教育年報1968年(S43)-169/197page
実施内容は、いわき・耶麻 両沼教育事務所管内の
25才〜34才までの被扶養者の有しない者で、参加を希
望した者120名のうち100名を2班とし、1泊2日の
日程で次のコースを巡回した。
ア いわき市平発→赤井谷地→飯盛山→御薬園→
芦の牧→鶴ヶ城→スカイライン→福島→平
イ 若松駅前発→上三阪→内郷→小名浜港→沼の内
→内郷→四倉→久之浜→スカイライン→若松
5 共済組合の施設
(1) 現施設の運営状況
公立学校共済組合は、組合員とその家族のための福祉施
設として、全国各県に宿泊施設を、又温泉地には保養所を
設置しているが、飯坂温泉にある公立学校共済組合飯坂保養所、
通称「吾妻荘」も組合員の保養施設の一つである。
これらの共済組合各施設の運営については、共済組合の
各県支部がその指導監督にあたっているが、各施設とも開
設以来相当年数を経過し、老朽かつ狭隘となってきている
ため、組合員の利用は年々低下する傾向にあって、利用料
金の最高限度額が制限されている反面、職員給与のアップ
原材料の高騰などにより経営は苦しく、ほとんどの施設が
赤字経営である。
当飯坂保養所の、昭和43年度における利用状況は次のと
おりであるが、昭和44年度に建替えが行なわれるなどのこ
とから、内部設備の改善等も必要最少限度にとどめている
ため、利用率の向上に努力しているにもかかわらず、延び
悩みの状態にある。
昭和43年度利用実績表
組合員 組合員外 計 利用率 摘要 宿泊 人 8,448 1,201人 人 9,649 58.2% 昭和42年度
宿泊人員10,561人
宿泊外3,858人
利用率 宿泊63.6%
宿泊外27.4%宿泊外 3,698 423 4,121 29.2 計 12,146 1,624 13,770
(2) 保養所の建替え
宿泊施設整備5ヶ年計画にもとづき、建替えされること
になった。公立学校共済組合飯坂保養所(仮称)の新築工事
は昭和44年3月18日入札が行なわれ、各工事(建築・電気設備
・機械設備)の請負業者が決定し、3月27日に起工
式を終り、昭和45年3月末にはホテル形式の立派な施設が
完成することになった。
新施設の概要
建築場所 福島市飯坂町中ノ内
敷地面積 5,187.87m2(1,569.23坪)
建築面積 1,912.54m2(578.54坪)
床面積
1階 2階 3階 4階 塔屋 地階 計 会合棟 36.799
(11,132)397.09
(120.12)451.74
(136.65)― ― ― 1216.82
(368.09)宿泊棟 39.885
(12,065)416.96
(126.13)418.70
(126.65)419.87
(127.01)40.75
(12.33)― 1695.13
(512.77)管理棟 301.10
(91.08)66.44
(20.10)75.03
(22.70)― ― 179.28
(54.23)(62185)
(188.11)合計 1067.94
(323.05)880.49
(266.35)957.47
(286.00)419.87
(127.01)40.75
(12.33)179.28
(54.23)3533.82m2
(1068.97)坪
車庫 ― 80.61m2
(24.38)坪
職員宿舎 126.04
(38.12)167.24
(50.59)167.24
(50.94)460.52m2
(139.30)坪構造・規模 会合棟 RC造地上3階建
宿泊棟 RC造地上4階・塔屋1階建
管理棟 RC造地上3階・地下1階
職員宿舎 RC造地上3階建
収容人員 会合収容人員
会合収容人員
室名 床面積 室数 収容人員 m2 坪 大会合室 153.10 46.31 1 115名 小会合室 61.41 18.57 1 46名 和式会合室 214.52 64.85 1 102名 合計 263名
宿泊収容人員
室名 客室数 定員 バストイレ付 バストイレなし 計 1室当り 計 和室6帖 ― 1 1 2 2 和室8帖 ― 17 17 3 51 和室10帖 ― 7 7 4 28 和室12.5帖 2 1 3 5 15 洋室 2 2 2 4 合計 4 26 30 ― 100名
6 貸 付 事 業
公立学校共済組合員が自己の用に供する住宅の新、増・改