教育年報1968年(S43)-124/197page
(3) 昭和43年度青少年教育指導員
管内 氏名 住所 信夫 高橋定 福島市飯坂町字十綱町9 伊達 山際健次郎 伊達郡梁川町 安達 原瀬宗彦 安達郡本宮町荒町19 郡山 菊地健太郎 郡山市虎丸町24-5 岩瀬 小野三郎 須賀川市上北町84 南会津 二宮佐吉 南会津郡下郷町大字大松川 北会津 秋月鏡観 会津若松市日新町16-33 耶麻 山口彰一 耶麻郡熱塩加納村加納字蘇原 両沼 斎藤洋一 河沼郡会津坂下町青木 西白河 円谷和三郎 西白河郡西郷村 東白川 二階堂馨 東白川郡矢察町 石川 穂積安光 石川町新町25 田村 三坂哲元 田村郡大越町大字上大越字蟹沢 いわき 水野順平 いわき市泉町泉198 双葉 渡部正義 双葉町長塚字町西1 相馬 島義重 相馬市上須萱
(4) 効 果
青年の学習や、研修の会、あるいは青少年団体の行事に
参加し指導助言にあたり、県行政や指導の趣旨を波及し、
地域の声を県に反映する貴重な存在となっている。
設置して第2年度になり、その存在も地域に理解されてき
たので、今後の活躍が期待される。
第3節 成人(婦人)教育
1.概 要
本年度は、家庭教育学級・成人学校の普及と高齢者学級の
充実、婦人学級の拡充、高等学校開放講座の充実と社会通信
教育の普及、PTAおよび婦人団体の指導者の養成、健全な
活動の助長に重点をおいて推進してきた。
家庭教育学級の普及充実については、家庭教育研究集会を
とおして、その企画運営等について具体的研究をおこない、
婦人学級については文部省委嘱・県研究婦人学級を拠点とし
てその充実、普及をはかり婦人学級生大会をとおし、反省と
今後の課題について検討してきた。
高等学校開放講座については、県下6高校に開設を委嘱し
施設を地域住民に開放し、社会通信教育については、郡山市
において研究集会を開催し、共同学習班の育成をはかり普及・
充実につとめてきた。またPTA、婦人団体については、研
究集会や指導者講習会を中核として、団体の民主的運営、指
導者の役割等を身につけるべく指導者の養成に努めてきた。
さらに一般行政との密接な連携、団体相互の連絡提携などに
より、各種の条件整備をはかってきた。
2.PTA指導者研修会
(1) 目 的
PTAの組織、運営、活動上の諸問題について研究協議
し、PTAの地域活動の助長をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会
福島県PTA連絡協議会
(3) 期日・会場・参加者数
〇昭和43年5月24〜25日
〇いわき市小名浜磐城体育センター
〇358名
(4) 参加対象者
〇小中学校PTA幹部指導者
(5) 講師および助言者
1) 講 師
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
福島県教育庁社会教育課主幹 大越源三郎
福島県教育庁義務教育課主幹 天野幸夫
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員・県教育事務所社会教育主事
(6) 研究内容
1) 講 義
PTAの組織・運営・活動上の諸問題について。
2) 協議事項
ア. PTAはどんな組織でどのように運営したらよいか。
イ. 会員のための学習活動はどのようにすすめたらよい
か。
ウ. こどもの校外生活指導をどのようにしたらよいか。
エ. こどもの生活環境の浄化活動をどのようにしたらよ
いか。
(7) 効 果
時代の進展に即応するPTAの望ましいあり方について
具体的事例を通して研究協議し、方策が検討され、本質的
活動についての理解が深まり、幹部指導者としての資質と
自覚が高められたので、PTAの地域活動の助長に貢献し
たものと思われる。
3.PTAモデル地区育成
(1) 目 的
PTAの本質的活動をすすめるため、各教育事務所管内
より1PTAをえらんで研究を委嘱し、組織、運営、活動
についての実践的研究を深め、その成果を県下に発表し、
PTA活動の助長をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会
(3) 研究テーマ
1) 共通テーマ
望ましいPTAの組織、運営はどのようにすればよいか。
2) 選択テーマ
ア. 会員の教養を高めるための活動
イ. 児童、生徒の校外生活指導活動
ウ. 地域社会における環境の浄化、改善活動
(4) 研研期間昭和43年7月より昭和44年3月まで
(5) 研究PTA(各教育事務所1PTA 計16PTA)
(6) 効 果
研究PTAにおいてはそれぞれ地域の特性、PTAの特
色を明らかにし、組織、運営、活動上の現状とその問題点
を分析して研究計画を立て、父母と教師が一体となって真
剣に実践的研究を進めてきたので多大の成果をおさめた。
研究報告書は全県下の小・中PTAに配布したので波及的