の資料とする。
(2) 委嘱研究青年学級
教育事務所 委託教育委員会 研究青年学級名 信夫 福島市教育委員会 福島市中央青年学級 伊達 梁川町教育委員会 梁川町青年学園 安達 本宮町教育委員会 南達産業学園 〃 東和町教育委員会 東和町農業専修学園 岩瀬 須賀川市教育委員会 須賀川市中央青年学級 〃 長沼町教育委員会 長沼町青年学級 双葉 大熊町教育委員会 大熊町農業青年学級
(3) 研究課題
1) 地域の実態 青年の欲求等調査のうえ学習内容編成は
どのようにしたらよいか。
2) 青年学級の学習内容を深めるため、どのような施設設
備が必要か。
3) 学習活動のため効果的組織はどうあるべきか。
4) 講師、学級主事等の指導体制をどのように確立したら
よいか。
5) 学級運営、学習活動を充実させるための学級PTA、
(後援組織)の組織をどのようにするか。
(4) 研究委託
1学級 2万円(8学級)2年間研究委託
(5) 効 果
本年度は2ヵ年の研究成果をまとめて、それぞれの設定
した課題について検討し、県研究青年学級報告書を作成、
44年度中に発行の予定である。
10 県青年学級研究協議会の設置
(1) 趣 旨
進みゆく社会の変化に対処して、勤労青年教育の振興充
実をはかるため、公教育機関としての青年学級のありかた
を研究する一方、地域類型による青年教育の体系を確立す
る。また各青年学級の開設促進のための指導助言を行ない
本県勤労青年教育の振興をはかる。
(2) 研究協議会委員 20名
教育 事務所 氏名 年令 職名 勤務先 住所 信夫 七島征 29 社会教育主事 福島市 教育委員会 福島市桜木町12-31 〃 山河信海 53 福島市中央公民館長 〃 〃御山字西坂8 伊達 高橋好 58 公民館主事 保原町中央公民館 伊達郡保原町栄町100の6 安達 武藤正四 52 教育次長 岩代町教育委員会 安達郡岩代町小浜横町1 の2 郡山 浅見高由 43 中央公民館長 郡山市中央公民館長 郡山市鶴見壇10の4 〃 滝田要司 36 社会教育主事 郡山市教育委員会 郡山市喜久田町堀ノ内116 岩瀬 高久田大一郎 55 公民館長 須賀川市中央公民館 須賀川市本町7