教育年報1970年(S45)-161/260page
イ.情報交換は班別とし、話合いを行なった。
ウ.講演
ア) 講演 「青春に生きる。」
イ) 講師 演劇評論家 栗原一登氏
エ.全体討議
ア)「未来と私たち」についてについてシンポジウム
形式により討議がすすめられた。
イ)登壇者(学級生代表)
(7)効 果
全国の勤労青年が御殿場に集まり今後、何を、どのよう
に学習すべきかについて、2泊3日の研修を実施し、地域
における青年学級の振興の問題について話合ったことは非
常に効果的であった。
霊峰富士の山麓での研修は、全国から参集した学級生に
深い感銘をあたえたことであろう。
14 社会通信教育研究集会
(1)趣 旨
県内の受講生が一堂に会し、学習方法や体験などを話し
合い、相互に激励し学習意欲を高めるための機会と場を提
供し、もって本県社会通信教育の振興をはかる。
(2)主 催
福島県教育委員会、郡山市教育委員会
(3)後 援
財団法人社会通信教育協会
(4)期 日
昭和45年10月18日(日)
(5)会 場
福島県立郡山工業高等学校
(6)参加者
1)県内社会通信教育受講生
2)市町村教育委員会社会通信教育担当者(計250名)
(7)講 師
福島県立郡山工業高等学校長
(8)面接講座・実施団体講師
講座名 実施団体 面接講師 孔版講座 実務教育研究所 高橋靖夫 簿記講座 日本通信教育学院 高田聡 速記講座 早稲田速記普及協会 栗城正義 建築士講座 日本建築技術者指導センター 加藤斉三 書道ペン講座 日本書道教育協会 網代澄亭 英語講座 日本英語教育協会 小川武二 保育講座 日本学芸協会 大戸美也子 ラジオエ学講座 ラジオ教育研究所 箕輪要 テレヒ技術講座 〃 矢次健次 レタリング講座 日本通信美術学園 湯浅恭璋 〃 〃 戸崎茂 (9)助言者
福島県教育庁社会教育課課長 大越源三郎 福島県教育庁社会教育課社会教育主事 鈴木兵威 〃 折笠常弘 福島県教育庁県中教育事務所所長 遠藤伊雄 福島県教育庁県中教育事務所社教育主事 増子銀司 〃 佐藤二郎 〃 大戸和美 〃 遠藤一明 郡 山 市教育委員会教育長 堀内鉄雄 郡山市教育委員会社会教育課課 長久保田敦 郡山市教育委員会社会教育課指導係長 橋本弘一 (10) 内 容
1)受講体験発表
2) 講演
3)各課程面接指導講議・実習・相談
(11)効 果
県内受講生は約8千人をかぞえ年1千人程度ずつ増加して
おり、個人学習への風潮の高まりが見られる。本集会への
参加者はとくに熱心であり県内各地から参加した。面接指
導、相談も、各講師の積極的指導により適切に行なわれた。
また、文部省委嘱「伸びゆく社会通信教育展」の開期中、
同地で開催したことは社会通信教育普及上成果があったも
のと思われる。
15.高等学校開放講座
(1)趣 旨
高等学校の教育機能を社会教育面に活用し、一般成人に
対して科学技術の発達、生活構造の変化等 最近における
社会の急速な進展に応じて必要な生活上、職業上の専門的
な知識・技能および一般教養を身につけさせることを目的
とする。
(2)委嘱方針
1)対 象 県立高等学校
2)参加者 一般成人、およそ40人以上
3)内 容 住民の学習要望に応じ、それぞれの教育機
関の特性をいかした専門的内容により30時以上
実施すること。
(3)昭和45年度県教育委員会委嘱高等学校開放講座
委嘱高等学校 講座名 参加人数 開講期日 人 年月日 日 会津農村高等学校 近代的農業経営講座 36 45.10.26〜10.30 猪苗代高等学校 主婦のための一般教養講座 74 45.9.26〜46.3.13 坂下高等学校 商工婦人一般教養講座 50 45.10.18〜46.2.21 なお、このほか、県教育委員会が文部省から委嘱をうけ、
実施した高等学校開放講座は次の通りである。
実施高等学校 講座名 参加人数 開講期日 人 年月日 日 相馬農業高等学校 農業経営講座 31 45.12.6〜17 小野高等学校 地域開発農業講座 170 45.12.19〜22 岩瀬農業高等学校 食品加工講座 70 46.1.8〜14 東白川農商高等学校 高等農民講座 211 46.1.11〜14 福島農蚕高等学校 大型農業機械講座 30 46.2.10〜19 (4)効 果
本年はとくに婦人の学習意欲の盛り上がりがあって、猪
苗代町、会津坂下町では、地域の協力のもとに開講したと
ころ、好評を博し再開を望んでおり、他の講座においても
高校の地域における社会教育的役割が認識されるとともに
多くの成果を上げ、将来への期待も寄せられ、成人教育振
興上、大きな成果を上げたものと思料される。