教育年報1969年(S44)-165/241page

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 〇 指揮法の理論と実際

 〇 これからの学習と地域活動について

  この研修会の参加者は、ほとんど学校関係の方々であっ

 たが、部門の性質上やむを得ないにしても、一般の方々に

 よる「たのしい合唱」の推進策を考えなければならない。

 全国的にみて高い水準にある本県の合唱は、まだまだ教師

 の手によって保たれていることができた。

 14 東北地区青年演劇指導者講習会

 青年演劇の健全な育成向上をはかるため、指導者、演出者、

演技者等関係者の参集を求め、青年演劇活動に関する運営上、

行政上の諸問題について研究するとともに実技指導を行なっ

た。

(1) 期     日

  11月29日〜30日

(2) 会     場

  県婦人会館 (福島市飯坂町湯野)

(3) 講     師

  茨木憲( 演劇評論家)

  永曽信夫 (演出家)

(4) 参  加  者

  98名 (県内34、県外64名)

(5) 内    容

 〇 講師の講義を中心に、質疑応答を行なう。

 〇 研究協議を通して、青年演劇の諸問題をさぐり、青年演

  劇の諸問題について研究を行なう。

 〇 モデル上演を素材にして、演出、演技、舞台美術および

  メークアップの研究指導を行なう。

 〇 脚本の創作、選定と演出について実技指導を行なう。

 〇 演出、演技を中心とした実技指導を行なう。

 15 そ  の  他

(1) 文学賞企画委員会

  県文学賞の基本的事項を審議し、本県文学の振興をはか

 る目的をもって年2回開催した。

 〇 文学賞企画委員

  鈴村満 社内慶雄 (小説) 三谷晃一、大友文樹 (詩)

  作山暁村、川上平太郎 (短歌) 藤村多加夫、豊田君仙子

  (俳句)

(2) 芸術祭運営協議会

  県芸術祭に関し県教育長の諮問にこたえるため、芸術祭

 関係機関団体および学識経験者で構成する芸術祭運営協議

 会を設け、3回開催した。

 〇 芸術祭運営協議会委員

  高山聡(県民室長) 鈴木重郎治、笠原美弥(県社会教育委員) 

  林正(原町市教育長) 平井博(福大教授)

  渡辺到源(美術評論家) 二之宮和(NHK福島放送局部長) 

  本多隼男(福島民報社主筆) 高橋良一郎(福島民友新聞社編集局次長) 

  並木良男(福島テレビ報道制作局長) 

  鈴木伝(郡山市文化団体連絡協議会長)

  星野正三(会津若松市文化団体連絡協議会長) 

  渡辺久(平市文化団体連絡協議会長) 

  熊田猛夫(白河市文化団体連絡協議会長) 

  佐藤惇(原町市文化団体連絡協議会長) 

  山川忠義(県美術協会長) 渡辺英雄(原町市教育次長) 

  植松正一(原町市公民館長)

(3) 選抜秀作美術展選考委員

  平井博(学識) 高橋良一郎(学識) 渡辺到源(学識)

  常盤大空(日本画) 斎藤正夫(洋画) 山川忠義(洋画) 

  若松光一郎(洋画) 太田良平(彫塑) 照井久良人(工芸) 

  藤本竹亭(書)

   第7節 文化財の保護

 1 概     況

 文化財の保護は、郷土に伝えられた貴重な文化遺産を保存

し、その活用をはかるとともに、将来の文化の発展に資する

ことにあるが、この趣旨に基づき、昭和44年度の重点施策と

して、「開発地域の文化財保護対策の強化」「市町村文化財保護

行政の強化」「指定文化財の管理の充実強化」「文化財愛護思想

の高揚」をかかげて諸事業を実施したが、県民の文化財保護

に対する理解と認識は逐次高まっている。

 2 文化財専門委員会議

 福島県文化財専門委員の会議に関する規定に基づき、年度

内に3回の会議を開催したが、その概況は次のとおりである。

(1) 第1回会議

 1) 期  日 昭和44年6月9日

 2) 場  所 県庁教育委員会室

 3) 内  容

  ア.  議長 (山口弥一郎) 副議長 (三本杉巳代治)選出

  イ.  報告事項

   (ア) 昭和44年度文化財事業計画について

   (イ) 前回の答申事項について

   (ウ) 雄国沼湿原植物群落の火災について

   (エ) 駒止湿原の本指定について

   (オ) 埋蔵文化財保存対策について

  ウ.  審議事項

   (ア) 県指定候補文化財について

  エ.  協議事項

   (ア) 本年度事業の実施方法について

(2) 第2回会議

 1) 期  日 昭和44年10月20日〜21日

 2) 場  所 猪苗代町望湖荘

 3) 内  容

  ア.  報告事項

   (ア) 文化財読本の刊行について

   (イ) 文化財保護行政研修会の開催について

   (ウ) 東北自動車道の遺跡発掘調査について

   (エ) 国指定候補の文化財について

   (オ) 県民俗芸能大会の開催について

  イ.  審議事項

   (ア) 県指定候補文化財について

   (イ) 文化財指定の調査のあり方について

  ウ.  協議事項

   (ア) 大内宿の保存について

   (イ) 昭和45年度の事業計画について


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