教育年報1970年(S45)-157/260page
青年の育成を目的とする。
(2)実施要項
1)実施主体福島県教育委員会
2)派遣先および人員
ア.県外研修性生
(ア)農村班 北海道勇払早来町 15名
(イ)都市班 北海道苫牧市 5名
イ.県内研修生
(ア)郡山班 福島県農事試験場 11名
(イ)福島班 福島県畜産試験場 9名
3) 期間
内容\研修別 県外 研修 事前研修 5月18日〜5月20日 国立磐梯青年の家 現地研修 8月19日〜8月30日 北海道早来町、苫小牧 事後研修 8月30日〜8月31日 福島市
内容\研修別 県内研修 事前研修 5月18日〜5月20日 国立磐梯青年の案 現地研修 7月20日〜7月27日 福島市・郡山市 事後研修 7月28日〜7月29日 猪苗代町県積慶家 4) 参加者の資格
下記要件を備えるもので、各教育事務所長ならびに市
町村教育委員会教育長から推せんをうけたもの。
ア.農業および商工業に従事する18才以上〜25才以下の
青年であること。
イ.青年学級生、青年団員および青年グループ員として
将来郷土にあって研修の成果を積極的に生かし得ると
認められるもの。
ウ.地域の信望あつく、研究心の強い青年であること。
エ.健康状態が良好なもので、特に胸部疾患および伝染
性の疾患のないもの。
5)参加者の選考
県教育委員会教育長が教育事務所長ならびに市町村教
育委員会教育長を通じ、本人に通知する。
6)研修内容
ア.研修の意義と方法
イ.地域青年団体活動の役割
ウ.福島県青年活動の状況
エ.研究主題の指導、研修方法
オ.農業経営の近代化。
カ.各研究期間の現地視察と研修
キ.社会教育関係団体との交歓研修
ク.団体の活動調査、社会教育関係調査
ケ.分宿農家実地研修
コ.研修課題の整理と研究発表
(3)効 果
県下で現に青年活動に精進している勤労青年を対象に本
県地域振興に積極的に活動する青年活動について理解を深
めた。また県内外の先進地の農業経営について実地研修し
近代的産業の振興について学習することができた。
共同宿泊研修をとおして、人間性の陶冶につとめ地域青
年リーダーとしての資質の向上をはかった。
6.青年団体指導者研修会
(1)目 的
青年団体および青年グループ集団の健全なる育成をはか
るため、青年団体の幹部指導者に対し、団体運営活動につ
いての基本的事項について研修し、もって県下青年集団の
発展をはかる。
(2)主 催
福島県教育委員会
(3)期 日
昭和45年11月25日〜11月27日
(4)会 場
耶麻郡猪苗代町、国立磐梯青年の家。
(5)参加者
1) 県内市町村における青年会長、副会長、役員。
2)青年グループ、サークルのリーダー。
3)市町村における青年教育担当者50名。
(6)講 師
東京理科大学教授 駒田錦一氏 福島大学教授 田口孝之氏 福島市社会教育委員 今井豊蔵氏 福島県文化センター総務部長 丹野清栄氏 福島県教育委員会 育長 三本杉国雄氏 福島県教育庁社会教育課長 大越源三郎氏 (7)助言者
国立磐梯青年の家職員、県教育庁社会教育課員、青年学
青年学級研究協議会委員、県公連役員、教育事務所担当者。
(8)研修内容
青年団体活動の位置づけならびに青年団活動の役割を明
確にし、団体活動を有効に展開するための組織づくりとリ
ーダーシップの在り方について研修し、全県的視野に立っ
て青年団活動の現状と問題点について検討する。
1)議義
ア.青年集団活動の必要性
イ.青年団体の組織と運営
ウ.青年団体幹部指導者の任務と役割
2)部会研究
上記講義にもとづいて参加者を3部会に分けて相互研
修をすすめる。
3)実技指導
フォークダンス、討議法、レクリェーション。
(9)効 果
社会教育関係団体としての地域青年会の正常な活動の助
長をはかるため、幹部指導に対し、団体運営の基本的事項
および指導の方法、技術について体得し、団体活動に対す
る自信と意欲をたかめたので、よい青年団体、グループの
指導者として、今後の活動が期待される。
7.地域振興青年指導者セミナー
(1)目 的
勤労青年が近代社会に適応し、地域振興の中核的推進者
として活動するため、地域におけるリーダーとしての基礎
研修をとおして、広い視野と、判断力・実践力を身につけ
た青年指導者の育成を目的とする。