教育年報1968年(S43)-154/197page

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   第5節 学校体育

  1 小・中学校体育実技講習会

 小・中学校体育担当者の実技指導力の向上を図り、学校体

育の充実を期するため開催した。

(1) 期 日  7月を中心とし、各開催教育事務所にて決定

(2) 会 場  小学校は、16教育事務所ごと

       中学校は、信夫・北会津・いわき・相馬の各

       教育事務所

(3) 参加者  小学校約710名、中学校約160名

(4) 概 況

  昨年度と同じように、小学校は各教育事務所ごと、中学

 校はブロック単位で実施したが、いずれの会場においても、

 熱心に受講され、研究協議も効果的であった。今後は、女

 子指導者を中心とした各領域の実技研修の機会を多くする

 とともに男子指導者についても、不得意な領域を積極的に

 受講するよう呼びかけていきたい。

 2 水泳実技ならびに水泳管理講習会

 県下児童・生徒の水泳事故件数は、年ごとに増加する傾向

にあり、その対策がさけばれているとき、指導者の泳力や水

泳指導力を高め、安全管理を徹底させるべく本講習会を開催

した。

(1) 期 日  7月中の2日間

(2) 会 場  16教育事務所ごと

(3) 参加者  約900名

(4) 概 況

  関係市町村教育委員会、水泳連盟、警察署ならびに各関

 係団体の協力を得て、実技を中心に、救助法、安全管理等

 についての有意義な講習会を開催することができた。なお、

 昨年度の反省事項であった、女子指導者の泳力を高めるこ

 とについては、各会場ごとにじゅうぶん配慮した結果、昨

 年以上の参加をみることができ、予想以上の成果をあげる

 ことができた。今後はますます女子指導者の泳力を高める

 ことに重点をおき、泳げない指導者がいなくなるよう努力

 したい。

 3 第14回福島県高等学校体育大会

 県高等学校体育連盟・県教育委員会・県体育協会・開催市

町村教育委員会共催のもと、各ブロック予選を通過した選手

が参加して、原町市を中心に熱戦が展開された。」

(1) 前期大会(陸上競技ほか6種目)

  相馬市・原町市中心。6月4日〜7日。

  参加選手約3,000名。

(2) 後期大会(バレーボールほか16種目)

  相双地区中心、6月18日〜20日。参加選手約4,000名。

(3) 漕艇競技大会

  6月15・16日、荻野漕艇場。参加選手約200名

(4) 水泳競技大会

  7月21日〜23日  いわき市。参加選手約400名

(5) ラグビー競技大会

  10月25日〜27日 いわき市 参加選手約200名。

(6) スケート競技大会

  1月12日・13日 土湯リンク 参加選手約60名

(7) スキー競技大会

  1月21日・22日 猪苗代町 参加選手約400名。

 なお、本大会の成績および大会運営等については、県高等

学校体育連盟編「昭和43年度高体連年報」を参照されたい。

 4 昭和42・43年度県学校体育研究指定校

    研究発表会

 県研究テーマ「児童・生徒のよろこびを高める指導はいか

にあるべきか」を中核として、各研究指定校設定テーマに基

づいて、2年間の研究の成果を各学校ごとに発表した。

 (1) 伊達郡霊山町立掛田小学校(遠藤順一校長)

   9月12日 約130名参加

 (2) 南会津郡伊南村立伊南小学校(酒井正敏校長)

   9月16日 約100名参加

 (3) 大沼郡金山町立横田中学校(荒木勝美校長)

   9月17日 約50名参加

 (4) 須賀川市立須賀川第一中学校(古市克恵校長)

   9月19日 約70名参加

 (5) 東白川郡古殿町立宮本小学校(不破敬也校長)

   9月20日 約120名参加

 (6) 喜多方市立慶徳小学校(川島忠夫校長)

   9月26日 約100名参加

 (7) 安達郡岩代町立小浜小学校(小松茂吉校長)

   9月27日 約120名参加

 (8) 双葉郡浪江町立浪江中学校(勝山力衛校長)

   11月4日 約70名参加

 詳細の研究内容については、昭和42・43年度県学校体育研

究指定校「研究集録第10集」を参照されたい。

 5 第7回全国学校体育研究大会

 全国各地より学校体育関係者約1,500名の参加を得て、授

業研究をはじめ、平素の研究や実践を発表・協議しあって、

問題解決のための有意義な大会を開催した。

(1) 研究主題 「学校体育の中で、体力つくりをどのように

       進めたらよいか」

(2) 期 日  昭和43年10月7日〜9日

(3) 会 場  会津若松市民会館、会津若松市立城西・行仁・

       一箕・日新小学校、会津若松市立第三・

       第四中学校、県立会津女子・会津工業高等学校

(4) 概 況

  県下小・中・高等学校ならびに大学が一体となって研究

 を推進してきた成果を全国からの参会者にじゅうぶん発表

 することができた。なかでも、各会場校において公開され

 た授業や全校体育などは参会者に多くの感銘を与え、好評

 のうちに閉会することができた。

  なお、研究内容および大会運営・反省等については、第

 7回全国学校体育研究大会の「研究紀要」・「大会報告書」

 を参照されたい。また、第11回県学校体育研究大会もかね

 て開催したが、会津若松市教育委員会ならびに各関係団体

 のご協力により盛会のうちに終了することができた。



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