教育年報1969年(S44)-103/241page

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 は今後じゅうぶん研究・検討されなければならない。

  単位数の増が、単に内容の高度化や受験指導者に向けら

 れたら理数科の正常な発展は望めないと考える。

  そのほか、施設・設備の問題、進路指導、生徒指導(同

 一校内の普通科との関係など)の問題などが、関係者に与

 えられた重大な課題であると考えられる。

 2 理科教育振興法に基づく設備の充実

 理科教育振興法に基づく理科教育設備費補助事業は、昭和

29年から実施され、以来10数年を経過している。

 その間、昭和36年に設備基準の一部が改訂され、昭和40年

には学校規模・品目・基準数量・基準単価等について、比較

的大幅な改訂が行なわれた。次の各表に示すようにこれ

まで多数の学校に多額の補助金が注入されてきたが、全国的

に見るとまだ低率であることは否定できない。本県理科教

育の進展を考えるとき、また理科教育の現代化を志向すると

き、今後その充実対策をさらに強化する必要があると考える。

 なお、現有設備の活用についていっそう考慮することによ

って、この設備補助の趣旨がじゅうぶん生かされるよう、関

係者は努めなければならないと考える。

 以下の理科教育設備関係の各表は44.5.1現在の調査に

よるものである。

(1) 理科教育設備基準

学校規模 生徒数 基準金額 学校数
高校1 1人〜300人 5,769,800 1
高校2 300人〜1,200人 6,493,560 51
高校3 1,201人〜 7,492,590 25
盲学校 小中学部 1,232,420 3
盲学校 小中高等部 3,284,840 1
ろう学校 小中学部 1,108,560 3
ろう学校 小中高等部 2,668,380 1
養護学校   2,019,860 2
(含平分校)

(2) 学校規模別設備充実状況
規模別/区分 学校数 基準金額 充実金額 充実率
高校1 1 5,769,800 2,021,490 35.0
高校2 51 331,171,560 126,123,470 38.1
高校3 25 187,314,750 79,020,730 42.2
盲学校 4 6,982,100 3,625,780 51.9
ろう学校 4 5,994,060 3,429,050 57.2
養護学校 2 4,039,720 1,760,170 43.6
87 541,271,990 215,980,690 39.9

(3) 充実率別学校数
規模別/充実率(%) 20〜
29.9
30〜
39.9
40〜
49.9
50〜
59.9
60〜
69.9
70〜
79.9
80〜
89.9
高校1 1 1
高校2 1 27 19 2 49
高校3 1 12 13 1 27
盲学校 1 1 2 4
ろう学校 1 1 2 4
養護学校 2 2
2 42 34 2 2 4 1 87

(4) 各校の設備充実状況
校名/区分 規模別 充実金額 充実率
1 福島高 3 3,352,010円 45%
2 福島女子高 3 3,128,120 41.8
3 福島西女子高 2 2,749,200 42.3
4 福島商業高 3 2,616,740 34.9
5 福島農蚕高 3 2,264,870 30.2
6 福島工業高 2 2,022,570 31.1
7 飯坂高 2 2,683,960 41.3
8 川俣高 2 3,251,550 50.1
9 梁川高 2 2,848,750 43.8
10 保原高 3 3,228,990 43.1
11 安達高 3 2,954,580 39.4
12 二本松工業高 2 2,241,310 34.5
13 本宮高 2 2,601,700 40.1
14 安積高 3 6,691,050 89.3
15 湖南高 2 2,116,960 32.6
16 安積女子高 3 2,847,380 38.0
17 郡山女子高 3 3,231,950 43.1
18 郡山商業高 2 2,242,070 34.5
19 郡山工業高 2 2,115,920 32.6
20 郡山西工業高 2 2,476,600 38.1
21 須賀川高 3 2,833,390 37.8
22 須賀川女子高 2 2,563,740 39.5
23 岩瀬農業高 3 2,402,300 32.1
24 白河高 2 3,113,750 48.0
25 白河女子高 3 2,726,560 36.4
26 白河農工高 2 1,788,400 27.5
27 塙高 2 2,123,640 32.8
28 棚倉高 2 2,062,720 31.8
29 東白川農商高 2 2,529,500 39.0
30 石川高 2 2,374,760 36.6
31 田村高 3 3,434,870 45.8
32 船引高 2 2,457,850 37.9
33 小野高 2 2,495,930 38.3
34 会津高 3 3,348,310 44.7
35 会津女子高 3 2,394,580 32.0
36 若松女子高 3 3,263,520 43.6
37 若松商業高 2 2,223,790 34.2
38 会津工業高 3 2,714,340 36.2
39 猪苗代高 2 2,750,280 42.4
40 喜多方高 3 2,585,000 34.5
41 喜多方女子高 2 2,849,930 43.8
42 喜多方商業高 2 2,106,580 32.4
43 喜多方工業高 2 2,245,000 34.6
44 耶麻高 2 2,431,350 37.4
45 西会津高 2 2,285,640 35.2
46 大沼高 2 2,881,230 44.4
47 坂下高 2 2,853,900 43.9
48 会津農林高 2 2,224,520 34.3
49 川口高 2 2,186,760 33.7
50 田島高 2 2,678,380 41.2
51 南会津高 2 2,356,650 36.3
52 只見高 1 2,021,490 35.0
53 磐城高 3 3,629,880 48.4
54 磐城女子高 3 3,017,320 40.3
55 平工業高 2 2,871,230 44.2
56 平商業高 3 2,054,450 27.4
57 内郷高 3 2,608,100 34.8
58 好間高 2 2,636,950 40.6
59 湯本高 3 3,016,200 40.2
60 小名浜高 3 3,422,660 45.7
61 小名浜水産高 2 1,970,820 30.4
62 勿来高 2 3,453,440 53.2
63 磐城農業高 2 2,651,340 40.8
64 勿来工業高 3 2,449,400 32.7
65 遠野高 2 2,604,040 40.1
66 四倉高 2 3,121,160 47.6
67 双葉高 2 2,701,130 41.6

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