教育年報1969年(S44)-145/241page

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 1) 学習主題

   「郷土振興のため青年はいかに生きるべきか」

   〇 わたくしはこう生きる

   〇 現代の産業青年として何を学ぶべきか

   〇 郷土発展のためにいかに貢献すべきか

 2) 部会編成

   部会は次の4部会とするが、必要によりさらに分割す

  る。

  ・ 第1部会 18才未満の農村青年学級生 (学級の性格に

   より決定し、都市でも農業を主とした学級はここに入

   る。)

  ・ 第2部会 18才以上の農村青年学級生

  ・ 第3部会 18才未満の都市青年学級生 (なお町村にお

   いて商工業を主とした学級はこれに入る。)

  ・ 第4部会 18才以上の都市青年学級生

(8) 実 施 方 法

 1) 郷土に生きる青年の主張発表大会

  ● 発表課題 ・ 郷土振興とわたくし達の青年活動

           ・ 地域社会におけるわれわれの役割

           ・ 新しき時代に即応するために

    郷土振興のため、建設的で未来にむかって、明るい

    希望をもち、青年らしい意欲、情熱のあるものとす

    る

  ● 発表者  7名

  ● 入賞者  最優秀賞 大沼郡本郷町  大竹久子

        優秀賞  東白川郡棚倉町 陣野勉

        優秀賞  いわき市平   渡辺一雄

  ● 審査員

    国立磐梯青年の家所長     長田足穂氏

    NHK福島放送局長        大石吾一氏

    福島県公民館連絡協議会長   佐藤善次郎氏

    猪苗代町教育委員会教育長   五十嵐武比古氏

    県教育庁社会教育課長     大越 源三郎氏

 2) 部会研究 前述学習テーマで実施

 3) スポーツ交歓

   ブロック対抗ソフトボール大会

   ブロック対抗バレーボール大会

   ブロック対抗運動会

 4) 郷土芸能発表大会

   各教育事務所ごとに芸能発表を行なった。中でも、いわ

  き市平赤井青年学級生による発表「ジャンガラおどり」

  は郷土の芸能を青年によってうけつがれ、実にりっぱで

  あった。

(9) 効     果

  県内各地域青年学級のリーダーの宿泊研修であるので青

 年の家の全日程の生活はきわめてりっぱであった。各郡引

 率者はそれぞれ研修の役割を分担し、積極的に協力し、本

 大会の運営を円滑にした。

  全体会、分科会は現代青年の学習内容の編成や地域振興

 のため、いかに貢献するか等について理解を深めた。また

 スポーツ大会、郷土芸能発表大会をとおして学級生の親ほ

 くを深めることができた。

 9 県研究青年学級の委嘱

(1) 目     的

  勤労青年教育の重要性にかんがみ、青年学級の充実方策、

 とくに開設運営、学習指導について実際的な実験研究を行

 ない本県勤労青年教育の振興に資する。

(2) 研究委嘱青年学級名

教育事務所 教育委員会名 青年学級名
県北教育事務所 福島市教育委員会 福島市中央青年学級
県北教育事務所 梁川町教育委員会 梁川町青年学園
県中教育事務所 須賀川市教育委員会 須賀川市勤労青年学校
相双教育事務所 新地村教育委員会 新地村青年学級
いわき教育事務所 いわき市教育委員会 平窪青年学級
会津教育事務所 会津坂下町教育委員会 坂下町若葉学級

(3) 研究課題

 1) 共通課題

   「地域課題と青年の実態に即した青年学級の開設と運

   営」

 2) 指定学級研究課題

  ・学習意欲をたかめるための学習指導について

  ・ 青年学級と他機関連けいによる開設煙営について

  ・ 生涯教育における青年の学習について

  ・ 青年学級の後援組織について

(4) 研究委託費

  1学級 2万円(6学級)

(5) 効    果

  本年度より新たな課題のもとに上記6学級に2年間にわ

 たる研究を委託した。各学級とも2〜3の課題を選んで、

 積極的に地域性をもった研究をすすめ、充実した中間報告

 を提出した。

 10 県青年学級研究協議会の設置

(1) 目    的

  青年学級振興方策について調査研究するとともに、学習

 指導に関する研究および現地指導を行ない、本県青年教育

 の振興に資する。

(2) 委    員
氏名 年令 職業職名 勤務先 住所
大原亨 54 校長 郡山工業高校 郡山市桃見台15-21
村田春男 56 校長 岩瀬農業高校 須賀IIl市南町313
村田吉三 39 指導主事 教育研究所 福島市飯坂鍋沢4
高木豊 43 室長補佐 県民室 福島市東浜町5-17
遠藤賀身 43 主任 専門技術員 農業改良課 福島市北沢又字下釜 18-14
山河信海 54 公民館長 福島中央公民館 福島市御山字西坂3
七島征 30 社会教育 主事 福島市教育委員 会 福島市桜木町12-31 山田方
鈴木雄一 42 課長補佐 郡山市教育委員 会社会教育課 須賀川市小作田字宮 下60
高久田大一郎 56 公民館長 須賀川市立公民館 須賀川市本町7
佐藤春男 41 社会教育 係長 船引町教育委員 会 田村郡滝根町大字菅 谷字沖田399
小野隆男 39 公民館副館長 塙町公民館 塙町本町
大川原栄喜 46 社会教育 主事 塩川町公民館 耶麻郡塩川町大字中 屋沢字竹屋50


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