教育年報1968年(S43)-183/197page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

表5 特許関係調査相談状況(昭和43.4〜44.3)
種別/職業別 調査相談をうけた件数 閲覧人員
公務員 会社員 商業 団体 職員 自由業 農業 計 (件)
特許 5 14 10 2 1 1 33 65
実用新案 2 18 12 3 1   36 80
意匠 1 3 2       6 10
商標   2 4 1     7 18
審決           1 1 3
その他 1 2 1 1     5 45
9 39 29 7 2 2 88 221

表6 複写サービスの処理件数(昭和43.4〜44.3)
資料 件数 枚数(B4) 枚数(B5)
新聞 101 810 989
雑誌 13 43 37
参考図書 77 356 163
郷土資料 49 892 755
一般図書 41 153 291
官報 3 18 0
特許 11 20 40
その他 3 85 10
298 2,377 2,285

表7 特別貸出し状況(昭和43.4〜44.3)
  件数 冊数
県庁関係(県史を含む) 63 187
その他の官公庁 32 99
図書館関係 12 19
会社・事業所 21 40
報道関係 41 98
学校 19 39
一般利用者 19 42
その他 3 6
210 530

表8 過去5ヶ年間の利用状況の推移

1 利 用 者 数
層別/年度 39 40 41 42 43
一般 25,420 25,390 30,162 24,270 25,530
学生・生徒 (大・高・中) 77,755 55,665 71,251 73,441 69,309
児童 7,569 5,012 4,989 5,678 5,349
110,744 86,067 106,405 103,389 100,188

2 利用図書冊数

図書別/年度 39 40 41 42 43
一般図書 24,088 18,374 18,514 17,474 14,208
同上(館外) 13,385 10,377 16,242 19,360 27,194
児童図書 18,089 12,393 10,506 13,943 15,954
雑誌 3,528 2,990 2,456 2,976 695
59,090 44,134 47,718 53,753 58,051

  第4節 館 外 奉 仕

 1 移動図書館"あづま号"の更新

 2号車としてのあづま号は昭和35年以来8年間約8万粁に

及ぶ走行に達し、相当老朽化した。本年は3号車として新車

購入の予算化がなされたので、従来の経験から半永久的に続

けられるであろう移動図書館の運行により快適な構造、性能

を目ざして設計にあたったが、他県にも比を見ない車の実現

を見ることができた。以下詳細について述べる。

(1) 収容図書冊数

  サービス業務の形態から割出した書架の収容冊数を2,000

  冊とし(1コース、1巡回の貸出冊数約1,000冊)、書架

  1,800冊、書庫(戸棚)200冊、計2,000冊とした。

(2) 構造形式

  交通事情の変転に伴い、従来の形式の外側書架形式を

  やめ、室内書架形式を採用し、採光も十分とれるよう窓を

  全部生かし、書架にあたる部分のガラスは固定式とした。

(3) 車種の選定

  運行地域は山間辺地から混雑した市街地におよんでいる

  ので、車輌制限規制を受けない中型バス(三菱ふそうMR

  620、110PS)とした。

(4) 室内の諸装置

  利用者に快適なムードで選書じてもらえるように、

 1) 換気装置には吸排両用換気扇2箇(前後)をとりつけ

   た。

 2) 暖房装置には寒冷期間の長い本県の場合を考慮して、

  温風式暖房を採用して室内全般に行きわたるようにした。

 3) 照明装置としては夜間の業務も行ない得るよう螢光灯

  を5個所にとりつけた。

(5) 本車の諸元および性能

  ホイルベース         3,630m/m

  全長            約7,800〃

  全幅            〃2,250〃

  全高            〃3,100〃

  室内高           〃1,825〃

  車輌重量          〃4,600kg

  最高速度            105kg/h

  登坂能力             30%

  最小回転半径          6.9m

  エンジン         6 DS 10型

  燃料タンク           100l

  乗車定員             8名

(6) 購入価格および購入先

  価    額         350万円

  購 入 先    福島三菱ふそう自動車販売(株)

  2 移動図書館および貸出文庫

  7月より新車による巡回となった。前述のように機能一新

 したため、乗務員の居住性のよさ、利用者側の利用のし易さ

 ということで、職員も勇んで乗務を希望するといった具合に

 従来なやまされた夏冬両期間もスムーズに予定通り運行され

 た。利用状況は総冊数においてはさしたる変化も見られない

 が、部門別に見ると館内同様、各部門バランスがとれてきて

 いることである。従来とかく館外は軽読書的なものとして収

 書にあたっていたが、これらのことをふまえて、車にふさわ

 しい内容の充実について、大いに意をはらわなければならな



[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。