教育年報1969年(S44)-110/241page

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技能教育施設の名称 連携する高等学校 連携科目 指定年月日 施設の収容人員
協三工業株式会社職業訓練所 県立福島工業高等学校
定時制、機械科
機械工作、機械製図、原動機、
電気一般、機械実習
昭和38年4月4日 75名
常磐炭鉱中堅礦員習技所 県立平工業高等学校
定時制、機械科
機械実習、鉱山機械、原動機、
鉱山保安、採鉱、電気一般
昭和40年7月3日 50名
常磐製作所技能者訓練所 県立平工業 高等学校
定時制、機械科
機械実習、機械工作、機械材料、
電気一般、製図
昭和42年2月9日 20名
東北鉄道学園郡山工場分所 県立郡山工業高等学校
定時制、機械科
県立郡山工業高等学校
定時制、電気科
電気一般、工業経営、機械設計、
機械工作、広用力学、機械材料、
原動機、機械製図、機械実習
機械一般、電気応用、電子工学、
電気材料、電気理論、電子機器、
電気製図、電気計測、発送配電、
電気実習
昭和44年3月29日
昭和44年3月29日
90名
日東紡績株式会社郡山工場
日東郡山高等学園
向陽台高等学校 (大阪)
通信制、普通科
被服1、食物1
家庭一般
昭和43年6月6日
昭和44年 3月29日
113名
113名
福島県矢吹原経営伝習農場
福島県双葉経営伝習農場
県立福島中央高等学校
通信制、普通科
作物
畜産
園芸
昭和45年2月9日 260名
85名

 ◎ 産学共同方式について

 県立福島中央高等学校定時制夜間課程普通科と昭栄製糸株

式会社

(1) 設定年月日  昭和39年4月1日

(2) 生 徒 数  昭和44年5月1日現在

         1年 女子 36名

         2年 女子 29名

         3年 女子 37名

         4年 女子 33名

(3) 経営状況   昭栄製糸株式会社女子従業員の勤務条件

         にあわせ、昼間勤務者は、夜間本校で、

         夜間勤務者は、昭栄製糸工場分室で、隔

         週ごとに授業を実施している。

  第8節 へき地教育

 本県におけるへき地教育の現況は次表のとおりであるが、

表に示されているとおり、学校数においては県全体の約3分

の1以上をしめている。

 また、その分布は会津方部がとくに多く、ついで阿武隈山

系、奥羽山系となっている。

 一方、児童生徒数、学級数、教員数においてはそれぞれ

12.8%、16.9%、17.5%ときわめて低く、その大部分の学校

が小規模校や分校であることがわかる。

 へき地学校の状況(教育事務所指定以上) 44.5.1現在

項目 小中別 % 県全体に
対する割合
へき地学校 318校 41.8% 37.5%
82校 26.8%
児童生徒数 29,164人 13.4% 12.8%
14,994人 11.7%
学級数 1,295学級 18.5% 16.9%
464学級 13.4%
教員数 1,713人 19.1% 17.5%
908人 15.0%

 このようにへき地学校を多くかかえている本県では、県教

育委員会が積極的に総合的な立場に立ってその振興につとめ、

年々その成果がみられるようになったことはまことに喜ばし

いことである。

 1 複式学習指導法講習会

(1) 期日、会場

   6月 3日〜 4日 南会津郡田島町立栗生沢小学校

   6月23日〜24日 田村郡小野町立夏井第一小学校

                   湯沢分校

(2) 趣   旨

  複式学級担当教員に対し、複式学習指導改善のための学

 習指導法、ならびにシート式磁気録音機の利用、複式教科

 書の活用について講習し、複式学習指導の向上をはかる。

(3) 研究内容

 1) 学習指導の基本的な考え方について

 2) 同単元指導の教育的意義と指導計画の作製について

  〇 目標のたて方

  〇 学習内容のあげ方

  〇 直接指導、間接指導の進め方

  〇 教材、資料について

  〇 指導上の留意事項について

  〇 授業案の形式について

  〇 評価の観点のあげ方について

 3) 算数科複式教科書の活用のしかたについて

 4) 理科複式教科書の活用のしかたについて

 5) シート式磁気録音機の活用について

  〇 シートの作成のしかたについて

  〇 学習へのとり入れ方について

  〇 録音機の操作のしかた")実習

 6) へき地における家庭学習のあり方について

 7) 視聴覚教具、教材の活用のしかたについて

 8) 講演「複式学級における学習指導について」

               福島大学教授 宮口春雄


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