教育年報1968年(S43)-125/197page

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 効果があるものと思われる。

 4.PTA研究調査

(1) 目  的

  PTAの現状とその問題点をは握して改善の方向を見い

 だし、時代の進展に即応する望ましいPTAのあり方をも

 とめる。

(2) 主   催

  福島県教育委員会

  福島県PTA連絡協議会

(3) 研究委員

  福島大学教育学部教授      平井博

  同               古籏安好

  郡山女子大学短期大学部講師   長谷川寿郎

  福島市立福島第四中学校教諭   鈴木忠良

  福島市社会教育委員       今井豊蔵

  福島県PTA連絡協議会長      瀬戸孝一

  福島市立福島第一小学校長    沼崎忠蔵

  福島市立福島第一中学校長    西沢長吉

  福島県教育庁社会教育課長    佐藤正義

  同          主幹   大越源三郎

  同課員および教育事務所担当者

(4) 実態調査項目

 1) PTA会長の任期と子女の在学の有無およびPTAに

  おける校長の立場にういて

 2) PTAの会員構成について

 3) PTAの組織運営上の問題点について

 4) PTAの予算について

 5) 会員の教養を高めるための活動について

 6) 児童生徒の校外生活指導活動について

(5) 調査結果の処理

 1) 調査の結果については信夫教育事務所三瓶秀次・

  岩瀬教育事務所佐藤二郎・両沼教育事務所斎藤正・

  いわき教育事務所江尻泰・県社会教育課石塚忠光の5名によって

  集計を行なった。

 2) 昭和44年度においてPTA研究委員会を開催し、調査

  結果の考察と改善の方向についてじゅうぶん研究討議を

  行ない、その結果を集録して「福島県のPTA(第2集)

    として刊行する予定である。

 5.婦人団体指導者研修会

(1) 趣   旨

  現在の社会の変ぼうの中で、婦人団体のもつ役割を検討

 し、健全な運営と活動の助長をはかるとともに、婦人資質

 の向上をはかり、婦人教育の振興に資する。

(2) 期日・会場・参加者数

  昭和43年7月15・16・17日

  国立磐梯青年の家   109名

(3) 内容および方法

 1) 研究課題

   「地域社会の進展や婦人生活の変化に対応し、今日の

  課題に応ずる婦人団体活動の内容と方法はどうあったら

  よいか。」

 2) 講   演

   「かしこい消費者」  「婦人の健康」

   「期待される女性」

 3) 講   義

  ア. 社会の変化と婦人生活

  イ. 婦人団体の種類、特質、歴史

  ウ. 団体の組織と運営

  エ. 集会のもち方、話し合いのしかた

 4) 研究部会 4部会

   協議題  団体活動の現状

        今後の婦人団体の活動

 5) 全体会 分科会報告全体討議

 6) レクリエーション 歌と室内ゲーム

(4) 効   果

  本年度は各種団体のリーダーを対象として開催されてか

 ら6年目にあたる。従来は県下4会場において開催してい

 たが本年度は県下1会場・2泊3日で実施した。各団体か

 ら参加者も予定どおり出席し、なごやかなうちにも、規律

 正しい研修が行なわれ好評であった。今後の健全な地域活

 動が期待される。

 6.婦人の国内研修

(1) 目   的

  県内の婦人団体、および婦人教育関係者を山形・秋田県

 に派遣し、農村地域における婦人に関する教育・文化・産

 業・生活・団体活動について実地視察・研究調査を行なう

 とともに、その地域の婦人との交歓を行なうことにより、

 社会的視野をひろめ、もって婦人の資質の向上ならびに明

 るい社会の建設に寄与する。

(2) 期日・派遣地

  昭和43年9月24日から9月30日まで(6泊7日)

  山形県・秋田県

(3) 参 加 者

  10名(うち引率者1名)

(4) 視察調査地ならびに研修内容
調査地 内容
東根市 ○東根市連合婦人会との交歓(農村における 婦人会活動) ○社会福祉施設見学 老人休養施設・母子休養ホーム
大蔵村 ○大蔵村婦人会との交歓会(農村婦人会にお ける調査活動)
増田町 ○増田町婦人会・婦人学級との交歓会(農村 における婦人の学習活動)
秋田市 ○秋田県の婦人教育
雄和村 ○雄和村婦人学級との交歓会(農村における 婦人の学習活動
秋田市 ○秋田市社会施設見学 秋田県立美術館見学
大潟村 ○大潟村干潟地農村見学(新しい農村の経営 について



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