教育年報1971年(S46)-013/255page
(2) 日 時 昭和46年9月1日(水)・2日(木)
(3) 会場 公立学校共済組合飯坂保養所「あづま荘」
(4) 主 催 文部省、福島県教育委員会
(5) 参加者 東北六県の各市町村教育長、広報担当者および公民館広報担当者。
(6) 参加状況
青森県 秋田県 岩手県 山形県 宮城県 福島県 計 9 12 10 9 23 64 127
(7) 分科会および協議会
1) 第1分科会
ア.テーマ
市町村広報のなかに、教育行政広報をどのように位置
づけたらよいか。
イ.趣 旨
教育委員会が長部局へ広報資料を提供しているところ
や、公民館が教育委員会や市町村広報のかわりをしてい
るところなどのある現状で、資料提供や組織のありかた
について研究協議する。
ウ.分科会の発表者、司会者、助言者、記録者
発 表 者 司会者 助言者 記録者 青森県藤崎町公民館
社会教育主事補
小笠原睦男
秋田県飯田川町教育委員会
社会教育主事
淡路昭八郎
宮城県迫町教育委員会
社会教育係長
太布磯吉福島県教育庁
県北教育事務所指導主事
村岡房之助宮城県教育庁
行政課広報係長
吉田俊郎
秋田県教育庁
秘書室法規広報係長
工藤利夫福島県教育庁
県中教育事務所指導主事
加藤茂雄
2) 第2分科会
ア.テーマ
市町村教育委員会自体で行なっている教育行政広報の
充実強化をどうしたらよいか。
イ.趣 旨
教育委員会自体で行なっている要らん・広報誌(紙)
などの印刷物の発行や、有線放送などの電波利用や、そ
の他広報車の活用等の各種広報活動をいっそう充実・強
化するには、どうしたらよいかについて研究協議する。
ウ.分科会の発表者、司会者、助言者、記録者
発 表 者 司会者 助言者 記録者 岩手県九戸郡野田村
教育委員会主事補
下向容子
福島県岩瀬郡天栄村
公民館主事
常松辰夫福島県教育庁
県南教育事務所指導主事
本田忠治福島県教育庁
総務課指導主事
宗像敏郎
岩手県教育庁
総務課主事
古館博福島県教育庁
会津教育事務所指導主事
松川昭三
3) 第3分科会
ア.テーマ
教育行政に住民の声をどのように反映させたらよいか。
イ.趣 旨
教育委員会や長部局の実施する行政懇談会や、部落懇
談会等の各種教育行政広聴活動を、どう行なっているか
の例を提供しあい、そのありかたについて研究協議する。
ウ.分科会の発表者、司会者、助言者、記録者
発 表 者 司会者 助言者 記録者 福島県柳津町
教育委員会主事
新井田成善福島県教育庁
相双教育事務所
浅沼恒昭青森県教育庁
行政課企画広報係長
城戸幸次郎
山形県教育庁
企画調整課広報係長
大沼清福島県教育庁
南会津教育事務所
指導主事
鈴木一右
(8)分科会報告・全体協議
司 会 者 福島県教育庁総務課主幹 石井広中
記 録 者 福島県教育庁いわき教育事務所指導主事
三浦和夫
文部省大臣官房総務課 佐野英孝
(9)講 演
○「当面する文教行政の諸問題」
文部省大臣官房総務課長 柳川覚治
○「効果ある広報紙の発行について」
日本広報協会主幹 片岡純治
第6節 調査統計
昭和46年度に実施した調査統計事業はつぎのとおりである。
なお、学校基本調査については、県統計課に協力した調査で
あるが、その結果より「学校統計要覧」を刊行して広く活用
の便をはかった。
1.地方教育行財政調査
この調査は、昭和24年度から文部省と県教育委員会が共同
で実施している調査である。教育費がどのような財源から支
出され、どのように使われているかを調査し、教育行政の施
策の資料にすることを目的とする。
(1)学校教育費
支出項目を一般財務会計制度の予算科目に多少の変更を
加え、学校教育の機能にともなったところの支出金を調査
するといった特徴がある。
支出項目を大別すると、教授費、修繕費、補助活動費所
定支払金などの消費的支出と、土地費、建築費、設備費、
備品費の資本的支出、さらに、債務償還費に分けられる。
上記の支出項目は、つぎにみるように機能別により支出
額をどらえている。教員、用務員の給与は予算科目(節)
では給料、職員手当と同一科目であるが、本調査において
は、前者の場合は、児童・生徒の教授に要した経費になる
ので、支出項目別では維持費として取り扱っている。この
ような方法により大項目のほかさらに小項目を設定し、公
費と私費(寄付金)の負担割合などもあわせて究明し、父
兄負担軽減の資料として役立たせるためのものである。