教育年報1970年(S45)-160/260page
11.都市勤労青年教育振興協議会
(1)趣 旨
都市における勤労青年の増加にともない、勤労青年がそ
れぞれの職場で安定した社会人、職業人としての資質の向
上をはかるための教育は、未だふじゅうぶんの状態である。
これらの点にかんがみ都市における青年の動態、意識をは
握して、関係機関団体、企業等の代表が緊密なる連携のも
とに勤労青年教育について協議し、その指導方針、計画を
樹立して、都市青年の健全育成に資する。
(2)基本方針
1)都市化と就業構造の変動に伴う青年教育の総合的組織
化。
2)後期中等教育拡充との連携。
3)一般行政との連絡協議。
4)企業内教育関係機関団体との連携。
(3)事 業
1) 勤労青年教育指導方針の確立。
2) 総合的青年教育計画の樹立。
3) 教育機会の提供と施設設備の充実。
4) 団体・グループの育成。
5) 都市勤労青年生活意識、動態についての調査。
(4)協議会委員
氏名 役職名 住所 遠藤栄 福島県立相馬農業高校長 原町市高字大豆稼内66 遠藤七兵衛 原町市役所総務部長 〃 馬場字下中内38 加藤好治 原町青年会議所理事長 〃 北新田字本町236 古小高三夫 原町経営者協会長 〃 南町1の188 野崎静雄 原町市教育委員会指導課長 〃 旭町2の43 林正 原町市教育委員会教育長 〃 大原字清水86 村上靖一 原町市連合青年会長 〃 下太田字川内迫452 横田一郎 原町市役所農政課長 〃 小川町479 横田太郎 原町商工会議所専務理事 〃 東川3-32 渡辺英雄 原町市役所商工観光課長 〃 信田沢字中屋舗162 (5)講 師
「青年の生活意識」福島大学教育学部教授 古籏安好
(6)期日・会場
1) 昭和45年11月6日(金)原町市役所会議室
2) 昭和46年1月14日(木)原町市役所会議室
(7)効 果
指定第1年次にあたり2年間にわたる協議会の計画を樹
立し、講師の青年についての科学的分析に基づく問題指摘
をもととして、原町市の都市青年教育の現状と課題につい
て協議した。委員の熱心な協議により、具体的な振興策が
立てられ、ねらいとする青少年教育の総合化や連携が図れ
たことは大きな成果であった。第2年次は青年や企業主の
意識調査や企業者との懇談が計画され、さいごに都市勤労
青年の教育振興に関する総合的意見や施策がまとまり・関
係者に意見具申する計画であるのでその効果が期待される。
12.青少年教育指導員の設置
(1)趣 旨
青少年教育の振興充実をはかるため、市町村における青
少年教育の企画立案、実際指導ならびに青少年団体の健全
育成の指導にあたり、もって本県青少年教育の振興に資す
る。
(2)任 務
青少年教育指導員は市町村教育委員会、公民館、社会教
育関係団体の求めに応じ、つぎにかかげる事項について指
導助言にあたる。
1)青少年団体の運営および活動に関すること。
2)青少年の学習活動に関すること。
3)その他青少年教育の振興に関すること。
(3)昭和45年度青少年教育指導員
教育 事務所
担当 地区
氏名 住所 県北 信夫 高橋定 福島市飯坂町字十綱町9 伊達 八島博正 伊達郡国見町大字山崎字中川前 安達 松坂忠寿 二本松市若宮一丁目273 県中 郡山 菊地賢太郎 郡山市虎丸町24-5 岩瀬 佐藤三郎 須賀川市北町20 石川 穂積安光 石川郡石川町新町25 田村 川又恒一 田村郡三春町字中町3 県南 西白河 満山喜和 西白河郡大信村大字隈戸字仙久内屋敷12 東白川 坂田正次 東白川郡棚倉町大字棚倉字町裏79 会津 北会津 佐藤庄助 会津若松市花春町2-6 耶麻 山口彰一 耶麻郡熱塩加納村大字加納字藤原甲1,534 両沼 元木喬 大沼郡会津高田町大字旭字寺入漆原1,436 南会津 南会津 二宮佐吉 南会津郡下郷町大字松川字大座相乙916 いわき いわき 岡田敏 いわき市常磐上湯長谷町堀ノ内75 相双 双葉 石井卓 双葉郡富岡町毛萱字前川原7 相馬 島義重 相馬市山上須萱35 (4)効 果
県教委の主催事業の趣旨や成果の波及につとめ、市町村
教委の青少年行政や施策のよき助言者として活動しており、
青少年団体の相談として信頼されて活躍し、効果を上げ
ているので、青少年教育の振興上、その活動が期待される。
13.全国青年学級生大会
(1)全国の青年学級生代表が共同生活をとおして、研修、交
歓を行なうとともに、その連絡提けいをはかり、もって勤
労青年教育の振興に役立てる。
(2)主 催
文部省、全国青年学級振興協議会、静岡県教育委員会。
(3)期 日
昭和45年9月19日〜21日
(4)会 場
静岡県御殿場、国立中央青年の家。
(5)参加者 (学級生)
いわき市 福田茂光
会津坂下 佐藤初子
福島市 佐藤照夫
(6)研究方法
1)情報交換・研究協議
ア.主題「青年と学習」
(ア)何を学習しているか。
(イ)どのように学習しているか。
(ウ)学習の成果をどう生かしているか。